岸田奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「愛したのは家族〜」を読んで、岸田さんのファンになり、2冊目を購入。今回は号泣はありませんでしたが、やはり彼女の言葉はいつも大事なことに気づかせてくれる。自分が見つけた素晴らしいというものを、好きな人にシェアして分かち合うことが、自分の喜びにつながるんだよね。
未来を明るく生きるために、未来のことを考えない、病気を持っている人たちはそんな選択をするんだとらいう気づき。
「家や人を失った傷は、他人が優しく寄り添うことはできても、1ミリの誤差もなく共感することはできないと思う。」
そうだね、全く同じ気持ちにはなれない。でも一緒に悲しむことはできる。気持ちがわかる、なんて軽々しくは言えないけど、見て見ぬふりも出来ない。
「すすめずらい本をすすめたいと思う関係性こそが、わたしが、喉から手がでるほど欲していた他人との絆ではないか。共感されなくたっていい。読まれなくたっていい。ただ、その人の本棚ぬあるというだけで、心の占有面積のどこか片隅にあるというだけで。」
この一文もよく分かる。欲張りなことは言わない。でも、ほんのちょっとでも、自分の感動をあなたと分け合えたら最高に幸せだし、そんな本もらったな、という記憶が残ったならに十分だと思うことが最近の自分にもありました。
母には受け取る才能がある。父には、差し出す才能がある。これもいい、表現だ。人の長所を見つける才能が彼女にはあると思う。
そんな自分自身のことが嫌いだと、最後に告白している。嘘をついていたことも。とても正直な人だと思う。自分を好きになりたいから書く。みんな誰しも、自分を好きになりなりたくてあがく時があるのかも。私もせめて、自分が好きな自分でありたいと日々思っている。
2冊目を読み終わって、やっぱり他人とは思えない感覚があるのだけれど、きっと多くの読者が同じように彼女に親近感を覚え、応援したくなっちゃうんだろうな。 -
Posted by ブクログ
父は他界
弟はダウン症
母は車椅子ユーザーからの生死をさまよう大手術。
祖父の葬式
祖母は認知症
やたら吠える犬一匹
めちゃくちゃ怖がりで顔さえも見せない犬一匹
凄まじい状況の日記でございました。
どれか一つでもあかんなぁ。
って思うくらい大変そうなのに、
どれもこれもドバッと放出。
本当にあかんかったのは書けなかった。
と、書いてあって。
そりゃそうよなぁ。と。
こんな、あかんことになってるのに、
認知症の診断結果が出なくて。ホームに入れないとか、、、、
本当読んでて、役所のやつも読みなはれや!
彼女のあかん日記を!
むしろ、読んでてまだ大丈夫だなっていう判断だったんか!?
まじで、ダウン症の弟が水泳教室に通うっていうのも。
そんなに、大変なんだ、、、と。
なんだかフリーとか、障害もなにもないフリーなどーのこーのって騒いでるけど、
結局これなんか!!!!
って、すごい思っちゃった、、、、
なんだか目が覚める勢いです。
認知症のばぁちゃんだけでも十分に大変だろうに、、、、、
さりげない弟くんに癒されるし。
本当凄まじい。
車椅子のお母さんが入院したから、作者が支えることになったんだけど。これを車椅子ユーザーのお母さんが全部担ってると思ったら、、、、
本当に本当に凄まじい。
お母さんが書く日記は、
もうあかんわ日記の果て
になるんじゃないかと思った。
#母は強い
#あかんことしかない
#せめて吠える犬なんとかしたい
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Posted by ブクログ
某テレビ番組に出演していた筆者を知り、読んでみたくなった。番組テーマは、障害者と家族。
障害を持っている弟や母、急死した父。辛い経験をしているはずなのに、明るくテンポのよい文章でこの上なく前向き。好感が持てる。スラスラ読める。
本書に出てくる、余命宣告を受けたカメラマン幡野広志さんの言葉に妙に納得した。
「死ぬ方はたぶん楽なんだよね。しんどいのは残された方だよ」
「残される人の後悔をどう減らせるか、を考えた方がいいと思うんだよね」
私が残された方だからか。心に残った言葉。
でも、きっと、死ぬ方も残される方もどちらも辛いに違いない。
本書あとがきに、“字が書けないのに、練習してこの本のノンブル文字(ページ番号)を書いてくれた弟。“とあり、ジンとした。家族に愛されてるな
この筆者、と。