岸田奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
笑って笑って泣ける、
"家族愛"がこれでもかと言うほどに詰まった一冊
ユーモアある岸田語録のすっかり虜に
苦しい状況を笑いに変えるセンス、
物事の捉え方・考え方、
ただただすごいなと
"家族だから愛したんじゃなくて、
愛したのが家族だった"
この言葉は胸の内に大切にしまっておきたいな
・起こるかどうかわからないことにおびえるより、怒ったあとにどうするか
・人を大切にできるのは、人から大切された人だけ
・死ななきゃなんとかなっちゃうよ
ここには書ききれない素敵なエピソードや優しい愛溢れる言葉の数々、何度も何度も読み直したくなる一冊に出会えたことに感謝 -
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Posted by ブクログ
ネタバレほんといろんな感情にさせられる本。
今回はおもしろ以外も多かった。父親の話やベンチャー企業の話は重い。
いろいろあるけどでもやっぱ著者の言葉の選び方とか思考の深さがあるからどれも読み応えある。
タクシードライバーさんや読者さんが特定の思想で自分を否定してきても、
「「そんなわけないだろ、なにをいってるんだこの人は」と思うことをやめた。返事はしない。ただ、そこに至るまでにどんな悲しみや怒りがあったのか、想像をする。」
そうだ、そうなのだ。
普通の環境で生きてきて特定の思想になる可能性は低い。
大きな悲しみや怒りはなかなか目に見えない。
想像しないとだよね。
あと学生時代所属していたベンチャ -
Posted by ブクログ
日常をこんなふうに楽しめて細やかに言葉にできるのはとても素敵。
タイトルで釣ってるところあるけどそれでも意外性あっておもしろい。
3組にケーキ屋尋ねられたエピソード、人生の芯が増えて花束になってるとか読んでて言葉にしてくれてありがとうって思った。
特に、学生ながら創業メンバーだった時の話が壮絶だった。一仕事終わるとお互いの悪いところを紙に書き見せ合うとか、自分の悪口を誤爆されるとか。平日は職場で寝泊まりとか。フリースタイルダンジョンに例えてるのがかっこよかった。
空港で野宿の理由もヤバすぎると思ったし、泊まりに来なよという友人の優しさを拒絶してしまうのもわかる気がした。