岸田奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
障害や家族の死といった、テーマとしては一般的に重く、話しづらいとされるものなのに、とてもリズミカルで、コミカルで、ユーモラスな文章で読みやすい。
1番印象に残ったフレーズは、『ハード(施設)は変えられなくても、ハート(人の対応)は変えられる。』
これも、ハードとハートをかけた表現だからこそ刺さる部分がある。
それに、やはり障害者やその家族という当事者が言うことにとても意味があると感じた。
私の仕事でいえば、ハードの改善ももちろん考えなければいけないことだけど、まずはすぐにできるハートの部分をどんどんと改善していきたいと思った。
最近、駅の中で白杖を持った視覚障害者の方に出くわしたが、声をか -
Posted by ブクログ
著者のPodcastをちょくちょく聞いている。
本書のサインをしている時、傘の絵が描きにくいので別のデザインにしたと言っていた。
新宿のブックファーストでこのサイン本を無事買えて、それを見届けられて嬉しかった!
相変わらず面白い上に心にグッとくる!
「わたしはスマホが割れていても平気だ。そこへ愛を見いだしたから。勲章はわたしがわたしに与えるのだ。
その方が、生きていて楽しい。」
カッコ良すぎるぜ、、、。
近内悠太氏の著書に救われた話もとても良かった。
「贈り物はもらうだけでなく、贈る側、つまり差出人になることのほうが時として喜びが大きいという点にあります。」
「相手に、優しさに見合うだ -
Posted by ブクログ
自分でnoteを書くにあたり、1番好きなnote作家(?)さんである岸田奈美さんの著書を読む事にしました。
こちらが処女作かと思い込んで読んだのですが、こちらでは無かったです汗
ご本人が「自認はサザエさん」といったような内容のnoteを書いていた気がしたので、少し記事を拝見した程度で私は岸田家に対して「岸田奈美と愉快な仲間たち」といったような認識を持っていたのですが、
この本を読んで、ヤングケアラーというか…
ヤングではなく大人、とはいえ、
家族の介護を余儀なくされた、被害者
というのは言い過ぎですが、
彼女に対して初めて「可哀想に」
といった感情を抱きました。
認知症の祖母、難病の -
Posted by ブクログ
「もうあかんわ」となってしまうような大変な状況。
でも、筆者は「もうあかんわ」とそこから逃げるのではなく、「あかんわ」と笑いにユーモアに変えて、進んでいく。
日記という形式で記され、(執筆当時は)先の見えない、ゴールの見えないなか
本当に辛いことも、大変なことも、投げ出したくなることもあったと思う。
でも、読んでいてもなぜか暗~い気持ちにはならない。
「弱さを追い風にかえるのはユーモアとチャーミング」
作者にぴったりの言葉だとおもった。
あと、個人的に馴染みの深い神戸が舞台だったので余計に状況がイメージしやすくて読んでて楽しかったです。