山本弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
複数感を平行に読破に超大作を1作。
AIによる、進化をベースとしプログラミングで、数々のソフトウェアを開発する天才技術者を兄に持つ主人公和久優歌。過去には両親を失うなどの過去を持つが、大学を中退後、フリーのライターとして、オカルトを中心に取材を重ねる。そんな中、兄とともに議論を進めていったところ、「この世界は"神"によるシミュレーションなのではないか」という疑念に到達する…。
長いし、手記として書かれているため、人の動きなどがないにもかかわらず、全く飽きずに読めるのはすごい。実際に動いているのは、過去の何点かと、「昴」の取材、上巻最後の対談くらいで、今の所あらすじを書いたところでまったく面白げのない話である。
鼻につくポイントはなくはなく、最近の本(ライトノベルの影響?)の例にもれず、「選ばれしスーパーマン」が主人公を含めて、4人登場する。登場人物がツーと言えばカーという受け答えをしてストーリーが進んでしまい、今の答で決着してんのか?と思ってしまう人も多いのではないかと思う。
オカルトや科学(2003年現在)に対する、執念とも言える取材内容がこれでもかと盛り込まれ、少々都合が良すぎるが、絡まって状況を説明を作っていくところは感服である。
内容の中には、ポケタミと言われるスマートフォンのようなもの(容量が…)などもあって、読みながらいつの作品か気になっていたが、2003年か。まだiPod Touchも無かったのだな。また、iPS細胞なんかは予想できていなかった。
上巻の終わりは、まだまだこれからというところ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作はウルトラQを彷彿とさせるような短編連作形式で、怪獣と人間の戦いを硬筆な文体で描くのが気に入ってあっという間に読んでしまったのだが、同様の作品を期待して読み始めたら、あまりにも内容が違うので驚いてしまった。怪獣ものであるということは変わらないのだが、本作は高校生が主役のボーイ・ミーツ・ガールもの。しかも、少年が出会うガール(少女)は実は怪獣・・・ときた。
あとがきを読むと、著者はこのボーイ・ミーツ・ガール部分を楽しく書いたということなのだが、読者のこちらはかなりの置いてけぼり感がある。アクション映画を見ようと男同士で映画館に入ったら、実は恋愛映画でした・・・というような感じの気まずさといえば通じるだろうか。とにかく、どうにも少年少女たちのデート(っぽい)部分を読み進むことが出来ず、数ヶ月間は放置してしまっていた。
気合いでそのシーンを乗り切ると、前作を超える怪獣同士の戦いが描かれていてとても面白く読むことが出来たのだが・・・。本作の感想はとにかく、「シリーズものはいきなりテイストが変わるから気をつけろ」。これ以外にない。
ちなみに本作の後日談(というよりも、最終編として)MM9 destructionが出ているが、これはinvasion(本作)の続き物ということで、安心して読むことが出来そうである。一回心構えができれば、どんなテイストがきても怖くない、はず。。。