山本弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ1巻同様に色々な本が乱れ飛ぶように紹介される内容は"本読み"としてもうれしい限りでした。「ビブリア古書堂の事件手帖」が好きな方にはおススメだと思います。
多々印象に残った中で、終戦後に残った戦艦長門が米軍に接収されビキニ環礁で原爆実験の標的艦にされた話の件は知らなかったことといえ、アニメの艦これを見ていたせいかもしれませんが少なからずショックでした。
今回の話のテーマが「戦争」という体験世代が少なくなってきている現代において、どのように展開されるのか興味はありつつも、重い話の内容になるのではという印象がぬぐえず、しばらく積読状態でしたが読み始めれば止まらず杞憂でした -
Posted by ブクログ
ネタバレこれまでと比較すれば バトルの質は
高いとは思えない。緊迫感には乏しい。
でもそれこそが この作品の果たすべき
役どころではないかと思う。
ビブリオバトルで伝えるべきは
発表者の思いではなく 作者の思い。
この作品は ビブリオバトルの
福音書として とても正しいベクトルで
語り始めている。
ストーリー展開はこれまでと変わらず
クライマックスのバトルに向けて
空や武人の視点から いくつもの
エピソードを絡めつつ盛り上げてゆく。
テーマが「戦争」のビブリオバトル。
様々な思想や立場 権益が
複雑に絡み合うテーマ。
それだけに ビブリオバトルの本質に
触れること -
Posted by ブクログ
ビブリオバトルというものを知ったのは、比較的最近のことである。
その時は「なんて面白いバトルがあるのだ!」と興奮した。
しかし、いまだそのバトルを生でみるチャンスなし。いつかみてみたい。
さて、本書は高校のビブリオバトル部で起こる物語。
何よりこの舞台であるBISという高校が素晴らしい。
校則もなく、服装も自由。授業も選択制で、生徒たちの出身国もいろいろ。
あぁ、こんな高校で学生生活を過ごしたかった!
ビブリオバトルではきちんと本の紹介もされている。
私も10代のころはSFが大好きだったことを思い出し、読んだはずの本もすっかり忘れている今、また読んでみたくなった。 -
Posted by ブクログ
以前BSフジでやっていた『原宿ブックカフェ』にビブリオバトルのコーナーがあって、全然興味がなかったジャンルの本が紹介されるのが面白かったんだけど、まさか“本格的ビブリオバトル青春小説”なんてものが登場するとは!
そしてSFオタクで不思議ちゃん扱いされているヒロイン・伏木空ちゃんの読書傾向が、何故か私のドストライクという(笑)
E・E・スミス、E・R・バローズ、エドモンド・ハミルトンが列挙された最初の数ページでどっぷりハマッちゃいましたよ。
私が読んだのも『レンズの子ら』だったよ、とか、『火星シリーズ』の表紙のデジャー・ソリスにドキドキしたなぁ、とか、ちょくちょく投げ込まれる小ネタにいちいち反応 -
Posted by ブクログ
下巻に入り、バトルの様子が少し端折られるようになり、その分、物語が動き出す。
とは言え、空と武人の関係の描き方などベタでどうなることかと思っていたが、他校から申し込まれたバトルを巡って不穏な動きに。
しかしそれとて、敵役がはっきりしており、結末は見えたようなものと思って読み進むと、いやぁ、きちんと捻りが効かせてあった。
平和を語るのにH.G.ウェルズを持ちだしたり(憲法9条のルーツがウェルズの思想だとする説があるなんて!)、「アンネの日記」の赤裸々な部分について論議させたり、締めは『世の中で最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ』なんて、一筋縄じゃない。
なんていうことないお話だけど、作者の博覧 -