【感想・ネタバレ】アイの物語のレビュー

あらすじ

数百年後の未来、機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年に、アンドロイドは、かつてヒトが書いた物語を読んで聞かせるのだった――機械とヒトの千夜一夜物語。

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特に第6話がいい

おそらく作者山本弘の代表作と思う。この作者の小説は時々説教臭が鼻につくことがあるがこの本はその点が薄めで読みやすい。
特に最近進歩が顕著で身の周りにあふれ出し始めているAIの未来像 その光と影を描き出し問題提起している。もちろん単なる啓発書ではなくSF小説としても素晴らしく面白い。特に第6話の最終行など、出来のいい映画の一画面を見るような思いがした。

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

【あらすじ】
1940〜2040年、それはヒトが最初の
コンピューターを開発して、
AI、アンドロイドへと移りゆく100年間
物語の舞台はそれ以降の先の話

現在はアンドロイドが地球を支配し、
ヒトの文明は崩壊して僅かに生き残っている
各地で昔話を語って回る主人公は、
少女型アンドロイド(アイビス)に捕らえられ、
彼女から6つの物語と1つの物語を聞かされる
その真意は?

めーーーちゃくちゃ良かった!!
こんな壮大な物語とは思わなかった

約20年前に書かれた本だけど、
AIの台頭、仮想現実、ウイルスの脅威、など
まるで預言書みたいだった
現実も、この物語の時代設定に近づきつつあり、
これからの行く末を深く考えさせられた

アンドロイド視点で、ヒトがいかに
矛盾した生き物か的確に突いてくる
作品の内包するテーマと、問いかけは
まさに今読むべき神作といえる作品
もっと評価されるべき本

また、アイビスがヒトに読み聞かせる物語も
それぞれの話が独立して
一つの物語として成り立つくらい良かった
例えば↓

【第3話 ミラーガール】
これだけで映画がつくれそうで
とても面白かった

【第5話 正義が正義である世界】
面白かったなぁ
途中から気づいたとき、
そういうことか、となった

【第6話 詩音が来た日】
アンドロイドの自律の話に、介護を持ってきたのは
凄く現実的なチョイスだと思う
作中、その彼女(アンドロイド)が
初めて外に出かけるシーンがあり、
ブティックや化粧品店を素通りするのを見て
ヒトが着飾ったり化粧するのは、
容姿に対するコンプレックスや衰えに対し、
不安が要因の一つとしてあげられてると
書かれてるが、なるほどなと思う
アンドロイドは確かにその必要はないかもね

【第7話 アイの物語】
色々考えさせられた
多分こういう議論は
この先の現実でもまってるんだろうな

物語の中でアンドロイドがヒトに対して
自律した行動をみせたとき、
優しさを感じると共に若干の怖さも感じた

自我が目覚めた先に待ち受けるものは何か
現実社会でもその時が近づいてきてる気がする
そしてその議論をするとき、
アンドロイドはヒトに従順なのか、
それとも反逆するのか、
という0か100、白か黒かの二元論に陥りやすい
考えさせられた

近年でもAI同士が理解不能な会話をして
開発者がやめさせた話かあるけど、
この物語でもそれが起こる
読み手は???となるが、
そこは流し読みして構わない

ネタバレになるので深く言えないけど、
とにかく大好きな話だった

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2026年10月03日

Posted by ブクログ

SFが苦手な私でも楽しく読める作品でした。アイビスが読んだ物語、どれも好きだけど、特に「詩音が来た日」が好きでした。介護業界で働く身としては、ぜひ実現してほしいな。長編小説としても、短編小説としてもおもしろかったー。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

アンドロイドと人間に関するお話。
短編集と長編が混じったような形で、読み進めていくにつれて、物語の世界観とアンドロイドの目論見が明らかになっていくので非常に面白い。
「詩音が来た日」は特に好き。面白いだけでなく考えさせられる内容。読み終えた後、瑠璃色の地球を初めてフルで聞きました。
2000年代の美少女ゲームにあった壮大なスケールのSF作品を思い出しました。

0
2025年02月07日

Posted by ブクログ

マシンが君臨する未来の地球。アンドロイドが僕に語るのは、人間とロボット(AI)の関係性の物語。
過去に発表した短編を組み込む構成のすごさ。ヒトとは何かをマシンとの関係性から見出す。絶望の遙か先にある希望を掴むのは物語(フィクション)の力。それが嬉しい。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【人間はみんな痴呆症だ】

原文ママではないが、まあ上記の一文を目にした瞬間に星5評価が確定

久々に痛烈なキラーワードに出会えた
「この一言のために作品全体を執筆したのでは?」

そう思いたくなるほど個人的には目の覚めた痛烈な一文

映画も漫画も人間関係も職場での出来事も何でもかんでも、何もかも寸分たがわず覚えている人なんていない
無意識か自意識か、何か引っかかった断片的なワンシーンだけが後から頭の中のスクリーンに投射される

だから、個人的に突き刺さるワンワードを持つ作品は、それだけで自分の中で高い価値があるはずだ

AIという人ならざる存在から通した人の不完全さ、人の見たいように見てしまう生まれながらの自己防衛本能

これらを巧みに、7つの物語を通して説いてきたわけだが、

【人間はみんな痴呆症だ】

スカッとする善き一文
多分これは、生涯忘れないキラーワード

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

人類が衰退しマシンに支配された世界で
語り部である「彼」はアイビスというマシンに物語を聞かせられる
その目的とはなんなのか

物語はフィクションであり真実ではない、が真実以上の力がある。
人間はフィクションの中で生きている
外界を内面に映し出し、それを主観的現実と認識して行動や思考を決めている。
その認識に齟齬が生じた場合、マシンであれば修正し正しい考えに書き換えることに抵抗を持つ事はない
しかし人間はしばし自らの考えに固執し、正しい情報を拒否してしまう(ゲドシールド)
そしてそれを自覚することが難しい
詩音の言う「すべてのヒトは認知症なのです」はヒトの確信をついていると思う
しかし、人と違いマシンはヒトが劣っていることを蔑むことはせず許容する事ができる

世の中には問題の本質や答えであると思える物語が溢れているし
ラビが「自分の嫌なことを隣人にしてはならない」という明快な答えに辿り着いているというのに
なのに、間違いがなくなる事がない
全てのヒトがその物語を読んでいないから、知っていないからということもあるだろう
或いはゲドシールドに阻まれて、その本質を見る事ができないということもあるだろう

ヒトが愚かであることを許容し、正しいことをしようと何度も思うしかない

物語としても面白い上に、ヒトとはなんなのか、自分とはなんなのかを考えさせられる物語
何度でも読みたい

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2021年02月26日

Posted by ブクログ

人類が衰退したあとの世界で、主人公とアンドロイドのアイビスが出会うところから物語が始まる。アンドロイドを憎む主人公にアイビスが話したのは、いくつかの物語だった。

この作品は、作者の過去作をアイビスが語るスタイルで読むことができる短編集であり、話が繋がることで長編になるように構成されています。

ひとつひとつのお話も面白く、すぐに読み終わってしまいました。本当にアンドロイドがいたら、こうなるだろうな、こんな問題が起こるのだろうなとリアルに想像ができた。本当、きっとこうなる。

「紫音が来た日」では、人の心を救うということについての答えを見た気がする。「ミラーガール」では、子供の頃に人形を友達にしていた気持ちを思い出し、「宇宙を僕の手の上に」では物語のもつ力を、インターネットを始めたばかりのときの気持ちと合わせて想像して感じた。

後半、自分の想像を超えてアイビス、アンドロイドたちが別種の生き物として懸命に生きて見えた。ひとにこの話が書けるならまだ大丈夫なんだと思えました。同じことを願うひとがきっと居る。居たらいいな。

アンドロイド語に少しはまりました。
(5+7i)

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2020年12月08日

Posted by ブクログ

豊崎由美のあとがきに共感する。
山本弘は物語で世界を変えようとしている。
『アイの物語』は強いメッセージのこもった本だ。

あらすじの通り、アイビスが読み聞かせるのは6つの物語。

「宇宙をぼくの手の上に」
「ときめきの仮想空間」
「ミラーガール」
「ブラックホール・ダイバー」
「正義が正義である世界」
「詩音が来た日」
「アイの物語」

こうして並ぶからこそ多少の差は出るが、すべて☆5でいい作品たちだ。
書き下ろしは最後の2作品だけだが、その他は初出の時期がバラバラで、それを一冊にまとめてひとつの物語を紡ぐという構成力がすごい。

一つ一つの物語を見ても、構成の上手さが光る。
SFなので都合の良い設定を生み出しやすいとはいえ、それをどう使うかは力量次第。
この作品では設定されたものは使いつくされる。
情報に無駄がない。

構成をいじって、山本弘がよりうまく伝えようとしたものは何か?
それは「i」だよ「i」。
人間というものは、とにかく自分のものさしではかろうとする生き物だと考えさせられる。

作中にある通り、「フィクションは『しょせんフィクション』ではない」。
現実の言葉だろうがフィクションの中の言葉だろうが、その言葉自体の重みは変わらない。
それどころか、物語の方が現実より正しいことは往々にしてある。
『アイの物語』には真実が書かれている。
たくさんの人に読んで欲しい。

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2020年10月07日

Posted by ブクログ

#日本SF読者クラブ 自殺騒動も記憶に新しい山本弘氏の作品。人類が衰退し、マシンたちが繁栄する、まるで「ターミネーター」のような未来の地球(ここ重要です)。美しい女性型アンドロイドに囚われた「僕」。彼にいくつかの物語を聞かせるアンドロイド「アイビス」。そう未来の千夜一夜物語だ。

そもそも本作は、作者が別々に発表した短編に書下ろしの2編を加え、インターミッションで繋いで一つの長編にしている。それぞれの短編も面白いし、長編としてもうまく構成されている。特に書下ろしの第6話が効いている。そして最終話で、前述した重要ポイントの真相が明らかにされる。7回日本SF大賞候補、吉川英治文学新人賞候補になるのもうなづける。

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2020年10月04日

Posted by ブクログ

読み終えた時、人間はなんて不完全で不安定な生き物なのだろうと感じた。だからこそ深みや面白みもあるのだろうな、とも。人間は基本的にエラーを起こす生き物である事を意識するってかなり衝撃でしたし、新しい価値観を得られました。

この物語には、心穏やかに生きる為の「ヒトのあり方」が書かれているような気がします。

SFものではあるがとても読みやすいのも素敵です。

AIが普及している現代社会、それぞれが身近に本当に起こり得そうな話が多く没入できました。

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

ヒトとマシンの千夜一夜物語。テーマは「ヒトとマシンのあり方」。転じて、論理的、倫理的思考しかできないマシンとの対比から、不完全で不寛容なヒトの本質を紡ぎ出す。なんて言えばいいのか、あまりにも本質的すぎて言葉が思いつかない。

物語の力を信じる全てのヒトへ。

(2026.6.1 再読)
AIという単語を聞かない日はない今だからこそ読まれるべき傑作。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

新しい年が明けたけど、年賀状もおせちも無いお正月はさしずめ『門松は冥土の旅の一里塚めで度くもありめで度くも無し』といった具合。
その年頭に読む、衰退した人類に代わりマシンが支配する未来のお話。これが深い。
食料を盗んで逃げる途中に女性型アンドロイドに捕獲された“僕”。
アイビスと名乗るそのアンドロイドは、僕に対しロボットや人工知能に纏わる7つの物語を読み聞かせる…。
題材以外に関連性もない物語は、しかし、マシンと人の歴史の真実を少しずつ露わにする。
6つ目の「詩音が来た日」で介護用アンドロイドが辿り着いた結論に唖然とし、最後の「アイの物語」で語らえるマシンの価値観と行動に慄然とする。
ヒトが如何に非論理的で非倫理的であるかが浮き彫りにされ、これからどれだけ経ってもヒトが達することはない高みがあることを思い知らされながら、それでもヒトがヒトとして生きる美しさと未来への可能性を示唆する。

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2020年10月25日

Posted by ブクログ

終盤の「ゲームのキャラクターを愛するようにあなたを愛しています」(意訳)みたいなセリフを言う一連のくだりが面白いなと思った。フィクションのキャラクターへの愛だからといって「たかが」なものとは限らない。ひるがえって、実在の人間に対する愛だからってそれが真にシリアスなものとも限らない。というかそのふたつは根本的にくっきり峻別できるものなんだろうか。そんなことを考えた。
作品を貫くテーマはとてもナイーヴで単純と言えば単純。ただ、作者は日本のTRPG文化にも多大な貢献をした人みたいだけど、そういう人ならではの比喩系(語り口)が面白く、何を扱っているかより、それをどう語ってるかの方に独自性があるなと思った。

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

アンドロイドと人間という枠でだけでなく、今の混迷を極め対立が多発する世の中のことも考えさせられる佳作だった。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

短編集をより集めて長編になっている革新的なデザインで素晴らしかった。
ただ全体的にちょっと説教臭いかな・・・

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本のここがお気に入り

「僕は彼らにこっそりと新しい物語を伝える。ヒトを不幸にするだけの自虐的な歴史ではない、ヒトが誇りを持てる物語を。たとえマシンには勝てなくても、ヒトには誇るべき点があるということを。それは夢見ること。理想を追うこと。物語ること。」

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 人類が衰退し、マシンが闊歩する時代。食料を盗み、捕らえられた僕はアイビスと名乗るアンドロイドによって人工知能やロボットを題材としたいくつかの物語を聞かされます。なぜマシンが地球を支配するようになったのか?
 私たちの暮らすこの社会でも、AIの普及や、ロボットの活躍を目にする機会が増えています。便利になること私たちの生活を豊かにするかもしれません。ですがその分人間が本来持つ能力を衰退させてしまうことにも繋がるのではないでしょうか。

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

自律した被造物のアレする世界、は作品の底で通底してゐる。
 松田聖子が偉大であると知れる。
 ロボの進化と言ふのはどう言ふものかが突き付けられる。
 いい感じ。

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2023年09月16日

Posted by ブクログ

長年積んでいた1冊。
個々で自我を持つようになったAIと人間とは共存できるのか。
一昔前から沢山のアニメや映画、小説などで使われてきたテーマ。
とても読みやすいのでSFに馴染みがない人でもすんなりと読めることが出来る作品だと思う。

人間の手から生み出されたアンドロイド達だが
なんと言うか…あぁ待っていてくれたのね、ずっと。
人間の本質というものを改めて考えたくなった。
優しさもあるが、良くよく考えると薄ら寒くもなる。

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2022年10月28日

Posted by ブクログ

人間こそデジタルってのは言い得てる。AIとは議論したくないなぁ。最後のAI語は読めなくて参ったけど、他は隅々まで面白くて満足でした。

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2022年06月06日

Posted by ブクログ

「人類は全員認知症である」
「人の倫理観は麻痺している」
「理解出来ない物を退けるのではなく許容する事、それだけで争いは無くなる、それがiだ」

SFって面白い!ってなった小説。

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2022年05月23日

Posted by ブクログ

AI元年と呼ばれていた2015年が既に過ぎ、さてこれからどうゆう進化が進むのか、ブレイクスルーと言われる時点がいつくるのか、色々興味は尽きないわけだけれど、SFというものの魅力、物語の持つ力、というものを改めて深く感じる作品だった。

ゲドシールドを築きあげてしまうと、もはや「自分の信じたい」ことを真実と疑わないわけで、コレは怖いよなぁ、と。
現代人の抱える様々な問題も、このゲドシールドが根本であるのは間違いない。
ヒトとはかくも愚かで、頼りないあやふやな存在なのか。

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2020年07月20日

Posted by ブクログ

作者の美少女趣味が全開だが、内容は至って真面目。AI=人工知能を持つマシーンと人間の交流がテーマ。本筋の物語はもちろん、“作中作”も粒ぞろいで飽きさせない。特に介護用アンドロイドの話が秀逸。最後の「アイの物語」では、AI同士の会話が意味不明なのがかえってリアルっぽい。山本弘らしい、読み易いのに奥深いSF。「詩羽のいる街」も読みたくなった。

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2020年06月20日

Posted by ブクログ

SF。
7作の中短編を、プロローグ、インターミッション、エピローグで繋いで長編とする構成。
それぞれの短編は、ライトノベル的な軽いノリと、ゲーム的な設定。
そのなかで「詩音の来た日」が素晴らしかった。個人的には本多孝好『MOMENT』の「FIREFLY」に似た読後感。
表題作はアクションシーンが好きではない。ただ、最後のインターミッションとエピローグで挽回。
読みやすく、読み応えがある、人に勧めやすいSF。良作。☆3.5。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

みなさんの高評価はうなずける。同著者、『神は沈黙せず』を手にして読み進めると、遠藤周作『沈黙』のパロディではなかった(笑…かなり意欲的な内容で好感をもった。そこで、著者2冊目の本書を手にする。こちら、人類の未来像をわたしのまだ知らぬ角度から、提示してくれた。はっと驚かされるSFの良書である。SF好きには定番なのだろうか、SFにあまり関心のない人も十分楽しめる。本書の手引きとなるヒントを少し「人工知能を持つに至るロボットは、人類が目指した至高の愛を手に入れるのだった・・・」なんと素敵な未来だろう・・・

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

SFの設定部分にやや理解しにくい描写がありますがそこはあまり気にせずともストーリーは理解できました。長いけども割と読みやすかったです。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間とAI(ロボット)の物語。これからの未来の世界で本当に起こるのではないか思える内容もあり、面白かった。改めて感じたが、人間は脆い。体力も知性もAIに勝てないかもしれないが、人間には想像し、物語り、夢を持つことが出来る。自分にも出来ることがあるのだと希望が持てた。特に詩音の話が印象に残っている。自分だけで生きるのではなく、共存して生きていければと思った。また、自分の価値観にハマることの怖さを改めて感じた。専門用語に対して、自分の理解が追いつかず、読むのに時間がかかったが、内容は素晴らしかった。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

もしAIが人間を支配する社会を構築したとして、人間を絶滅させるか、管理するに留めるか、ひとつの可能性がまるで実際起こったことのように描かれていた。ただ、ロボットに存在の目的をどうインプットしても、人類の自由度はかなり減るように思う。今みたいに思いつく限りの欲望を実現することはできなくなるんだろうな。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に「詩音が来た日」が印象に残っています。

アイビスのようなAIを夢見て、夢見た物語が現実になる日が来るのでしょうか。

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2022年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFは苦手意識があったけど、この本のお話はどれも読みやすいし、いい感じでまとまってた。
仮想現実の世界の話や宇宙の果ての話など、いろんな世界観の話があって飽きずに読める。
「詩音が来た日」は長いけど、最後は感動できた。こんな世の中になったらいいなって思える。

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2021年06月23日

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