山本弘のレビュー一覧
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面白く、知的好奇心をくすぐられ物理学好きとしては終始ワクワクさせられたことは確かだが、個人的には好きになれない話だった。若い女性が大学にも行かず、宇宙を目指すためにひたすら自力で研究し、その資金を集めるためアイドル活動をするという夢に満ちた物語で、その過程はすごくワクワクしたが、主人公のキャラクターが好きになれなかった。天才故のコミュ障であっても、いろんな人との関わりで、人間への見方が変わっていくなど、物語を通して心の成長があって欲しかった。もちろん、自分の宇宙への夢は芯として持っていて変わらない部分もあって良いが、主人公は終始利己的で人間を常に見下し、利用して自分の目的を叶えてしまったことが
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白く、知的好奇心をくすぐられ物理学好きとしては終始ワクワクさせられたことは確かだが、個人的には好きになれない話だった。若い女性が大学にも行かず、宇宙を目指すためにひたすら自力で研究し、その資金を集めるためアイドル活動をするという夢に満ちた物語で、その過程はすごくワクワクしたが、主人公のキャラクターが好きになれなかった。天才故のコミュ障であっても、いろんな人との関わりで、人間への見方が変わっていくなど、物語を通して心の成長があって欲しかった。もちろん、自分の宇宙への夢は芯として持っていて変わらない部分もあって良いが、主人公は終始利己的で人間を常に見下し、利用して自分の目的を叶えてしまったことが
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『MM9』シリーズの外伝に位置する作品。
私は怪獣とか巨大ロボットとかの類が苦手なので未読だが、本作はボーイミーツガールなどもあって比較的読みやすいのではないかと思い、まずはこちらから読むことにした。
「生と死のはざまで」
ひどい作品なのでネタバレまで書いてしまおう。
オタクの男の子が怪獣バトルで大活躍なんてありえない展開だと思っていたら、夢オチで少しも楽しめなかった。
「夏と少女と怪獣と」
ボーイミーツガールで一番楽しみにしていた作品。
ロバート・F・ヤングみたいなのを期待したのだが、それと比べると薄味だった。
「怪獣神様」
作られた世界観、という感じがして感動はなかった。
「怪獣無 -
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私は優しくない世界で優しくあろうとする物語が読みたい。
優しくあるために残酷な選択をすることになったとしても、それは美しいと思う。
本作のテーマは「モラル」、そして「作品が読者に与える影響」について。
物語の主軸は空をめぐる銀と武人の三角関係で、空はどちらを選ぶか思い悩む。
しかし、空は途中で「どうしても一対一の関係でないといけないのかな?」という考えが浮かぶ。
それは、LGBTに対する偏見のような古いモラルと同じなのではないかと。
「それはダメだろう」と私は反射的に思いつつも、「なぜならモラルに反するから」という決めつけで考えていたことに気付いた。
だから、どうしてだめなのか少し整理して -
Posted by ブクログ
複数感を平行に読破に超大作を1作。
AIによる、進化をベースとしプログラミングで、数々のソフトウェアを開発する天才技術者を兄に持つ主人公和久優歌。過去には両親を失うなどの過去を持つが、大学を中退後、フリーのライターとして、オカルトを中心に取材を重ねる。そんな中、兄とともに議論を進めていったところ、「この世界は"神"によるシミュレーションなのではないか」という疑念に到達する…。
長いし、手記として書かれているため、人の動きなどがないにもかかわらず、全く飽きずに読めるのはすごい。実際に動いているのは、過去の何点かと、「昴」の取材、上巻最後の対談くらいで、今の所あらすじを書い