山本弘のレビュー一覧

  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    「誰かを救えるわけじゃないないのに、こんな本を読むことに何の意味があるのか。
    意味はある―――と信じたい。根拠はなくても、そう思いたい。ビブリオバトルを通じて、俺のように、この世界のことをもっと知りたいと思う人間が増えて、熱心にいろんな本を読むようになれば、いつかそれが人々を救う活動の種になるんじゃないか。目に見えないほど小さな一歩であっても、何かが前進してるんじゃないだろうか…。」

    はい、青春大爆発の『BISビブリオバトル部シリーズ』最終巻です

    いやでもね、結局このシリーズって山本弘さんが大好きな本を青春小説っていう舞台で語りまくりたかっただけなんじゃないかっていうね
    たぶん間違ってない

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    2025年09月20日
  • 僕の光輝く世界

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    すごく面白かった!とある事故(事件)で視力を失ったが「アントン症候群」のため「見えている」と感じる主人公の一人称で進んでいくので、ハラハラドキドキしながら読み進めました。

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    2025年06月10日
  • BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に

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    このシリーズは登場人物たちと一緒に、本の話をしているように楽しめる。 出てくる本も、ノンフィクション、SF、ミステリー、科学、BLと多岐に渡って面白い。この巻は何といっても後半に驚かされた!もう一度読み返さなくちゃ

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    2025年06月10日
  • ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編3 終わりなき即興曲

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    小説vsリプレイ

    小説は殺陣等の戦闘表現が難しいとされる。しかし、TRPG(テーブルトーク型ロールプレイングゲーム)は、ダイス(サイコロ)の目による意外な結果が、論理を超えた面白さを生じさせる。クリティカルヒットによる強敵の瞬殺や、三下に意外な苦戦を強いられるシーンは見ものである。🎲また、ゲームのリプレイには、小説のように練り上げられた伏線は作り難い。ところが、プレイの結果により、驚くべき伏線が作り上げられることがある。ケインの得意呪文スネア(転倒)の、最終局面での使われ方は凄すぎて爆笑だった。🎲

    #笑える

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    2025年03月06日
  • ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編2 モンスターたちの交響曲

    購入済み

    正義の盲信キャラ登場!

    表題作「モンスターたちの交響曲」は、正義神ファリスの神官戦士達が、モンスター種族のうち悪ではない個体を討伐しようとするものだ。本作の影響で、ニコニコ動画等の二次作品において、正義の盲信者キャラが数多く登場したものと思われる。日本TRPG史のトピックの一つだろう。🗡️ところで、「きさまを倒すのはこの私だ!」の元ネタってハカイダーだったのか。有名なのはベジータだが。唐突に、本筋から程遠い無駄話が挟まれることも、小説とは異なるリプレイという読み物の面白さである。🗡️

    #笑える

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    2025年02月13日
  • ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編1 盗賊たちの狂詩曲

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    日本TRPG草創期の快作

    本書はTRPG(テーブルを囲んで会話して遊ぶロールプレイングゲーム)のリプレイ(戯曲風のゲームプレイ実況・解説)である。GM(ゲームの審判役)は前年逝去した作家の山本弘。初出は昭和末(80年代末)頃。🎲往時、カピバラKSは高校生であった。ロードス島戦記(水野良著)を友人から借りて読んだり、クラシックD&D(ダンジョンズアンドドラゴンズ)で遊んだ時にワガママなプレイスタイルを指摘されたものだ。🎲久しぶりに本書を読んで、今なお古びない面白さや意外さを楽しみつつ、昔を懐かしく思い出した。🎲

    #笑える

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    2025年01月29日
  • プロジェクトぴあの

    購入済み

    久しぶりにワクワク

    久しぶりにワクワクしながら読み進めることができる作品に出会った。作者山本浩司の作品は「アイの物語」や「詩羽のいる街」など何冊か読んだが、いわゆる「説教癖」が鼻について純粋に作品を楽しむことができなかった。しかしこの作品は、最終部分を除いて「説教」は登場せず、素直に読み進めることができた。とりわけヒロインの人物造形が見事で、このような才能 性格の持ち主の典型としてもっと言及されていいような気がする。
    なお、作者山本弘氏は今年3月に亡くなったとのこと。御冥福をお祈りいたします。

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    2024年12月02日
  • プロジェクトぴあの(上)

    プロジェクトピアノこれは漫画が面白いようです。
    3巻(中編)はいつ頃出るの?

    #憧れる #シュール #共感する

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    2024年11月14日
  • プロジェクトぴあの

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    イャ~楽しかった。
    アイドルにしてマッドサイエンティスト。人に対して愛を感じる事が出来ないが、宇宙に対する愛に溢れ、ただ一人がむしゃらに宇宙に飛び出す事を目指す少女・結城ぴあの。
    周辺を固める人物造形も良いですね。語り手でぴあのに恋する「男の娘」下里昴、プロダクションの社長・真下・・・・。特に同じアイドルグループのライバル・青梅秋穂とぴあのの会話は秀逸です。
    充分な教育も受けず、独学で難解な数式を操り、実験を繰り返し、最後には熱力学の法則を超えて新エネルギーを考え出しちゃう。良き頃のホーガン的大ぼら話。そこに風変わりな美少女というジュブナイルの要素を加えて・・・。
    一人乗りのテスト機を使った宇

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    2024年04月26日
  • 去年はいい年になるだろう

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    24世紀から人類の不幸を取り除くため ロボットがやって来た。
    主人公は山本弘本人。実在の人物や事件を踏まえて展開する歴史改変SF。
    大きな災害を防ぐため、結果として多くの人が幸せになるなら、多少の犠牲は仕方ない? 合理的ではない人間の幸せとは。

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    2024年02月24日
  • MM9【文庫版】

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    ずっと読みたいと思っていた怪獣小説。とても面白かった!科学も物理学も数学も民俗学も宗教も使って怪獣を研究、特定、対策を練る気象庁特異生物対策部の活躍はカッコ良かった!

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    2024年02月17日
  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    メインとなる物語展開に関しては、真っ直ぐど真ん中を貫き通したなあという印象。
    世間の評価とは別に、自分が好きなものを好きでいるということ自体が救いとなることが描かれているのが素敵。
    これはしっかりと伝えたい。だからこの本を推そう。

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    2023年08月03日
  • アイの物語

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    特に第6話がいい

    おそらく作者山本弘の代表作と思う。この作者の小説は時々説教臭が鼻につくことがあるがこの本はその点が薄めで読みやすい。
    特に最近進歩が顕著で身の周りにあふれ出し始めているAIの未来像 その光と影を描き出し問題提起している。もちろん単なる啓発書ではなくSF小説としても素晴らしく面白い。特に第6話の最終行など、出来のいい映画の一画面を見るような思いがした。

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    2022年09月10日
  • プロジェクトぴあの

    ネタバレ 購入済み

    大暴走ハードSF

    山本弘流の絶好調な科学SF、頭脳SFが楽しかった!嘘みたいな壮大さが気持ちいい。
    ちょうど読了後に太陽フレアのニュースがあって、知ってる!となりました。

    #感動する #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2022年05月08日
  • 創作講座 料理を作るように小説を書こう

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    たまたま連続で似たような本。こちらは山本氏の小説の創作方法について事細かに書かれている。〈BISビブリオバトル部〉シリーズを愛読しているが、十分に練られて結実したものなのだということが伝わった。若干辛口なコメントもあり。でもきわめて最もな記述多し。(分かっていたことだけれど)比較すると、森博嗣さんの書き方は極めて特殊なのだということがよく分かる。山本氏の未読本は読んでみたい。

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    2022年01月08日
  • 怪奇探偵リジー&クリスタル

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    私立探偵リジーとその助手のクリスタル。彼女たちが出くわすさまざまな事件は、常識では考えられないようなものばかり。しかしそもそも、彼女たち自身がその常識からもかけ外れた存在であり、第一話から度肝を抜かれること必至のホラーミステリ連作集です。
    ミステリ好きにはもちろん、ホラー好きにも楽しい。そしてSF好きならさらに楽しめるのではないでしょうか。特に「軽はずみな旅行者」が凄い。SFに関しての知識はあまりないのですが(むしろ食わず嫌いの苦手意識だけがある)、きちんと理解できた気がするし、充分に楽しく読めました。まさかあんな人が登場するだなんてー。
    リジーの過去が明かされる「ペンドラゴンの瓶」にほろりと

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    2021年10月10日
  • 創作講座 料理を作るように小説を書こう

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    小説を書きたいわけではなかったが、山本弘さんの著書であるのと小説がどうやって書かれるのか関心があり読んだ。小説を書いている人からみたらどうかはわからないが、個人的には著者の私見もあるが考え方やテクニック的なところは理解しやすかったと思う。ご病気で新たな作品の執筆がままならないようですが再び山本弘さんの作品を読みたいと思う。

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    2021年05月08日
  • BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 下

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    他校とのビブリオバトル
    偏った思想を持つ相手に対してどうするか?

    三益先生がいなくなった後の部長の変わり身がウケる

    途中まではザマァ!と思って読んでいたけれども、朝日奈先生の言葉で読んでいた自分もぶん殴られる
    正義の究極は悪なんだよなぁ……
    自分が正義だと思っている奴ほど歯止めが効かない
    だって、正義なんだもの
    悪を自称するのであれば罪悪感という言葉があるけど、正義にはないものなぁ
    その正義の根拠は何だっていう話ですよ


    朝日奈先生の指摘の通り、楽しそうに発表してた伏木さんの発表が一番読みたくなった
    いや、一番は「小学4年生の世界平和」なので、2番目かな

    概要を聞くだけでゲームが複雑な

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    2021年04月27日
  • プロジェクトぴあの(上)

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    ネタバレ

    凄い読後感。とてつもない青春(恋愛)小説である作品でもあると感じた。


    太陽フレアの影響で、計画が頓挫しそうになるも、その天才的発想でその困難を突破する科学者「結城ぴあの」。
    この少女が最後まで科学に、宇宙に一途なのが魅力だと思う。
    お互いに一途であるが故に、先天的に必然的に結ばれることのない一方通行の恋。
    最後はあまりにも切なかった・・・・・・・。

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    2021年03月01日
  • MM9 ─destruction─【文庫版】

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    ついに異星の神である怪獣による侵略が始まる。
    神話の再現、人と怪獣の絆、少年と少女の如き怪獣の淡くも激しい恋。

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    2021年02月01日