山本弘のレビュー一覧

  • 詩羽のいる街

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    他人に親切にするのが仕事という女性、詩羽。彼女に導かれ変わっていく人々の姿を連作調で描いた作品。

    彼女の仕事の特徴というのは、人と人を結びつけるということ、そしてその際お金を受け取らない、ということ。
    では詩羽自体どうやって生計を立てているかというと、友達の家を渡り歩いたり、お金以外の報酬をもらったり(例えば店の看板を新調したいという飲食店の店主に、絵の巧い人を紹介してその仲介料の代わりにその店で使えるチケットをもらう)

    彼女の手によって結びつけられた人々は、自らの希望を叶えつつ、相手も喜ばせるようになっていきます。この辺は昔の物々交換とちょっと似ているかも。

    そんなにうまくいかないよ、

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    2014年09月20日
  • UFOはもう来ない

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    UFOとか宇宙人に詳しくなくても、よく出来てると思う。真偽のほどは知らんけど、これ一冊でかなりのウンチク?(笑)は得られるな。

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    2013年02月02日
  • UFOはもう来ない

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    クラーク先生の「地球幼年期の終わり」へのオマージュ的コンタクトSF。ジェットコースタームービー的展開で小難しい話は出てこないのでSF嫌いにもオススメです。各章のサブタイトルが英語表記だったので気になって調べてみると、60年代のアメリカSFテレビドラマ「アウター・リミッツ」のエピソードタイトルのようです。

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    2013年01月25日
  • 詩羽のいる街

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    大傑作。「アイの物語」もハートフルな素敵な物語だったが、ある意味それ以上のさわやかな読後感を覚えた。こういう、現実にはなさそうだけど、実はどこかにあってもいいんじゃないかと思わせる世界観は、どこから生まれるんだろう。

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    2018年10月07日
  • ソード・ワールド短編集 サーラの冒険Extra 死者の村の少女

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    収録作品
    「時の果てまでこの歌を」 - 『西部諸国シアター2』初出
    「リゼットの冒険」
    「死者の村の少女」

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    2012年12月13日
  • ソード・ワールド短編集 ナイトウィンドの影

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    収録作品
    『ナイトウィンドの影』 著:山本弘
    『鏡よ、鏡!』 著:高井信 / 名探偵デュダ短編1
    『神官戦士が六人』 著:水野良 / 羽根頭冒険譚1

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    2012年11月26日
  • ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編2 モンスターたちの交響曲

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    モンスターは生まれながらにして邪悪な存在なのか?
    なんとも難しい。
    いつもとは違うシリアスなシナリオ。
    アリシアンの最後の熱い言葉は胸を熱くします。
    スチャラカ冒険隊は最高です。

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    2012年10月27日
  • MM9【文庫版】

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    これは僕のツボでした。
    ウルトラQやウルトラマンで子供時代を過ごした身としては、怪獣ものSFはたまりませんね。
    しかも、物理学的、生物学的に「怪獣」の存在はありえないと、「空想科学読本」などで指摘されていることを、「多重人間原理」という非常にSF的な仕掛けでうまく(?)説明し、単にファンタジーとしてだけではなく、SFとしても成り立たせていることも気に入りました。
    さらに、怪獣をやっつける存在が、「科学特捜隊」(科特隊)ではなく、気象庁(!)の「特異生物対策部」(気特対)だっていうのも、しゃれが効いていていいですね。しかも、「怪獣災害」への対応が、現実の自然災害への対応手法とパラレルになっていて

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    2012年03月15日
  • 詩羽のいる街

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    完全に表紙買いでした。
    『あ、この絵』と思ったら、解説は有川浩さん。
    これは買うしかないと即決しました。

    詩羽の魅力的かつ論理的な人物像にどっぷりはまりました。
    どんどんページをめくって、
    あっという間に読み終えてしまいました。

    詩羽みたいな人は多分いないけど、
    もしいたらと考えたら何だか幸せな気持ちになれました。

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    2014年01月18日
  • MM9【文庫版】

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    おたくごころ満載、怪獣パロディ本格的SF小説。ウルトラマン世代の私には物凄く面白かったです。「ヒメ」のエピソードは最高!続編に期待!

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    2011年11月16日
  • 地球移動作戦(下)

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    後半戦。実際の地球移動作戦のオペレーション。迫り来る見えない星、交差する国々の思惑、テロリズムに訴えるカルト教団。いろいろな障害を乗り越えながらも、一人の天才少女(だった大人の女性)がオペレーションを遂行する。傍らにはマスターを亡くした失意から立ち直り、少女(だった大人の女性)の無二の親友になったACOM(ボディ付き)。愛する女性を守るために、危険な戦闘任務に赴く女性(同性愛)。

    ワクワク、ハラハラの展開が面白かった。オペレーションの遂行の為に命をかけてあらゆる妨害を排除するべく宙を飛ぶ戦士たちの活躍に涙。

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    2012年01月29日
  • 地球移動作戦(上)

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    見えない星が地球の近くに来て人類滅亡しちゃいそうだから地球をちょっとズラしちゃおうぜ!

    すてきな発想。元々惑星移動モノのオマージュらしいんだけど、そっちは不勉強なので読んだ事無い。なんだか、南極にエンジンつけて移動しようぜ。って事らしい。すげぇw

    実体のあるアンドロイドじゃなくて、AR技術の応用(後半では実体化するけど)による知性、人格(に近い)を持つコンパニオンとか、ちょっと欲しいかも。で、そのカーネルはオープンソースで公開されているとか、最近のネット事情も加味されたバックグラウンドは思い浮かべやすかった。

    そんなラノベ的要素も含みながらも、ストーリー的にはかなりしっかり重厚。生きて地

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    2012年01月29日
  • 地球移動作戦(下)

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    おもしろかった!
    ハードSFの装いを持ちながらも、現代のオタク文化の進化の先にあるものを、世界観の中心にどっかりと据えていたりするので、SF慣れしていない人でも十分に読めると思う。特にARの使い方には驚きつつ感心してしまいました。なるほどARがこう使われると、SFアニメで描かれているあんなことやこんなことがリアルに実現できる。そんな感じに。
    SF的ギミックは少し堅苦しいところもありますが、しっかりとエンターテインメントに仕上がってる作品なので、結構おすすめです。

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    2011年08月18日
  • MM9【文庫版】

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    怪獣特撮ものなんだけど、風評被害とかについても書かれていて大震災後に読むと、感慨深い。隅々までちゃんと設定がされて面白かった。

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    2011年06月09日
  • 地球移動作戦(上)

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    ネタバレ

    科学者や技術者が輝いているSF。(こういうの好きなんです)
    科学技術の発展により、困難に打ち勝つという世界観は今の時期にはとてもいい感じ。
    小川一水の「復活の地」(←こちらもお勧め)と比較してしまいました。

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    2011年05月29日
  • 神は沈黙せず(上)

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    全ての超常現象をこの一冊で説明しきってしまっている。
    とんでもない本だ。
    文学賞を与えるか、焚書にすべきだw

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    2011年03月09日
  • 神は沈黙せず(上)

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    自分が本にのめり込むきっかけになった1冊。情報密度が濃く、いろんな分野を教えてくれた本。超常現象から心理学、SFなど多岐にまたがって世界観を作っている。

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    2011年02月09日
  • 闇が落ちる前に、もう一度

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    表紙を見て、「あれ? 『アイの物語』が文庫になったの?」と思った。
    しかし、よく見るとタイトルが違う。
    内容は、『アイの物語』につながるし、『神は沈黙せず』にもつながる短編集である。

    今の自分は、本当にいるのだろうか。この世界は誰かに作られたものなのではないのか。そんな考えを持つとき、創造神を信仰に持たない自分にとって、「創造主」は、ひどく不気味だ。
    小説を読むのは良い。
    しかし、自分が登場人物で、楽しみも、痛みも、喜びも、悲しみも、愛しさも、切なさも、怖さも、怒りも、何もかもが作られたものだとしたら、それは、恐怖だ。
    はじめから決まっている、アカシックレコードの上にいるのも許せるものではな

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    2017年11月03日
  • 神は沈黙せず(上)

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    はじめは軽いSFだろうくらいに思っていたら、とんでもない。
    宇宙人やUFOに関する様々な話が一つに集約されていき、そのうち世界の成り立ちまでが、足下から崩れていくような感じ。
    よくある、「自分は本の中の登場人物で……」が、現実味と、裏付けとを携えて襲ってくるような話です。
    と言っても伝わらないと思いますが。鳥肌たてっぱなしで読みました。
    神はどこにいるのか。在るのか。答えなんか、聞きたくないっっ。

    某サイトより転載

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    2018年02月11日
  • 神は沈黙せず(上)

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    神とは何か。すごくお勧めしたい本です。
    この本に書かれている言葉には共感することが多かったです。

    ちなみに「ゼノギアス」とか好きな人は好きなのかも。

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    2010年10月14日