UFOはもう来ない

UFOはもう来ない

1,999円 (税込)

9pt

地球は監視されている――月の裏側に基地を設け、地球で核兵器が使用されてから60年以上も監視を続けてきた知的生命体・スターファインダー。彼らは“最終シークエンス”の発動を決定しようとしていたが、地球を低高度で視察していた最高権限者ペイルブルーが地上に不時着、京都の山中に取り残されてしまう。その第一発見者となった小学生3人組は、ペイルブルーを自宅に連れ帰り、UFOネタなどを取り上げるバラエティー番組を制作するディレクター・大迫に連絡。大迫は美人UFO研究家の千里と共にかけつけるが、直後に、UFOカルト集団・新興宗教団体DSIにペイルブルーを強奪される。ペイルブルーを奪還して宇宙に返すため、DSI本部に潜入しようとした大迫たちだったが……。サスペンス要素あふれるエンタテイメント作品で、UFOネタやトンデモネタも満載。クライマックスでは“銀河の歴史”も解き明かされる壮大なスケールのSF長編小説。

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UFOはもう来ない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    UFOとか宇宙人に詳しくなくても、よく出来てると思う。真偽のほどは知らんけど、これ一冊でかなりのウンチク?(笑)は得られるな。

    0
    2013年02月02日

    Posted by ブクログ

    クラーク先生の「地球幼年期の終わり」へのオマージュ的コンタクトSF。ジェットコースタームービー的展開で小難しい話は出てこないのでSF嫌いにもオススメです。各章のサブタイトルが英語表記だったので気になって調べてみると、60年代のアメリカSFテレビドラマ「アウター・リミッツ」のエピソードタイトルのようで

    0
    2013年01月25日

    Posted by ブクログ

    亡くなった山本弘氏の小説は初めて読んだ
    つーか作家さんとは認識してなかった 
    新井素子氏と同期だったとは

    UFOに関するうんちくが随所にありさすがと学科会長

    とてもワクワクしながら読めた
    特に悪役の龍彫が実に味のあるいいキャラで気に入った

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

    山本さんの小説の中では、読んだ中で一番面白かった。
    UFO系のウンチクもちりばめられていて、それだけでも価値がありそう。
    名前の付け方とか竜の卵っぽいと思っていたら、巻末の資料集もそんな感じだった。
    若干、知性化戦争辺りも感じる。
    ただ、タイトルのセンスの無さはどうかと思うし、人物の深みの無さも相

    0
    2013年06月15日

    Posted by ブクログ

    UFOというオカルト的な事象を、と学会会長としての現実的な視点から捉えて物語にしたらこうなった、というような味わい。
    面白かったけど、本当にタイトル通りになってしまったら、オカルト好きとしてはかなしい。

    0
    2013年04月07日

    Posted by ブクログ

    トンデモ科学の研究者であり批判者である作者らしい内容で始まるところから楽しく読めます。トンデモ科学周辺の事柄について云々すること自体は好きなのに、無暗に信じてしまう人たちには、本当に困ってしまうという作者の姿勢が登場人物の描き方によく表現されています。 異星人の描写って難しいなぁと改めて実感。今回は

    0
    2013年03月15日

    Posted by ブクログ

    山本弘が描く未知との遭遇。
    オカルト系番組のディレクター、UFO研究家、カルト宗教団、異星人ともう盛りだくさん!!
    と学会全開ですw

    異星人の比喩表現の言葉選びにすごいセンスを感じる。
    途中の展開も面白いし、最後の締めも良かったです。
    やっぱりどこか異星人に幻想を描いてるところはあるよなー
    すごく

    0
    2012年12月18日

    Posted by ブクログ

    異星人とのファーストコンタクトものではあるが、そもそも異星人二抱くイメージというか幻想というものが地球人全般的に広く誤った認識で捉えられていることが、少し少しの嘘と意図的な事実の隠ぺいにより、蓄積された歴史によって積み重ねられたものであり、この辺りの蘊蓄が作者らしいところではあるが、逆にここに拘り過

    0
    2013年01月27日

    Posted by ブクログ

    宇宙には神も仏も存在せず、生命体は死んだら全て無に帰すという世界観には一抹の寂しさを覚えるなぁ。

    そもそも、死んだら何も残らない非情な世であれば、おそらく不死が究極の目的になるだろう。

    にもかかわらず、宇宙の開闢以来、数多の文明が未だそれを実現(努力)していないというプロットになっている。

    0
    2013年06月21日

    Posted by ブクログ

    異星人と地球人のファーストコンタクトを描いたSF小説。
    異星人の設定自体はなかなか独創的だったし、登場人物達によるオカルトや宗教批判の部分は読んでいて小気味が良く、「と学会」会長の面目躍如!といった感じだったが、肝心のストーリーが、地球に取り残された異星人の誘拐とその奪還劇にほとんど終始し、全体的に

    0
    2012年12月30日

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