山本弘のレビュー一覧

  • 地球移動作戦(下)

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    とにかく詰め込まれたアイディアが知的好奇心くすぐられるネタばかりで、ピアノドライブ、タキオンを利用した過去への通信、AR、人工意識、仮想現実、抗老化技術、クレイトロニクス(ナノマシン)、ミラー物質などなど聞いただけでワクワクする。またSF的未来予測も非常にありそうだなと納得できるものが多く、個人動画P、カルト宗教、小惑星の資源利用、地殻変動などがリアリティをもって膨大な知識と共に詰め込まれている。人間ドラマとしてもAIと人間、家族など多種多様なものが描かれて、深み厚み共に申し分がなかった!

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    2022年02月06日
  • 僕の光輝く世界

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    山本弘さん久しぶり。
    オタク系に触れてるとかイジメとかまたクドいかなと最初は思ったけれど、まあミステリーでした。
    他の作品は違って新鮮に読めました。
    シリーズ化できそう。
    たけど、映像化は難しいのでは。
    彼女の容姿が良くないって、どうするのか。

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    2021年12月25日
  • BISビブリオバトル部2 幽霊なんて怖くない

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    これだけの情報量をテンポ良く読ませる作者の文章力に拍手。心に残ったのは“戦争”をテーマにしたバトルで朝日奈先生の「現実の戦争で、兵士が殺した敵のために泣くなんて、あると思いますか」という質問に、考えた末に空が答えた「(略)フィクションだからこそ、事実にとらわれずに、“正解”が描けるんだと思います。(略)」という言葉。ラストではまたキャラの濃そうな新キャラ登場で益々次巻が楽しみになった。

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    2021年09月10日
  • BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 上

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    一冊にぎゅっと込められた情報量の多さに圧倒された。その割に読み易くて一気に読み終えてしまった。[集団の中の孤独]過去に何やら訳ありげな“フシギちゃん”はBB部に居場所を見つけることが出来るのか?下巻が楽しみ!

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    2021年09月04日
  • 詩羽のいる街

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    ネタバレ

    p.310
    愛そのものに力なんかないんです。それは単なる衝動であり、動機であり、願望にすぎないんですから。

    愛は地球を救うのか?
    いつやるの?今でしょ!
    皮肉を感じつつも、なんだかんだ詩羽の過去が気になったり…。
    最近の漫画に多い回想編でキャラクターにどんな暗い過去があったとかどうとか…。
    そんなことを求めてしまっている自分がいますね。
    行動を正当化する理由を無意識のうちに探しているんでしょうか?
    言い訳作りのような気もします。
    お話は爽快で面白かったです。
    それでいて、自分の内面を考えさせてくれる場面も多かったように思います。

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    2021年08月01日
  • 僕の光輝く世界

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    いじめられっこの光輝はある日橋から突き落とされ、アントン症候群という不思議な障害を負ってしまう。
    失明しているにもかかわらず、本人には周りのものが見えているという。
    触覚、嗅覚、聴覚によって、視覚を構成しているらしいのだ。
    そもそも、視覚というのは脳が合成したイメージに過ぎないため、目が見えなくても視覚イメージが存在する可能性があるという。
    実在する症状だそう。

    そんな少年が絶世の美少女(といっても少年が作り出したイメージの姿)と出会う。
    彼の障害は「想像力」という一つの能力であるとも言え、その力を使って少女と二人で数々の謎を解いていく。

    それにしても、文章がうまい。
    500ページ近いのに

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    2020年10月07日
  • 詩羽のいる街

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    『アイの物語』のレビューでも書いたが、山本弘は物語で世界を変えようとしている作家だ。
    『詩羽のいる街』のヒロイン詩羽は、その意思が強く反映されたキャラクターだ。
    「世界を変える」というと大げさかもしれないが、日常の中でああすればいいのに、こうすればいいのにというということから変えていけばいい。
    その積み重ねが世界をよりよい方向に変えていくかもしれない。

    作品では登場人物たちが詩羽から前向きに生きる力をもらって、自分と世界を変えようとしている。
    私も身近なところから変化を起こせないかと考えさせられた。

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    2020年10月07日
  • 神は沈黙せず(下)

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    複数巻を同時に読破。いつぶり?

    オカルト研究家の大和田氏との対談から、神の意図を探る主人公兄妹。世界中で起こった脈絡のない超常現象の数々に、そもそも意図などというものが有るのか?その帰り、空から子供が降ってくるという現象に遭遇する…。

    案の定、上巻を忘れてしまっていたうえ、「私」という一人称で、数々の超常現象の解説が続くため、あれ?評論だっけ?と思ったが、そういえば上巻からそういうノリだったな。大和田氏の名前が出てきたところでようやくわかるようになってきた。

    その後は急展開ということなのだろうが、割とあっさりと人がいなくなったり、とんでもないことが起こっても、あれれ?と思うほど読み飛ばす

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    2020年09月18日
  • プロジェクトぴあの(下)

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    安定の面白さ。
    物理学のある程度の知識程度ではどこまでフィクションかわからないとこも良い。
    もうこの作者のこういったSFは読めなくなる可能性が高いのは悲しいなあ。

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    2020年07月24日
  • アイの物語

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    AI元年と呼ばれていた2015年が既に過ぎ、さてこれからどうゆう進化が進むのか、ブレイクスルーと言われる時点がいつくるのか、色々興味は尽きないわけだけれど、SFというものの魅力、物語の持つ力、というものを改めて深く感じる作品だった。

    ゲドシールドを築きあげてしまうと、もはや「自分の信じたい」ことを真実と疑わないわけで、コレは怖いよなぁ、と。
    現代人の抱える様々な問題も、このゲドシールドが根本であるのは間違いない。
    ヒトとはかくも愚かで、頼りないあやふやな存在なのか。

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    2020年07月20日
  • アイの物語

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    作者の美少女趣味が全開だが、内容は至って真面目。AI=人工知能を持つマシーンと人間の交流がテーマ。本筋の物語はもちろん、“作中作”も粒ぞろいで飽きさせない。特に介護用アンドロイドの話が秀逸。最後の「アイの物語」では、AI同士の会話が意味不明なのがかえってリアルっぽい。山本弘らしい、読み易いのに奥深いSF。「詩羽のいる街」も読みたくなった。

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    2020年06月20日
  • BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に

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    ビブリオバトルはやっぱり面白い。
    ただ、この本を読むと買いたくなる本が大量になってしまうのが、困ったところだ^^;

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    2026年03月01日
  • 地球移動作戦(上)

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    深宇宙探査船<ファルケ>で新しい天体の観測に向かったメンバーが発見したことは恐ろしい未来。
    立ち向かうのか諦めるのか

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    2020年04月13日
  • BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に

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    バトルのテーマに合わせてストーリーもミステリ仕立てで楽しめる。〇〇トリックによるまさかの展開にはやられた。紹介される本だけでなく、恋の行方も気になるシリーズ。次作にも期待。

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    2020年03月05日
  • BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 下

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    深刻な社会問題への言及も語り口のせいであまり重くならず、テンポ良く話は進む。差別批判がいささかくどい感はあるが、それも“らしさ”。最後H.G.ウェルズに着地させるところは巧い。続編も読んでみたいと思った。

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    2020年02月06日
  • BISビブリオバトル部1 翼を持つ少女 上

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    例によって蘊蓄満載。平易な文章ながら示唆に富み、キャラも明確。山本氏らしさ全開の学園もので、思ったより読み易かった。

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    2020年03月01日
  • アイの物語

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    AIの世界、言語すごく難しかった。根気強く最後まで読み切ってやっとこの本の良さが分かった!私も無意識のうちに自分で作った物語の中に生きているんだろうなぁ。。
    限りなく現実に近い世界観!良かった☺️

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    2019年11月07日
  • 詩羽のいる街

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    賀来野市に暮らす人びとのつながりを生み出していく不思議な魅力をもつ詩羽(しいは)という少女と、彼女にみちびかれて人生の方向を変えていく勇気をもつことになった四人の登場人物をえがいた連作短編形式の作品です。

    マンガ家志望の青年・飯塚陽生(いいづか・はるお)、自殺することを決意していた中学生の田神沙世(たがみ・さよ)、大学教授で人びとを困らせることに喜びをおぼえる長船紘一郎(おさふね・こういちろう)、詩羽のうわさをたしかめようと賀来野市へやってきた梶島早紀(かじしま・さき)という四人の人物が、それぞれ主人公となって、彼らの視点から詩羽の信念とその生きざまがえがかれるとともに、彼ら自身が詩羽との交

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    2019年10月14日
  • MM9 ─invasion─【文庫版】

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     山本弘さんの趣味が炸裂する、MM9の第二部となる作品です。

     個人的なイメージでは前回は『ゴジラ』的な怪獣対策組織の活躍の物語だったと思うのですが、今回は『ウルトラマン』最近のアニメだと『グリッドマン』を思わせるような、怪獣対ヒーローの対決がメイン。それにボーイミーツガール的な要素が加わります。

     ボーイミーツガール的な部分は、一昔前のラノベ的というか、どこか牧歌的な印象があります。この手の作品でお約束といえる要素もふんだんに取り込まれていて、ある意味吉本新喜劇を観てるような安心感(笑)

     エンジンがかかってきたのは後半からかなあ。宇宙から怪獣が飛来し、スカイツリーに突っ込んでくるとい

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    2019年10月14日
  • プラスチックの恋人

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    ネタバレ

    AIとVRとロボット技術が発達したら、そりゃ性風俗産業に流用転用することも考えるよなぁ…って世界の物語。
    他の山本作品(プロジェクトピアノなど)とも世界観を共有しているあたり、辻村っぽいというかMCUっぽく、こういう物語のつながりは好き。

    最先端技術の性風俗転用は善か悪か?という部分を論じているところは好き。
    どんでん返しの黒マカロンの理屈「私が不快だから、世の道徳観とか人の意見はどうでもいい」あたりの議論も大いに考えさせられて良かった。

    ただ、やっぱり俺はセクサロイドには、欲情(あくまで自慰的な)するかも知れんけど恋愛感情は持てないなぁ。と再確認できた。
    価値観の多様化、それを認めること

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    2019年07月26日