山本弘のレビュー一覧

  • プロジェクトぴあの

    購入済み

    最高

    いつも楽しんで読めます。ああ、本当に実現すればと、いつも思います

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    2021年01月22日
  • アイの物語

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    人類が衰退したあとの世界で、主人公とアンドロイドのアイビスが出会うところから物語が始まる。アンドロイドを憎む主人公にアイビスが話したのは、いくつかの物語だった。

    この作品は、作者の過去作をアイビスが語るスタイルで読むことができる短編集であり、話が繋がることで長編になるように構成されています。

    ひとつひとつのお話も面白く、すぐに読み終わってしまいました。本当にアンドロイドがいたら、こうなるだろうな、こんな問題が起こるのだろうなとリアルに想像ができた。本当、きっとこうなる。

    「紫音が来た日」では、人の心を救うということについての答えを見た気がする。「ミラーガール」では、子供の頃に人形を友達に

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    2020年12月08日
  • アイの物語

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    豊崎由美のあとがきに共感する。
    山本弘は物語で世界を変えようとしている。
    『アイの物語』は強いメッセージのこもった本だ。

    あらすじの通り、アイビスが読み聞かせるのは6つの物語。

    「宇宙をぼくの手の上に」
    「ときめきの仮想空間」
    「ミラーガール」
    「ブラックホール・ダイバー」
    「正義が正義である世界」
    「詩音が来た日」
    「アイの物語」

    こうして並ぶからこそ多少の差は出るが、すべて☆5でいい作品たちだ。
    書き下ろしは最後の2作品だけだが、その他は初出の時期がバラバラで、それを一冊にまとめてひとつの物語を紡ぐという構成力がすごい。

    一つ一つの物語を見ても、構成の上手さが光る。
    SFなので都合

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    2020年10月07日
  • アイの物語

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    #日本SF読者クラブ 自殺騒動も記憶に新しい山本弘氏の作品。人類が衰退し、マシンたちが繁栄する、まるで「ターミネーター」のような未来の地球(ここ重要です)。美しい女性型アンドロイドに囚われた「僕」。彼にいくつかの物語を聞かせるアンドロイド「アイビス」。そう未来の千夜一夜物語だ。

    そもそも本作は、作者が別々に発表した短編に書下ろしの2編を加え、インターミッションで繋いで一つの長編にしている。それぞれの短編も面白いし、長編としてもうまく構成されている。特に書下ろしの第6話が効いている。そして最終話で、前述した重要ポイントの真相が明らかにされる。7回日本SF大賞候補、吉川英治文学新人賞候補になるの

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    2020年10月04日
  • プロジェクトぴあの(下)

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    フィクションだからできること、そしてSFだからできることの限界に挑んだ小説と、ある意味言えるかもしれません。

    自分の中での小説10選を選ぶとしたら、その内の一作は山本弘さんの『アイの物語』です。
    作品で描かれた人間への絶望と、人間の想像力と技術への希望は、自分の中の人間観や読書傾向を方向付けたものの一つだと思います。

    その『アイの物語』と、上巻のレビューで少し触れた同著者の『詩羽のいる街』。この二つの作品の到達点が『プロジェクトぴあの』なのかもしれないと思います。

    上巻の終盤で、ついに宇宙へ行くための足がかりとなる理論にたどり着いたぴあの。しかし、その理論の実証やロケットの開発には、様々

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    2020年06月05日
  • プロジェクトぴあの(上)

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    悪意や閉塞感に満ちた現実を吹き飛ばし、そして世界を変革するヒロイン。

    山本弘さんの『詩羽のいる街』という作品のメッセージとそのヒロイン像に、初めて読んだとき大いに惹かれました。そしてこの『プロジェクトぴあの』の上巻を読み終えた時の感情も、それに近いものを感じます。

    AR技術などが進歩した近未来の日本。ある日貴尾根すばるは、秋葉原の電気街でマニアックな部品を買い漁る地味な女性と出会う。彼女の名前は結城ぴあの。常人とはかけ離れた思考と頭脳を持つ彼女は「宇宙へ行く」という夢を語る。そして夢のためぴあのは自宅で実験を続け、一方で資金と賛同者を得るためアイドル活動しているらしく……

    ぴあののキャラ

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    2020年05月31日
  • アイの物語

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    ネタバレ

     いやー,久しぶりに続きを読みたくなる小説を読んだ。作者の山本弘氏があのトンデモ学会の初代会長だとは知らなかった。あのトンデモ系統の本なら,ずいぶん読んだけど…。
     本書は,近未来,AIが人間にとって変わっている地球の社会を描いたものなのだが,それに至るまでの話(それは,小説内小説となっているのだ)が面白かった。〈以前人間が書いたという設定の6つの話〉と〈主人公のAIアイビスの生い立ちの話〉の計7話でできている。
     現実なのか小説なのか,フィクションなのかノンフィクションなのかが,そんなに大切なのか…という呼びかけが随所にあって,それがまた説得力を持って迫ってくる。

    「分かってる。ヒトは『真

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    2020年05月05日
  • プロジェクトぴあの(下)

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    望みに立ちふさがる様々な壁。根拠のない不安や恐れが多い気がする。新しいものには漠然とした不安を感じるのかもしれない。
    手段は手に入れた。どうやって利用するか、彼女の陰謀は複雑で手強い。
    ぴあのは本当に帰ってくるだろうか、帰って来て欲しいな。新しい理論を持って

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    2020年04月18日
  • プロジェクトぴあの(上)

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    田舎で夜空に光る沢山の星たちを見上げて、吸い込まれそうに感じたことはある。星雲や星団の写真を見て、美しい宇宙を想像したこともある。けれど、そこへ行きたいと熱望したことはない。
    ぴあのは熱望した。その望みを叶えようと努力をした。素晴らしい頭脳の持ち主ではあるけれど、立ちふさがる壁は生半可なものではないだろうに。
    物理法則として確立されているものを乗り越えて新しい物を組み立てる。世界に受け入れられるとは限らないのに進んで行く。

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    2020年04月17日
  • 地球移動作戦(下)

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    地球を移動させてシーヴェルの影響を減らそうとする作戦。経済と人命とどちらをとるのか(どこかのコロナと同じだ)等々の後色々あって、動き始めた作戦。途中もきっと色々あっただろう。いよいよシーヴェルがそこまで来て本格的な移動が始まっても敵対勢力の妨害は続く。
    思わず「やめてよ!」と憤ってしまう。

    命と意思が続きますように

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    2020年04月15日
  • プロジェクトぴあの(上)

    移籍・文庫版ですね

    https://booklive.jp/product/index/title_id/283382/vol_no/001

    こちらの、移籍・文庫版ですね

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    2020年03月18日
  • アイの物語

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    ネタバレ

    人工知能による調和のとれた『ハーモニー』(著.伊藤計劃)と世界規模の少子化におけるシンギュラリティ。
    人工知能は憎しみも愛も無いから調和された世界を作り出す。
    これはユートピアなのか、人類のポストアポカリプスか。

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    2019年12月11日
  • 怪奇探偵リジー&クリスタル

    購入済み

    紙の本(寺田克也氏の装画の方)で読んで電子版も購入。
    SF・オカルト詰め込み放題のエンタメ小説。推理要素はあまり無い。ヒロイン二人とも愛着が湧くので続編が欲しいけど、難しいかな。

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    2019年11月27日
  • アイの物語

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    いやー本当に久々に興味をそそられた!!この本でのアイとはAIで人工知能の物語。
    普通のSF小説だと思っていたら何とも唸ったです。
    自分の人工知能に対して無知な事と、いかに人間は論理的でないかと思い知らされた。そして人間は感情の生物だと痛感!
    物語は基本的に短編集だけど、主人公達が短編を論じていくので深みにが出てくる。
    特に「詩音が来た日」は名作だと私は思う。人間を論理的説明して、AIはこう考える!というのが至極納得させられる。
    そして主人公の感情移入に全く同感なのだが、詩音に論じられた時の感情は読者として凄く腑に落ちて私は唸った…
    SFだろけど…今までに無い本を読んだ感じで大満足!久しぶりに、

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    2019年06月23日
  • BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に

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    インターナショナルスクールのビブリオバトル部を舞台にした青春読書小説で、今回はミステリをテーマにしているから、作中のビブリオバトルではミステリ本の紹介がてんこ盛り。
    とはいえ、主人公の空ちゃんがSF小説ラブな娘だから、もちろんSF作品も多数登場します(でも自分は『電送怪人』を読みたくなってしまったので寿美歌さんに一票)。
    ストーリーもミステリ風の謎解きな筋立てになっているんだけど、メインの謎解きより銀くんのラストのアクションにびっくり。

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    2019年05月26日
  • SF JACK

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    SF短編集。どの話も結構面白かった。おすすめ。
    宮部みゆきさんの「さよならの儀式」とか、ほろっとする。
    個人的には、完全ヴァーチャルの世界で生きる人間たちを描いた山本弘氏の「リアリストたち」が好きかな。それと独特の一人称の形式で書かれた新井素子さんの「あの懐かしい蝉の声は」も良かった。。

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    2019年02月18日
  • BISビブリオバトル部3 世界が終わる前に

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    待ちに待った文庫化、第3弾。
    「なぜ小説というスタイルなんでしょう?」(中略)「小説っていうスタイルだから 背景にストーリーがあるから面白いんです」。
    ただの書評ではなく、小説という形でキャラクターに熱く語らせることで、より一層読んでみたくなる。まさにこのシリーズを的確に表現したセリフだと思います。

    読みたい本が増えて行く一方なのはいつも通りですが、それだけでは終わりません!
    今回のテーマは「ミステリ」ということで、ビブリオバトルで様々なミステリを紹介していますが、それ自体が仕掛けの一部となっていて、実に完成度が高い!
    あれだけ物語を通して教わったはずなのに、あっさり騙されるもんですね・・・

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    2019年02月12日
  • プラスチックの恋人

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    ネタバレ

    主人公のライターは、オルタマシン=とても出来のよい未成年型のセクサロイドとのコミュニケーションやセックスを通じて、”彼”を”愛する”ようになるが…という、現代的な感覚で忌避感の強いペドフィリアをモチーフにとった考えさせられる本。
    主人公は未来の人だが、愛と性が一体化している2000年代的な考え方の人。
    お金を払えば、他者の肉体を自由にしてよいのか?という問いにはなんとなくNOと思う人が多そうだ。では、愛があればセックスしていいよね?という主人公的な考え方もどうなのかなと思わせる、かえって愛の方が乱暴ではないでしょうか。

    なお、作中でオルタマシンの売春会社を運営する社長が語る過去の経緯の部分で

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    2019年07月21日
  • 詩羽のいる街

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    "小説。ファンタジーだと言いたくなるくらい、素敵な世界が広がっている小説だった。
    この作品は、力強いメッセージにあふれている。今と未来を大切に、前向きに生きること。そして、もうひとつは、現在の貨幣を媒体とした経済のシステムから一歩超えた世界で生きている主人公に共感を覚えるとともに、現実の世界でもこんな人がいてくれたらうれしいと切望する。
    主人公の今後は、私たちに託されたのかも知れない。どんな物語を紡いでいくのかは、心の中で大事に育てていきたい。"

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    2018年10月28日
  • MM9 ─destruction─【文庫版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    怪獣小説のふりをしたラブコメのふりをした茨城県観光振興作品!?
    宇宙怪獣を止められるのは、気象庁でも自衛隊でも無く、もはや神話世界の住人しかいなかったのだ!?

    もうね、読んでるうちに『神話宇宙フィールド』に入っちゃって、ビッグバン宇宙の方が神話なんじゃ無いかと思えてくるよw

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    2018年10月14日