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Posted by ブクログ
『MM9』シリーズの外伝に位置する作品。
私は怪獣とか巨大ロボットとかの類が苦手なので未読だが、本作はボーイミーツガールなどもあって比較的読みやすいのではないかと思い、まずはこちらから読むことにした。
「生と死のはざまで」
ひどい作品なのでネタバレまで書いてしまおう。
オタクの男の子が怪獣バトルで大活躍なんてありえない展開だと思っていたら、夢オチで少しも楽しめなかった。
「夏と少女と怪獣と」
ボーイミーツガールで一番楽しみにしていた作品。
ロバート・F・ヤングみたいなのを期待したのだが、それと比べると薄味だった。
「怪獣神様」
作られた世界観、という感じがして感動はなかった。
「怪獣無法地帯」
タイトル通り、怪獣を前面に押し出した中編なのであまり期待はしておらず、ページの進みも遅かった。
しかし、他の映画や小説で聞いたことのある要素がいくつかあったものの、怪獣小説としての出来はおそらく一番で、後半は勢いが止まらなかった。
ただ、もともと怪獣小説は趣味ではないということもあってこれ1作で満足してしまったので、『MM9』はおそらく読まない。
Posted by ブクログ
「MM9」の番外編の短編集。
4つのお話の内最初の3つは、アニメ化のために書かれたプロット案がベースになっているという。
なるほど、オチのつけ方(第1話)やミステリーっぽい構成(第2話)や戦争反対の語り口(第3話)は、初期のウルトラQやウルトラマンを思い出させる。
そう思って読んでいたら、第4話の舞台設定はまんまキングコングかターザンといった趣。
そこに東西冷戦をまぶして、文明社会に警鐘を響かせ、宇宙生物の侵略を描くとなれば、これはまたウルトラQ長編版みたいな世界。そんで最後はジャミラじゃないか!
2011年の作品ながら全く昭和のテイストで、私の年代には入り込み易く読み易かった。
Posted by ブクログ
『トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と』山本 弘 著 角川文庫刊
山本 弘による怪獣小説『MM9』3部作の世界で起こるスピンオフストーリー4編を集めた短編集。正統派な怪獣SF小説として描かれた一作目の『MM9』でみられたハードなドラマ展開から一転、『MM9―invasion―』『MM9―destruction―』に観られるボーイ・ミーツー・ガール、少女と怪獣といったライトノベル寄りのコンセプトを継承するストーリーではあるものの、少年の自立、ミステリー仕立ての冒険譚、疎まれた者の心と神の存在、自然と文明といったシリアスなテーマを「怪獣のいる世界」の中で短編で描き切った秀作ぞろい。
中でも「怪獣神様」は市川森一、「怪獣無法地帯」は上原正三といった60~70年に放送されたウルトラシリーズの重鎮的シナリヲライターによる作品群を彷彿とさせるストーリーは「怪獣特撮作品群」を正当な“ドラマ”として観てきたファンの心に響く出来。
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小説・文芸
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