【感想・ネタバレ】怪奇探偵リジー&クリスタルのレビュー

あらすじ

1938年、ロサンゼルス。私立探偵エリザベス・コルトと、助手の少女クリスタルは、それぞれの“特殊な身体”と知恵を駆使し、奇怪な事件の数々に立ち向かう! パルプマガジンの表死絵そっくりな惨殺死体、幻の特撮映画上映中に消えた人々、甦る十七世紀イギリスの錬金術……。型破りな謎と解決法、全編を貫くマニアックな薀蓄に驚嘆必至の5篇を収録。物語を愛するすべての人に贈る痛快で風変わりなミステリー!解説:菊地秀行

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Posted by ブクログ

私立探偵リジーとその助手のクリスタル。彼女たちが出くわすさまざまな事件は、常識では考えられないようなものばかり。しかしそもそも、彼女たち自身がその常識からもかけ外れた存在であり、第一話から度肝を抜かれること必至のホラーミステリ連作集です。
ミステリ好きにはもちろん、ホラー好きにも楽しい。そしてSF好きならさらに楽しめるのではないでしょうか。特に「軽はずみな旅行者」が凄い。SFに関しての知識はあまりないのですが(むしろ食わず嫌いの苦手意識だけがある)、きちんと理解できた気がするし、充分に楽しく読めました。まさかあんな人が登場するだなんてー。
リジーの過去が明かされる「ペンドラゴンの瓶」にほろりとさせられたり、一方でクリスタルの過去が明かされ、さらに最大の脅威に立ち向かう「異空の凶獣」にははらはらどきどきさせられました。いやー面白かった。もっと続きが読みたいなあ。

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

B級映画っぽさがすごくてめっちゃ面白かった!
SFもののことはあんまりわからないのだけれど、それでも聞いたことある作品名や人名、キャラクターが出てきた時にはわくわくしたし、作者のSFものへの強い愛を感じた。
リジーとクリスタルのキャラクターが凄すぎる…そんで二人のロマンシスな関係がたまらなく好き。続編、続編をください…!!

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2020年01月08日

購入済み

紙の本(寺田克也氏の装画の方)で読んで電子版も購入。
SF・オカルト詰め込み放題のエンタメ小説。推理要素はあまり無い。ヒロイン二人とも愛着が湧くので続編が欲しいけど、難しいかな。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

山本弘『怪奇探偵リジー&クリスタル』角川文庫。

こんな奇抜な設定の探偵小説にはお目に掛かったことがない。SF、ホラー、ミステリー、ハードボイルドといったあらゆる要素が渾然一体となり、見事に融合された面白ぶっ飛び連作短編小説だった。

1938年、ロサンゼルスを舞台にグラマーな美人私立探偵リジーとSFオタクの少女助手クリスタルが、血なまぐさい不可思議な事件の数々に挑む。二人には物凄い秘密があるのだが、それは読んでのお楽しみ。

『まっぷたちの美女』『二千七百秒の牢獄』『ペンドラゴンの瓶』『軽はずみな旅行者』『異空の凶獣』の5話を収録。

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2018年05月09日

Posted by ブクログ

事件は怪奇 探偵も怪奇 解決はすっきり??

SFで ホラーで 人情?もあって
ドキドキわくわく ドッキンドッキン ちょっぴりほろり
のめり込んでしまった。 面白い!!

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2018年04月26日

Posted by ブクログ

浮世奉行と交互に読んだミステリ短編。UMA繋がりw
存在そのものが怪奇なコンビが不可思議事件に挑む♪

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2018年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんて小説なんだろう。基本は探偵ものかと思いきや、いろんなものが合わさったハイブリッドなミステリー短編集だ。
不老不死の体を持つ女探偵と、透明人間の助手って設定からしてとんでもない。SF、ホラー、怪奇映画、タイムトラベル、モンスター…、それぞれの短編ごとに色が全く違う。マニマックすぎてついていけない部分もあったが、全体を通して楽しみながら読み切ってしまった。後半の2編が個人的に気に入ったので、評価は後半に怒涛の追い上げを見せた感じだ。
読み手を選ぶかもしれないが、ハマる人にはとてつもなくハマる!

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2018年06月11日

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