山本弘のレビュー一覧

  • プロジェクトぴあの

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    主人公に美少女アイドルを据えてハードSFをやるのは良いアイディアだなぁとなんとなく読み進めていくうちに「ピアノ・ドライブ」って何か聞いたことあるなぁと思い返してみて、『地球移動作戦』の前日譚ということにようやく気付きました。熱力学の第二法則を破る発電機やピアノ・ドライブの原理の説明などは、流石はと学会会長と感心する出来です。近未来を想定して描かれた発明品がいくつも登場しますが、資本主義の行き詰まりを打開するためには、科学や技術の大きな進展が不可欠ではないかとあらためて考えてしまいました。

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    2014年12月17日
  • プロジェクトぴあの

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    相変わらずのオタクよりの話ではあるが、作者お得意のトンでも本のマッドな話とありそうな実際の物理天文のオタク的な知識を組み合わせて、いかにもありそうな話として成立させて、読ませる作品として成立している。これはなかなかよかった。

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    2014年10月23日
  • プロジェクトぴあの

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    ネタバレ

    タイトルをみて、地球移動作戦に出てきた、ピアノドライブの話しだろうと、発明者は女の子だったはずなので、この天才少女が主人公だろうと思って読んだら。やっぱりその通りでした。さすが山本弘先生。

    相変わらず、細かい過去の事件などが詳しく紹介されるのだが、未来の事件ももっと作ってもいいんじゃないかと思う。2013年以降の数十年に事件などが異様に少ないように見える。

    こういう開発秘話的なお話は非常に読んでて楽しい。

    AIやARなどが日常生活に溶け込もうとしている過渡期の様子が興味深い。ただ、視点が少しおたく文化方面よりすぎるのが気になる。

    主人公自体は、名被害者・一条(仮名)の事件簿の一条に近い

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    2014年10月27日
  • 去年はいい年になるだろう

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    山本さんはSFという仮定の世界設定の中での人の心理や行動を推察するのがすごく上手で、納得させられる。
    今回は未来からタイムマシンでアンドロイドがやってきた。
    その目的は人を不幸から守ること
    さて、人類はどうする?っていうお話し。

    人は決して論理や倫理だけの生き物ではない。
    意地や信念、楽観や誤解それに過剰な利己心や理由のない悪意などによってどうしようもない間違いをする。
    ここら辺はトンデモと戦い続けている山本さんの考察はホントに感嘆の域。
    どうしてこんなバカなことをするの?それでもしてしまうのが人間なんだよ的な...

    アンドロイド側も強引すぎ
    アイの物語でもでてた、「自分がして欲しくないこ

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    2014年08月17日
  • 詩羽のいる街

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    詩羽と一緒に街を歩き、様々な人の考えや奇跡に出会えます。

    自分の中のモヤモヤしたものや誰しもが抱く黒い感情が、詩羽によって肯定されてゆく感じがとても好きです

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    2014年07月25日
  • 詩羽のいる街

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    自分も無意識のうちに手段が目的になってるコトあるなぁ…とシミジミ。これからは小さなことからでもちょっとずつ善意を回そうかなと思える一冊でした。

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    2014年07月24日
  • MM9 ─invasion─【文庫版】

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    怪獣SFシリーズ。今回は一話完結ではなくて長編でした。また、前作はハードに現実的にしようとしていたが、今回は少し漫画っぽい。でもそこが魅力。ラブコメ展開は個人的に好きでないけど、バトルシーンは最高でした。「3分間」の下りは笑ったー。

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    2014年06月25日
  • 神は沈黙せず(下)

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    新旧の宗教、超常現象、死後の世界、霊魂、
    これらを論理的に解釈
    というと否定しているようにとられるかもしれないが
    そうではなく、怪しげで想像力に乏しく、合理性に欠けた
    穴だらけ、突っ込みどころ満載の解釈に飛びつくな。
    国民・愛国心、人間であることについても同じ。
    人は信じたいことだけ信じ、理解を超えたことに目をつむる
    それが知性のある人類のすることか。
    神を人間のサイズで考え、理解するな。
    そういうことを言っているのだろうか。
    とても、考えさせられる。
    また、理屈、理屈というと堅苦しく、血が通わない印象を
    持たれるかもしれないが「詩羽のいる街」と同様
    人が自分に/他人に対して善であることは

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    2014年05月20日
  • 神は沈黙せず(上)

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    多彩で大量の怪奇現象、超常現象の「それ知ってる~」
    から初耳、そして後日譚まで網羅しており、
    そちらをじっくり読んで興味を持つなんて読み方もあるが、
    それらの現象を本当・ウソと切るのではなく、
    ココにあらわれていないであろう作者の膨大な知識も含め
    理屈に合うとか合理的、論理的という切り口ではあるものの
    こうやってエンターテインメントに仕上げる
    それらに意味を与える物語を作り出した想像力が
    楽しい(羨ましい)。
    回顧の形で描いているので「現在はどうなってるの?」
    と思う気持ちで下巻に突入。

    難しく考えることもできて、難しく考える必要もなく
    それでいて作者の主張を作中人物に語らせながら
    作者自身

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    2014年05月17日
  • 詩羽のいる街

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    『解説・有川浩』とあったので購入。
    親切、善意、幸福の物語。
    多くの人との繋がり、かかわりを実現させ、実感すると
    人間、人生が幸せな方向に変わり、世界が変わる、
    独りは嫌だ、と思わされた。
    途中途中の小さなエピソードが、次の話につながって
    最終的にまとまっていくのが心地よい。

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    2014年04月24日
  • 詩羽のいる街

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    山本弘でSFではないが、面白かった。

    「負の連鎖」の話は良く聞くが、「正の連鎖」の話をうまく描けているのは珍しいと思う。

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    2014年02月25日
  • 闇が落ちる前に、もう一度

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    「神は沈黙せず」と同じように「アイの物語」の為に読んだ本。短編集です。
    やっぱり山本氏好きだ!
    これでやっと「アイの物語」を読む準備ができた。

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    2014年02月12日
  • 地球移動作戦(下)

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    未知の天体が地球に直撃(正確には甚大な影響を及ぼすまでに接近)することがわかり、もしそのまま放置したら24年後の大接近で地球は確実に滅んでしまう。それに対して人類が行う策が地球を移動するという壮大なプロジェクトである。
    何故その天体の直撃を他の方法、例えばアルマゲドン風に、で回避することが出来ないのかといった設定から、地球を移動するのに伴う弊害、そもそもそれ以前に計画を実行する前に存在する様々な障害などが巧みに描かれている。
    そして、忘れてはならないのが山本弘得意のいつものAI(作中ではACOMと呼ばれる)と人間の関係性。何冊読んでも改めて心を動かされる。毎度のことながら人物・感情の描写がとて

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    2014年02月03日
  • 地球移動作戦(上)

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    未知の天体が地球に直撃(正確には甚大な影響を及ぼすまでに接近)することがわかり、もしそのまま放置したら24年後の大接近で地球は確実に滅んでしまう。それに対して人類が行う策が地球を移動するという壮大なプロジェクトである。
    何故その天体の直撃を他の方法、例えばアルマゲドン風に、で回避することが出来ないのかといった設定から、地球を移動するのに伴う弊害、そもそもそれ以前に計画を実行する前に存在する様々な障害などが巧みに描かれている。
    そして、忘れてはならないのが山本弘得意のいつものAI(作中ではACOMと呼ばれる)と人間の関係性。何冊読んでも改めて心を動かされる。毎度のことながら人物・感情の描写がとて

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    2014年02月03日
  • 神は沈黙せず(下)

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    読み終わった〜!
    上巻は一ケ月かかったけど、下巻は最初から最後までクライマックスで、半月で読み終わりました。
    私にしては、これでもかなり早い方です。

    難しい用語ばかりですが面白い!
    「神は本当に慈悲深いのか」という視点がまず斬新。
    それと、宗派の教典なんて案外適当に、都合よく書かれているんだなっと…。

    この本は日本でしか受け入れられないっとも感じました。
    クリスマスは楽しい恋人同士の日。バレンタインは好きな人にチョコを渡す日。
    お盆の迎え火と送り火は…マンションだからやらなくてもいいね。
    二礼二拍手一礼ってお寺だっけ?神社だっけ?
    「宗教の自由」過ぎる日本。
    神を信じてないわけではなく、宗

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    2014年01月14日
  • 神は沈黙せず(上)

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    著者の「アイの物語」を読みたかったのですが、本作品が時代背景として先とのレビューがあったため、こちらを読みました。
    私にとって「上/下巻」という大作。読み切れるのか…(笑)

    SF作品は初めて読みます。
    題名から「神の逆鱗にふれて〜人間が試される」みたいなSFファンタジーをイメージしてましたが、全く違った!
    あるサイトで「永遠と報告書を読んでいるようだ」とレビューがありましたが、上巻はだいたいそんな感じです。
    レポートに私情を入れた様な内容で、私は面白いと思いました。
    「神が人間にコンタクトを求めてきてる」
    なんて斬新な考え方だろう!「人間が神に〜」じゃないんだ!
    題材として素晴らしい視点だと

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    2013年12月26日
  • 神は沈黙せず(上)

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    書評で進められていたのを見つけつつ、
    重々しいタイトルになんじゃこりゃ?と思い読み始めたら...
    面白い面白い!

    UFOとかの超常現象から、我々の進化から、世界の成り立ちから、
    果てにはタイトル通り宗教や神を扱い始めてしまう。
    その一つ一つが広く浅く、ぐちゃぐちゃでなく、
    ちゃんとした知識の上で、ロジカルに編まれていく。

    そういうと難しそうなのに、
    なぜかストーリーが面白くて、
    ぐいぐい物語に引き込まれ、パラパラページを手繰ってしまう。
    そんな不思議な中毒性を持っている。

    下巻も早く読み進めたい><
    あ、オススメだけど、夜にページを開くのは避けてくださいね、
    きっと朝になっちゃうのでw

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    2013年07月16日
  • 神は沈黙せず(下)

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    ネタバレ

    ううーん。
    上巻と比べると下巻はちょっとがっかりかなー。
    ネトウヨ批判はヨソでやってほしかった。

    とは言え、オチが気になって一気に読んでしまったことは事実。
    超常現象の意味、神の意図。
    きれいに説明もついてる。

    でもなー・・・

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    2013年07月13日
  • 神は沈黙せず(上)

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    ネタバレ

    最近SF成分が欠けていたので補給してみた。

    山本弘の小説を読むのは実は初めて。
    (トンデモ本は何冊か読んだ)
    冗長という噂もあったので、ちょっと心配したけど、いやいや面白いじゃないですか-。

    UFO、ポルターガイスト、超能力などのオカルト系の蘊蓄を延々と続けるのは確かに冗長かもしれないけれど、トンデモ会会長の山本弘にしかできない芸当で、ここはその膨大な蘊蓄を楽しむべきでしょう。

    嘘もほんともオカルトも科学もみんなぶち込み、1つの理論で一気に片付ける。
    SFならではの爽快感。
    良輔と優歌の神を巡る問答は読んでて楽しかった。

    お兄さんの理論も完璧ではないようで、後半どうなるのか楽しみ~♪

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    2013年07月12日
  • UFOはもう来ない

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    山本さんの小説の中では、読んだ中で一番面白かった。
    UFO系のウンチクもちりばめられていて、それだけでも価値がありそう。
    名前の付け方とか竜の卵っぽいと思っていたら、巻末の資料集もそんな感じだった。
    若干、知性化戦争辺りも感じる。
    ただ、タイトルのセンスの無さはどうかと思うし、人物の深みの無さも相変わらず。ライトノベルだと思えば良いのか。

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    2013年06月15日