闇が落ちる前に、もう一度

闇が落ちる前に、もう一度

594円 (税込)

2pt

”宇宙の真の姿”について独創的な理論を構築した宇宙物理学者。だがこの理論に従うと宇宙はわずか8日前に誕生したことになる。恋人と自分の実在を確かめようとした彼は……表題作ほか4編収録。

※本書は、二〇〇四年八月刊行の小社単行本『審判の日』を加筆・改題のうえ文庫化したものが底本です。

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闇が落ちる前に、もう一度 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年04月18日

    表題作「闇が落ちる前に、もう一度」を含めた5編で構成された短編集。
    ジャンルはSF・ホラー。
    擬似的な体を与えられたことで心・意識を獲得し、アイドルとして活動しているAIの少女と、AIには心などないと考えるタレントの男性、二人の問答で展開される1編「時分割の地獄」が特にお気に入り。
    自分の認識してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月03日

    表紙を見て、「あれ? 『アイの物語』が文庫になったの?」と思った。
    しかし、よく見るとタイトルが違う。
    内容は、『アイの物語』につながるし、『神は沈黙せず』にもつながる短編集である。

    今の自分は、本当にいるのだろうか。この世界は誰かに作られたものなのではないのか。そんな考えを持つとき、創造神を信仰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月05日

    代表作『アイの物語』で心温まる短編を惜しげもなく披露してくれた作者だけに同傾向の話が多いのかなと思って読んでみたが、引き出しの多さに驚かされた。「屋上にいるもの」は完全にホラー小説の類だけど、怖さにステータス全振りしていない所が良い意味で作者の味だと思う。

    「夜の顔」や「審判の日」みたいに、普段通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月17日

    ホラーがかったSFの思考実験が中心の話5つ。もしも世界が8日前に始まったものだったら、AIが殺人のために、別の人格を持った人物を想像したとしたら…等。

    思考実験的なAIの話は、わかるんだけど他の作品よりも怖くもないし意外性も少なく、何でこれだけSFマガジンに収録で、あとのは単行本のための書き下ろし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月12日

    「神は沈黙せず」と同じように「アイの物語」の為に読んだ本。短編集です。
    やっぱり山本氏好きだ!
    これでやっと「アイの物語」を読む準備ができた。

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    Posted by ブクログ 2012年08月05日

    「闇が落ちる前に」☆4
    ストーリー:
    宇宙物理学を学ぶ学生を主人公に、「極大エントロピー宇宙モデル」の証明実験が導き出した恐るべき世界の真実が明らかに・・・
    感想:
    読んでいて「小林泰三」を髣髴とさせる専門用語、そして未知なる分野へのロマンを感じずにはいられない内容でした。科学でありながらホラーのよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月12日

    良い短編集だ!
    とまでは言えないが、それなりに人に勧められる本だと思う。

    表題にもなってる『闇が落ちる前に、もう一度』と、『審判の日』が好き。

    闇が~は、五秒前世界創造説に少し捻りを加えたもので、審判~は、人類がほとんど一瞬のうちに消えてしまった世界の話し。

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    Posted by ブクログ 2016年07月30日

    先日読んだ「アイの物語」がなかなか良かったので、山本弘さんをもう一冊。これも、なかなかです。
    ジャンルとしてはSFに入れたけど、「闇が落ちる前に、もう一度」「時分割の地獄」「審判の日」がSF、「屋上にいるもの」「夜の顔」はホラーでしょう。つまり、SFとホラーが交互に出てくる感じです。
    SFは思わぬ視...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月10日

    当たり前に思っているこの世界が偽りの世界だったら?現実が突如崩壊したら?といったモチーフで編まれた短編集。SFありホラーありで飽きさせない。粒揃いだが、大傑作「アイの物語」に繋がるテーマを持つ「時分割の地獄」が特に良かった。

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    Posted by ブクログ 2010年08月24日

    世界の危うさと不確かさが如実に。
    SFなんだけど否定しきれないのが怖い。
    表題作が一番好き。

    0

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