山本弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者自身が膨大な数の資料をもとに書いているのでとにかく
読み応えはある作品だと思う。
まぁ山田悠介氏などに比べれば雲泥の差なのだが、世の中何故か
彼のような単純明快な内容の薄いモノのほうがウケるようである。
内容としては、いろんな超常現象について検証し
科学的合理的に存在しうる神の姿を考えてみるというSF小説。
この地球自体が神によるシュミレーションなのではないか?という
ちょっとアリエナイ大胆な発想で物語が展開していくわけだけど
読んでいくうちに、私達が実際にユビキタス社会に向かっているわけだが
そのことに関して少し考えさせられる場面もあった。
たとえば通貨自体が電子化されてしまえばどうなるだろう?
そのシュミレーションを見ているような錯覚を覚えた。
もうすでに、エディーなど電子マネーが浸透しているわけだけど
紙幣が意味を失くす時代がもし来るとすればコワイ話だ。
あと、地球全体が巨大な脳として、私達人間がその巨大な脳の
神経細胞だと考える場面もあったが、それ自体突飛な発想のように思えるが
私達ひとりひとりの考え方や価値観がすべて違うから争うこともあるが
それゆえに成り立っていると思う。
ひとつひとつが複雑に違う信号を出すから、複雑なことも処理できる。
だが人間は一つの権力や力の強いものにすがりたいという
集団心理というものがあるのも確かで、それが宗教につながり
人間はそうすることによって進化して発展してきたのは確かである。
それが巨大になると危険であり、そこに戦争が起こり混沌とした時代があったことも事実。
だがしかし、私のように無宗教のものも多々居るわけで、
もしかしたら私のような存在も危険な方向に皆が皆向かうことへの
抑止力になっているのかもしれないw
モンパチの唄に、「平和願い叫ぶ前に、これ以上自然を壊さないで」
という台詞があるが、まさにその通りかなぁとも思う。
旧約聖書について、私達日本人(一部覗く)が違和感や抵抗を感じるように
神というのはその土地に住む人々の心なのだろう。 -
Posted by ブクログ
下巻に期待としか言えない。
まず2026年現代にとっての近過去の近未来SFって時点で色々とフィルターがかかってしまった状態で読まざるを得ないのだけど、でもそこはむしろ回顧録的でめっちゃ面白い。よりにもよって2011年の初めを結構重要な年にするんだーとか、確かにこの頃はAIの最先端=遺伝的アルゴリズムだったよなーとか。結構今に通ずる言及も多くて面白いなーっていうのもあってそこは本当に面白い。
なんだけどとにかく中盤の展開がクソみたいにだるすぎる。マジで本編に関係ないだろう言及がしつけえ。
最終盤になってようやく面白そうな出来事が発生した。さすがにクリフハンガーのつくりはちゃんとしてるなって感じ。これなかったら星1で下巻は読まないと思うレベル。 -
Posted by ブクログ
未来から過去に移動しながら世界を良くするアンドロイドを巡るお話。設定は引き込まれたけど、途中から展開が変わって急に終わっちゃう。打ち切りだったのかもしれないが、日常SFに近いので、話に結末を作ると歪みが大きい。
作者自身が主人公となっている小説で、作中で過去作品の裏話が出てくるのはファンサービスとして大変良い。アイの物語に至ってはは章タイトルにまでなっている。ただ、記述にフィクションも入っているので何が本当の裏話なのか分からず、満足度は低い。
実名で出てくる友達のシーンは突然生々しい記載になるため、そこも他の部分とギャップあり。ただし、試みとしては面白かった。 -
Posted by ブクログ
怪獣大好き男性作家陣の怪獣小説アンソロジー
「怪獣二六号」樋口真嗣
25年前の怪獣映画の企画書
ざっくり。さもありなんです。
「怪獣チェイサー」大倉崇裕
ゴジラ存在的世界観の日本。
怪獣先進国たる日本。
ちょっとそのままドラマになりそうな
カメラマンと怪獣省の女性の関係が素敵
怪獣省の大臣はきっとあの人。
「廃都の怪神」 山本弘
未開の奥地の原神となっていた怪獣。
少年は、原始的な戦い勝利した。
最近、こういう感じのファンタジーBLあるよね。
「ブリラが来た夜」梶尾真治
自分の母親が ウルトラの母的存在であったならその血脈は受け継がれるのではあるまいか。
怪獣来襲の夜は、家族の来歴を知る夜でもあった。
おもろかったです。
「黒い虹」太田忠司
謎の転校生(眉村卓)×時を駆ける少女×怪獣
「怪獣の夢」有栖川有栖
さすがというか、怪獣文藝とは、といった短編。貧しい子供時代から見続けた怪獣の夢。
現実が成功するにつれ、怪獣となった夢に転換する。ラストの意味深が好き。
先日読んだ 能の邯鄲を思い出す。
「孤独な怪獣」園子温
もし、あのトラブルが表面化した後の作品だとしたら人格を疑う。
アンソロジーが2015年刊行だから さすがにセクハラ流出前ですね。
これを小説と読むか私小説と読むか。
同意してるから良いのかな?
私は、何やっても自由だと思うけど
それを文藝とされたくはない。
「東京デスワーム」小中千昭
ものすごく昔、テレビのロードショーで
ワームがそこらじゅうから溢れてくる映画を観たことがある。水道の蛇口からもどこからも。おそらく、私が観た事がある映画の中で最恐だと思う。この小説のように怪獣並みのワームならまだ良い。小ぶりなのがいっぱいが 怖い。
で、もしかしたら蛭子様とかからのモチーフかなと思いました。
「聖獣戦記 白い影」 井上伸一郎
著者は初読。
雑誌編集者で、2007年に角川書店代表取締役社長、のち角川グループホールディングス代表取締役専務という経歴がまず目を引く。
しかも本作が小説執筆の初作品だというから驚く。
時代設定は鎌倉時代、文永の役・弘安の役。
いわゆる「神風」を、聖獣の存在として再解釈する構成がとても明快だ。
怪獣(聖獣)というフィクションを用いながら、
歴史の踏み込んでいく。
そしてラストのまとめ方が、
怪異譚としてだけでなく、時代小説としても少しドキッとする着地になっている。
あとがきは東雅夫氏。
発刊当時の怪獣映画事情が語られる中で、
宮部みゆき『荒神』にも触れられていた。
福島県内陸部を舞台にした元禄期の怪獣小説。
民話・歴史・怪異が溶け合ったこの作品は、
怪獣を愛する男性作家たちによる諸作品をも凌駕する名作だと思います。
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ネタバレ「ナイトウインドの影」山本弘
・ナイトウインド・ダバール
ラバンの街の領主の館に相棒ダバールと忍び込んだ盗賊“ナイトウインド”。賄賂として贈られた少女と同衾中の領主。領主の罠にかかり身動きの取れないナイトウインド。
「鏡よ、鏡!」高井信
・デュダ・リューク
ピラムの村で暇を持て余すデュダの元に持ち込まれた鏡。この鏡に隠された魔法の力を解き明かす為にバナの洞窟へ向かったデュダと友人ゲランとバルン、エルフの子供リューク。
「神官戦士が6人」水野良
・羽根頭冒険譚・ライス・リーライナ・チュペル
・オスター
ファンの村にやってきた羽根頭たち。マーファの女司祭、チャ・ザの神官から領主の妻が魔物であると告げられ、魔物退治をすることに。領主の座を狙う領主の弟、村に滞在するファリスの聖騎士。
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ネタバレハトマメ(鳩に豆鉄砲)なフレーズ
「一人でも支持する奴が出れば、デマの信憑性は増す」
「すべての人間の共通の目的は、幸福に生きることです。何が幸福かは人によって違いますけどね。でも、少なくとも不幸になることを望む人はいないはずです。ところが、いつの間にか「今まで通りの生き方を続けること」が人生の目的になってしまっている人がいるんです。ほんのちょっと生き方を変えるだけで今より幸せになれるのに、それに気がついていない。その喫茶店のご主人もそう。今までずっと同じやり方でお店を続けてきた。どんなにさびれても、それを変えようとは思わないんです。店のメニューですら、新しいのにするのにすごく抵抗があるんです。さびれてもいい、潰れてもいいから、今のままでいいと思ってる―そんなの、理論的じゃないですよ」
「もちろん、ほとんどの読者にとっては、ただ通り過ぎていくだけかもしれない。忘れられるだけかも。でも、それが本当にいい作品なら、何千人に一人か二人、その作品に人生を左右される人がいるんじゃないかな」