山本弘のレビュー一覧

  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by ブクログ

    時間遡行とアンドロイドが中心だが、だんだんと、壮大なホラ話の様相を呈して行くSF作品。
    SFとして楽しむよりも、実名の作家や作品もたくさん出てくるので、業界のパロディとして楽しむのが一番いいのだろう。私はそこが一番楽しかった。
    そもそものこの無茶な展開自体がパロディとして設定されているような気もする。
    業界を知っていれば楽しめる作品、作者の山本弘の作品やと学会などについて、あまり知らないひとは、あまりお勧めではありません。正直。
    でも、私は最高に楽しめました。

    0
    2013年05月24日
  • UFOはもう来ない

    Posted by ブクログ

    UFOというオカルト的な事象を、と学会会長としての現実的な視点から捉えて物語にしたらこうなった、というような味わい。
    面白かったけど、本当にタイトル通りになってしまったら、オカルト好きとしてはかなしい。

    0
    2013年04月07日
  • UFOはもう来ない

    Posted by ブクログ

    トンデモ科学の研究者であり批判者である作者らしい内容で始まるところから楽しく読めます。トンデモ科学周辺の事柄について云々すること自体は好きなのに、無暗に信じてしまう人たちには、本当に困ってしまうという作者の姿勢が登場人物の描き方によく表現されています。 異星人の描写って難しいなぁと改めて実感。今回は、少々人間よりすぎるかなとの印象でしたが、これ以上人間離れさせるとストーリーが展開が厳しくなるのかなとも思いました。 難しいテーマを楽しく軽快に捌いた一冊でした。

    0
    2013年03月15日
  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by 読むコレ

    03年の作品「神は沈黙せず」を読んだ記憶が
    蘇ってきた。相当面白く読んだ記憶が。
    それ以降作者の他の作品を一切読んでなかったですが
    自分の好きな作家さんなのかもしれません。

    一般的に分かりにくくて敬遠されがちなSFですが
    凄く丁寧に、伝えるんだという熱と意思がヒシヒシと
    感じられる凄く人間味のある文章と、このSFド直球な
    内容のギャップが堪らなく面白いです。
    もう今年も4月になっていてビックリですが、個人的な
    2010年のベスト3当確でしょうねー。
    作家さんの人柄、そしてアィデア、ストーリー展開、
    台詞まわし...とても自分の好みです。

    丁寧に書かれてるのでSF

    0
    2013年02月25日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    軽めの文体だったのであまり期待せずに読み始めましたが、最終話が終わる頃には「怪獣大国」という設定にも馴染み、続編のチェックまでしてしまうほどに。
    エンタメ性とSF的な理屈付けのバランスが良いです。読後、NOVA1で月面ミステリを書いていた著者だと知り、妙に納得しました。
    “人間原理”という言葉は初めて目にしたたのですが、最新のSFを読むなら物理学も勉強しなければいけないなあと思いました。

    0
    2013年02月14日
  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by ブクログ

    面白いねん。
    山本さんの本はどれも(大体)面白くて好きなんだけど、どれも物凄く痛い。
    同人仲間の本を読んでるみたいな。
    読者のことを考えてないわけではないし読みやすいのだけど、とことん作者の頭の中から出て来てない感じがするのかもしれない。
    どこまでも現実感が無いからか、どこまでも「作者」を見せられるからか。あー、原作者が自分の映画に、それもせりふ付で出てるのを見るような感じか。
    この本は、まさに本人やその周辺の人たちが出てくるのだが、出て来なくても同じ。
    条件設定した上で、その条件から派生するものをストーリー展開しているだけの作品。
    だけど面白いよ。

    0
    2013年01月16日
  • UFOはもう来ない

    Posted by ブクログ

    山本弘が描く未知との遭遇。
    オカルト系番組のディレクター、UFO研究家、カルト宗教団、異星人ともう盛りだくさん!!
    と学会全開ですw

    異星人の比喩表現の言葉選びにすごいセンスを感じる。
    途中の展開も面白いし、最後の締めも良かったです。
    やっぱりどこか異星人に幻想を描いてるところはあるよなー
    すごく納得させられました。

    やっぱり、キャラクターも書けるSF作家は貴重。

    0
    2012年12月18日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    自然発生する怪獣に立ち向かうのは気象庁所属の気特対。宇宙物理学者が理論的な肉付けをする。二体目の怪獣が...。こんなのもありか。シリーズ化されてるようなので後の話もたのしみ。

    0
    2012年11月24日
  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の数ページを読んで、あれっっておもった。
    おいおい、これって著者自身がモチーフかよ。ってツッコミを心の中で入れたが、認識が甘かった。主人公が山本弘だと名乗ってしまった。

    自分自身が主人公のある意味自伝で、著書の解説書だ。

    それほど本を読んでいないため、この手法がどれほど一般的なのかわからないが、びっくりした。自分を自分のままSFの主人公にするなんてね。

    ただ、これを読む前に山本弘の作品を概ね読んでおいた方がいい。
    読んでいるから感じるのかもしれないが、ネタバレも含まれている。神は沈黙せずなんかは、特に、結構大きなネタバレだとおもう。

    0
    2012年10月22日
  • 神は沈黙せず(上)

    Posted by ブクログ

    長編好きにも嬉しい、充分な読み応え。
    しかも、さらっと書かれたようなよくある『とりあえず近未来』『とりあえず滅亡』のような安易なSFではない。
    物語を深めていく情報量が半端でない。
    つい本当にそんな説があるのか、実際にあった話なのか気になってwikiってしまうほど(実在の説だった)で、そしたらwikiのページからさらに知りたくなってしまって脱線・・・と楽しませてくれた。
    こうゆう、読んでいて興味をそそられる・調べてみたくなる魅力のある本は素敵だと思う。
    その情報量と、忍耐強く丁寧な考察があるおかげで、超SF的な展開も安易な『トンデモ』に感じられず、自然とストーリーにのめりこんで楽しめた。
    途中

    0
    2012年10月05日
  • ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編1 盗賊たちの狂詩曲

    Posted by ブクログ

    多分、この本が、1番最初に読んだTRPGのリプレイ集だと思います。
    わたしは実は、ここからRPGに入ったはずです。10年ぐらい前のことだと思います。*1

    わたしの印象では、このスチャラカパーティの人たちは、よくわからない田舎町での冒険だったと思っていたのですが、今読むと、けっこう街のこととか、しっかりした設定がありますね。

    なんか、楽しそうで、きれをきっかけに、RPG遊んでみたい熱が出たんですよね。遊ぶのは、それから5年ぐらいたってからの話になるのですが……。

    そういう、わたしにとっては原点な1冊です。

    キャラクターも、素直な爽やかさんが多いですよね。とても、わかりやすいです。
    最近は

    0
    2012年09月24日
  • 闇が落ちる前に、もう一度

    Posted by ブクログ

    「闇が落ちる前に」☆4
    ストーリー:
    宇宙物理学を学ぶ学生を主人公に、「極大エントロピー宇宙モデル」の証明実験が導き出した恐るべき世界の真実が明らかに・・・
    感想:
    読んでいて「小林泰三」を髣髴とさせる専門用語、そして未知なる分野へのロマンを感じずにはいられない内容でした。科学でありながらホラーのような寒気を含んだストーリーが非常に良かったです。

    「屋上にいるもの」☆3.5
    ストーリー:
    マンションの最上階に住む男性が、ある雨の夜に、屋上からまるで太鼓をたたくような音を聞く。いったい屋上には何がいるというのか・・・
    感想:
    冒頭から露骨なぐらいホラーの雰囲気を醸し出しているのに中々進まない話

    0
    2012年08月05日
  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by ブクログ

    2001年9月11日、突如上空に現れた球体は、瞬く間に全世界の軍事力を無力化した。
    ガーディアンと自称する彼らは未来からやってきたアンドロイドであった。
    彼らの目的は、世界征服ではなく、人を不幸から守ることらしい。
    彼らのおかげであの米国同時多発テロは起こらなかった!
    彼らのもたらした情報によって、本来の歴史で起こった自然災害、テロ、戦争、大事故などが防げるようになった一方で、未来の自分からのメッセージに翻弄され、人生が大きく変わってしまう人も多くいた。
    主人公のSF小説家山本弘も突然の非現実的な出来事と未来の自分からのメッセージに翻弄されていく・・・

    私小説というだけあって自伝的要素も多く

    0
    2012年05月26日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    幼少期、円谷プロの作品をみて育った私には
    たまらない作品であった。
    妙にリアルに感じられるくらい体験感がある怪獣話に、
    わくわく。
    ドキドキ、時には涙しながら、ウルトラマンシリーズを見ていた
    幼いころの記憶がよみがえります。

    0
    2012年05月04日
  • 去年はいい年になるだろう

    Posted by ブクログ

    タイムトラベルSF。ある日、未来からアンドロイドがやって来る。目的は「人間を守る事」。テロリストや犯罪者、独裁者を逮捕し、現代の医学では治せない病を治療する。本当に善意なのだろうか?
    アンドロイドを神様と置き換えれば、宗教になる。それ位、何でも出来る事に違和感があるけど、非常に面白く引き込まれた。ただ、未来の人類が戦争せずに共存しているとは思えない。その前に滅んでる気がする。それと過去の自分宛のメッセージなんてナンセンス。その時点で歴史は変わっちゃうし、ほっといて欲しい。
    オチは作中で登場人物が言うとおり「SFにハッピーエンドはない。ただ物語は続く。」

    0
    2012年03月20日
  • 地球移動作戦(上)

    Posted by ブクログ

    本書は1962年公開の東宝特撮映画『妖星ゴラス』制作陣に捧げられている。大枠は映画と同じだが、地球とニアミスする放浪惑星が何故?Xデ―の24年前まで発見されなかったかの謎解きと、地球を安全圏に移動させるという大ネタが読み処。カバーイラストにはちょっと引くが内容はハードSF。ミラー物質からなる「見えない星」は作者のでっち上げだと思ったが一応そういう学説があるようだ。実は温暖化対策として地球を移動させようと考えている学者までNASAにはいると聞く。「動かすことになりました」といきなり言われても困るが… +_+


    未読だが『「見えない星」を追え!―今世紀最大の宇宙の謎“ミラーマター”の秘密に迫る』

    0
    2012年03月24日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    タイトルからはギャグなのかシリアスなものか分からずになんとなく買ってしまいましたが、これがシリアス過ぎるものでした。
    MM=モンスターマグニチュード。世界中に自然災害と同じように怪獣が出現する日本。
    様々な怪獣が登場するモンスター小説でした。

    0
    2012年02月24日
  • 神は沈黙せず(上)

    Posted by ブクログ

    SFらしいSFとして楽しめた作品。概念がわかりやすく伝わってくる。
    スタンダードな印象で、SF初心者でも楽しめそう。

    0
    2012年02月13日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    MMとはモンスターマグニチュードのこと
    怪獣による被害規模を災害と同じように数値化したもの
    怪獣は「気象庁特異生物対策部」にて命名、予報や警報が出され、退治するのは自衛隊である
    1海老の群生体シークラウド
    2巨大少女ヒメ…このヒメはテロ組織CCIによって飼われていた
    3アフリカのセネガルから卵を取り返しに飛んできたグロウバット
    4気特対の後方宣伝のVTR撮り最中に現れた奇声を発する植物怪獣メガドレイク
    5長い眠りから目覚めた古代の禍つ神クトウリュウ…これもCCIの伊豆野(妖怪)が絡んでいる。ヒメに退治される

    0
    2012年02月12日
  • MM9【文庫版】

    Posted by ブクログ

    本格怪獣小説^^所謂マニア本。但し、日本には『ゴジラ』、『ウルトラQ』以来、脈々と息づく怪獣モノの伝統があり、解説子によると「日本人の人口の半分以上が子供のころから怪獣に親しんできた世代」だそうである。日本人の半分は怪獣ファンか?ハードSFは科学事実の上にたったひとつの大ウソをついてみせるが、この小説は台風の如く定期的に怪獣が襲来するというありえない舞台設定の中で気象庁の職員が大真面目に怪獣に立ち向かう姿を描いた好連作集である。毎週日本に現れる怪獣に手に汗握った幼き日を思い出させてくれる。続刊熱烈希望。

    0
    2012年02月08日