山本弘のレビュー一覧

  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    空を巡っての三角関係は、とんでもない着地点に落ち着きました。落ち着いたのか?
    価値観の違いとかの前に、あの結果は個人的感情として受け入れがたいんですけど。
    好きな相手を一人占めしたくて何が悪いの?という。行き過ぎるとダメですが。

    自分の彼女が空みたいなこと言いだしたら、カンベンしてくれよ、ってなりますよ。
    よくもまあ、納得してくれたものだ。

    さてさて、物語はSFというジャンルにおいての空のライバルであろう存在が現れたところで、次巻へ続く。
    知識を誇る以前に、読書を楽しみましょう。という展開になるのかな?

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    2018年09月22日
  • プラスチックの恋人

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    アンドロイド(作中ではオルタマシン)が相手の風俗店を取材することになった女性ライターが主人公。特に小児型のオルタマシンの使用をめぐる問題。非実在青少年問題など、盛りだくさんなテーマを、少々理屈っぽくなりながらも、うまくまとめて小説にしていると思う。テーマに沿って過激な描写が多いので、電車の中で読むには向かない。

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    2018年08月23日
  • プロジェクトぴあの

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    この濃さ。全然わからない科学、物理用語を連発されても読めてしまう。最後はそう来たか、というあっさり煙に巻く印象。

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    2018年08月15日
  • 怪奇探偵リジー&クリスタル

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    浮世奉行と交互に読んだミステリ短編。UMA繋がりw
    存在そのものが怪奇なコンビが不可思議事件に挑む♪

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    2018年07月23日
  • 怪奇探偵リジー&クリスタル

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    ネタバレ

    なんて小説なんだろう。基本は探偵ものかと思いきや、いろんなものが合わさったハイブリッドなミステリー短編集だ。
    不老不死の体を持つ女探偵と、透明人間の助手って設定からしてとんでもない。SF、ホラー、怪奇映画、タイムトラベル、モンスター…、それぞれの短編ごとに色が全く違う。マニマックすぎてついていけない部分もあったが、全体を通して楽しみながら読み切ってしまった。後半の2編が個人的に気に入ったので、評価は後半に怒涛の追い上げを見せた感じだ。
    読み手を選ぶかもしれないが、ハマる人にはとてつもなくハマる!

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    2018年06月11日
  • プラスチックの恋人

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    セックス用アンドロイド「オルタ」が定着した未来。しかし、未成年型オルタは道義的に禁止されるべきものではないか?
    取材者、オルタ、反対派活動家、製作者、さまざまな立場から問題を見つめていく。
    この話を読む限りは、反対派の主張の方に切実性があり、肩入れしたくなってしまった。
    18禁的なシーンがあるので、苦手な人は注意。

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    2018年06月09日
  • プロジェクトぴあの

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    難しい用語や難解な公式が乱立したのにも関わらずここまで熱中出来るお話はすごい。斬新な視点であるのに、置いてきぼり感が全くなく続きが気になる。それなりに読み応えのある分厚い内容だったのにすごいひきこまれようだった。
    ラストまでぴあのちゃんらしさがでていて、昴くんの一途な気持ちにも激しく共感。がっかりすることなく納得の終わり方だった。

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    2018年06月04日
  • MM9【文庫版】

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    ネタバレ

    予想していたより面白かった。
    さくらのキャラクターいいですね。
    難しい理論もあったけど純粋に楽しく読みました。シリーズがあるようなのでまた読みたいです。

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    2018年02月12日
  • 神は沈黙せず(下)

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    情報の洪水に最後まで圧倒されっ放し。自分の鈍い頭では消化し切れなかったのが残念だが、とにかく何でもありの本格SFを堪能させてもらった。

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    2018年01月27日
  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    モラルが人を不幸にするならモラルの方を変えてしまえば良い。より幸せになるためにルールそのものを変えてしまおう。

    ↑この思考って案外難しのだけど、なるほど多くの世界を知る本好き、物語好きなら、比較的発想しやすいのかも。

    本好きのための小説と言っていいシリーズ4作目のテーマはマンガとラノベ。BB部内恋愛では三角関係が発動し、人間模様の変化と本の紹介が入り混じりワクドキ楽しい展開になっている。そしてまた読みたい本が30冊くらい増えた。

    恋愛模様の決断は、キャラ的な意外性はあれど複数愛肯定派としては有り。

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    2018年01月15日
  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    急展開でいきなり三角関係。青春です。恋の行方も気になるけれど、ビブリオバトルで紹介される本も、あいかわらずバラエティに富んでいて面白いし、紹介の中に込められたメッセージがすごい。こんな本あるわけないよってのが、ちゃんと存在するのがこのシリーズの良いところで、でも、巻末リストを見て紹介されている本の多さに気後れして、読むところまで行かないのが、贅沢な悩み。

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    2017年12月11日
  • BISビブリオバトル部2 幽霊なんて怖くない

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    前作『翼を持つ少女』に続き、山本作品三作目。やっぱり面白い!今回のテーマは「恐怖」と「戦争」。空とある人の出会いが両テーマを上手〜く橋渡ししており、とても良かった^^ 戦争はなくなって欲しいけれど、絶対なくならない!!早く次巻も文庫化されないかなぁ。

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    2017年09月19日
  • 君の知らない方程式 BISビブリオバトル部

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    ーmuziki ri dawa za binadamu
    ームジク リ ダワ ザ゛ ビナダム
    スワヒリ語です。
    私の友人にケニアの音楽をされておれる素晴らしいミュージシャンがいます
    その方が創った「歌」がこのスワヒリ語の「歌」です。
    ー音楽は人間の薬だ 。人が悲しみに包まれたとき 、どうしようもない苦しみを抱いたとき、 その心の病を治すもの それが音楽なのだ
    そんな内容の「歌」です。

    ビブリオ・バトル・シリーズに登場する素敵な「活字中毒者」たちは その「音楽」のところを「本」に入れ替えて読んでいました。
    ー読書は人間の薬だ。 と言ってしまえる気がします
    今回の「君の知

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    2017年09月13日
  • 去年はいい年になるだろう

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    山本老师真是自己人!宅出境界的宅…有时候看他推特上发的各种宅向东西 都怀疑他还有时间写小说嘛…而且这书还全用的是实名…借钱那貌似也是实事…对人类的痛心疾首的失望在他推特timeline中也可见一斑。宅向和sf领域干货太多…或许并不能受万人喜欢…老师的网站做的很有意思 没事可去逛逛

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    2017年08月30日
  • 神は沈黙せず(下)

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    そもそも本書を手にとったのは、第8回創元SF短編賞(2017年発表)の講評で大森望氏が「間近に迫るシンギュラリティに対する人類側の防衛反応として、まるで魔法のような超常現象が起きる」という作品について「この路線には山本弘『神は沈黙せず』という網羅的な洗礼があるので」と書いていたので、おお、と思って読んだのだった。
    ほんとに網羅的(笑)。ある意味、これを越えるのは容易じゃない。
    下巻に入るとひたすら超常現象に翻弄されることになって、天敵かと思われたあいつも案外あっさりと……なので、ストーリー的にはちょっと拍子抜けする部分もあった。兄の失踪の原因も、わかったようなわからないようなではあったし。でも

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    2017年08月22日
  • 神は沈黙せず(上)

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    進化をシュミレーションしたゲームをつきつめていくうちに、何か(神の存在)に気づいていく科学者。
    その妹である主人公は、ライターで、新興宗教の教団にもぐりこみ、何が人々をかりたてているのかをさぐろうとする。

    ふたりの根底にあるものは、幼いとき、水害によって理不尽に両親をうばわれ、幸せを打ち砕かれた日のトラウマ。

    そこに天才的な頭脳を持ち、ネットの寵児となる男や、主人公の親友で人の感情を読むことに長けた葉月らがからむ。最後にとんでもない超常現象がおこるところで一巻は終了。

    あいまあいまに、これまでの実際にあったカルトの事件やUFO目撃談の報告(その多くが嘘や思い込みだという)などの膨大なうん

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    2017年08月22日
  • 神は沈黙せず(上)

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    かなりの期待を持って読んだ本。
    期待通り面白く、そして不気味。
    神は果たして存在するのか、宇宙の始まりは…など、永遠の謎がテーマ。
    オカルト要素が満載ですが、
    UFO、宇宙人、超常現象などに猜疑の目を向けて
    「ないだろう」の角度から話が進むので、更に探究心が高まる。
    宇宙の事を考え始めると本当にキリがなく、頭がひたすらグルグルとする。
    宇宙箱庭説とか、かなり怖いよなー。
    何だか謎は謎のままでいいような気もするのですが、
    それでも宇宙に魅せられてしまう。
    下巻は続きます。

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    2017年06月11日
  • BISビブリオバトル部2 幽霊なんて怖くない

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    ネタバレ

    1巻同様に色々な本が乱れ飛ぶように紹介される内容は"本読み"としてもうれしい限りでした。「ビブリア古書堂の事件手帖」が好きな方にはおススメだと思います。


    多々印象に残った中で、終戦後に残った戦艦長門が米軍に接収されビキニ環礁で原爆実験の標的艦にされた話の件は知らなかったことといえ、アニメの艦これを見ていたせいかもしれませんが少なからずショックでした。


    今回の話のテーマが「戦争」という体験世代が少なくなってきている現代において、どのように展開されるのか興味はありつつも、重い話の内容になるのではという印象がぬぐえず、しばらく積読状態でしたが読み始めれば止まらず杞憂でした

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    2017年05月22日
  • 僕の光輝く世界

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    意外なほどに面白かった。   
    珍妙で新鮮なミステリー。  
    巧妙で斬新なミステリー。   
    面白い人間関係。  
    奇妙で不可思議な謎。   
    上手く“世界”を作っている。  
    これこそがミステリ。   
    面白かった。

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    2017年05月07日
  • BISビブリオバトル部2 幽霊なんて怖くない

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    ネタバレ

    これまでと比較すれば バトルの質は
    高いとは思えない。緊迫感には乏しい。

    でもそれこそが この作品の果たすべき
    役どころではないかと思う。

    ビブリオバトルで伝えるべきは
    発表者の思いではなく 作者の思い。

    この作品は ビブリオバトルの
    福音書として とても正しいベクトルで
    語り始めている。

    ストーリー展開はこれまでと変わらず
    クライマックスのバトルに向けて
    空や武人の視点から いくつもの
    エピソードを絡めつつ盛り上げてゆく。

    テーマが「戦争」のビブリオバトル。
    様々な思想や立場 権益が
    複雑に絡み合うテーマ。
    それだけに ビブリオバトルの本質に
    触れること

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    2017年05月07日