茂木健一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「ほら、あれだよ、あれ」がなくなる本
茂木健一郎による脳科学の雑学と将棋羽生名人の棋譜暗記から勝負についての話、そして両者の対談をまとめた本である。
茂木健一郎の章には脳を若々しく保つには好奇心を持つこと、新しいことにチャレンジすることが良いと言うことや、人との交流も大事だと雑学的な話題が書かれている。
一方の羽生名人の方は厳しい勝負の世界でマンネリ化しないで新しいことを考えていくこと、試合という緊張感とプレッシャーの中でこそ良い考えが浮かぶと言っている。
言われてみれば当たり前のことが多い。やはり人間は易きに流れやすく、漫然と生きて生きがちであることを反省させられる。 -
Posted by ブクログ
脳科学者の茂木健一郎が老いない脳をテーマに、そして棋士の羽生善治が棋士の脳の使い方について講演した内容、および二人の対談をまとめた本。
茂木は、脳の老化を予防するにはドーパミンと呼ばれる物質が前頭葉を刺激することが重要としている。そのためには常に初めての経験や、びっくりするような経験をして脳にサプライズを与えることだとしている。
一方、羽生は棋士が棋譜を全部覚えられるのは、将棋の中の規則性や連続性に従っているからであって、一般人が曲を何百曲も覚えていられるのと同じ構造である、とお述べている。
あ、あと茂木はたまにで良いので、昨晩や一昨日の食事が何だったかを思い出すことによって、記憶を引き出す力を強化、維持できるとも述べていた。これだったら、簡単にできそう。問題はこれを習慣になるまで続けられるかどうかだが・・・。 -
Posted by ブクログ
ネタバレビットコインってなに?おいしいの?
この本を読んでもなおぼんやりしてるけど、読む前よりは分かったような気がしないでもないような(曖昧)。
ビットコインメインで議論が進むが、その中で派生した国家の話、テクノロジーが作る仕事論、は面白かった。保育士が不足している一方で、判子を押すためにたくさんの人が働いているようなミスマッチ、どうしたら解消できるのか。感情論で既得権益を主張する人は絶対いなくならないだろうから、本当いったんリセットできればいいのに。
教育も、自分が子どもを持ったとき、行政に任せていいものかと不安はある。何歳で何を学ぶかとか、中学が絶対に3年間とか、本当馬鹿馬鹿しい。広い世界を見せられる親になりたい。 -
Posted by ブクログ
著者はあとがきで構想の段階では脳の使い方についてのノウハウ本になる予定だったと書いているが、実際には、著者の「偶有性」を巡る考察となっている。
著者はまず、全ての「知」を、私たちの生にぴったりと寄り添った一人称の「生活知」と、一人称の生を生きることから取り敢えずは切り離された「世界知」に分けている。「生活知」とは一人の人間がいきいきと充実した人生を送るために必要な知恵で、「人生にはこのような意味がある」、「このように生きるべきだ」という、日々の生活実感や哲学・思想などによって支えられてきたもの、一方の「世界知」とは私たち人間が住む世界はこのようになっているという世界観に関わる知恵で、近代においては科学がその骨組みを提供してきたものであると言う。そして、双方はイコールではなく、潜在的な齟齬、緊張関係がある。
また、私たちの人生に起こる出来事は、半ば規則的で、半ば偶然であるという「偶有性」に満ちており、「偶有性」は、私たちがいかに生きるかという「生活知」に大いに関係すると同時に、「偶有性」こそが、覚悟を決めてチャレンジすることや、偶然を予め活かす準備をしたり事後的にそれを活かすこと(=「セレンディピティ」)を通して、脳を鍛えるのである。
一方で、自らの立場を離れて世界を見ること(=「ディタッチメント」)により「世界知」を自らの生活の中に少しでも取り入れられれば、静かで美しいライフスタイルを見い出すことができると言う。
そして、生きていく上で必要な「熱い知」である「生活知」と、世界をありのままに見るための「冷たい知」である「世界知」の間に、どのように補助線を引き続けるかということが、現代における「脳」整理法の中核的な課題であると結んでいる。
著者が「本を書くことの歓びの一つは、大切な問題について、ゆっくりと考え、自分の思考を進めることができる点」と言っている通り、著者の思考を追っていく体験ができる作品である。
(2005年9月了) -
Posted by ブクログ
ネタバレ脳科学好きと気づいたきっかけ最初の方。誰もが思ったことがある行動力について。インプットして、行動(体験・検証)して、フィードバック。そしてまた行動。反復することで習得し、精度が上がる。以前も何冊か茂木先生の本を読んでいるが、このタイプの内容はいたってシンプル。たまに専門用語も出てくるけど、得意のスピード感のある文章でわかりやすい。
以下自分MEMO的な箇条書き
・自ら締め切りをつくる
・自律的 内面化
・脳の抑制を外す フローに入る
・柔らかいTo Doリスト メタ認知 自分に横に立つ
・仕事の意味づけ(レンガを積んでいるー壁を作っているー教会を作っている)
・関係が遠いところの人を喜ばせる(ソーシャルモチベーション)
アインシュタイン▶️「何かを学ぶためには、自分で体験する以上に
いい方法はない」
三つの法則
・瞬間トップスピード ・雑談
・ベストエフォート(最善努力方式。3日で終わっても5日目にまたやってみる)