脳を活かす勉強法

脳を活かす勉強法

ビジネス・実用
1,200円 (税込)

6pt

勉強を始めても三日坊主で終わってしまう、集中できない、記憶が苦手だ、などと悩む人も多い。しかし、それらは脳の特性をうまく活かさず勉強しているからである。本書では、脳科学の第一人者である著者が、脳の仕組みを活かした勉強法を開陳する。脳の「喜びの回路」が一度回れば、あとは雪ダルマ式に勉強の成果が上がるのである。著者は小学生~大学まで決して秀才だったわけでなかったが、脳を活かした勉強法を身につけ第一線の脳科学者になりえたのである。本書の内容例を挙げると、◎脳は何かを達成するたびにどんどん強くなる ◎「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える ◎「瞬間集中法」で勉強を習慣化させる ◎集中力を養う「『鶴の恩返し』勉強法」 ◎「モダリティ」を駆使して効率的に記憶する ◎あなたも「強化学習」の回路を暴走させて、能力を開花させることができる等々。子どもに勉強を身につけさせたい親や資格試験を目指す社会人まで必読の一冊!

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脳を活かす勉強法 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    樺沢先生の読んだら忘れない読書術の参考文献に載っていたので、古本屋で購入し、読みました。

    この本で、一番印象に残った事項は、
    脳の働きの本質は自発性であるということです。

    物事に、自発的に取り組めば、集中もできるし、それをやっていてうれしいし、幸せな時間です。
    また、自発的にやるという事は、他人と比べることもなくできます。
    さらに、自発的にやってうまくいかなかったとしても、自ずとそれは経験と感じとることができます。
    自発的に取り組む事は、まさにいいことづくしです。脳はそのようにできているのですね。

    0
    2020年04月27日

    Posted by ブクログ

    書いてある「勉強法」そのものは、特に目新しいものではななかったと思う。
    人類が経験的に「こういうやり方をしたらいいだろうな」と感じていたものが、脳科学的な立場からより科学的に根拠づけられたという感じ。

    だからこれまでにない「まったく新しい勉強法」(たとえば楽して丸儲け的な)を期待して読むと期待は裏切られることになります。

    しかし、改めてたぶん何ごとにおいても人間は常に、既に「正しい答え」を知っているのではないかという気がする。「正しい答え」を分かっていながら、「間違ったやり方」を繰り返す、それが(大多数の)人間なのではないだろうかという気がしてならない。

    願わくは子どもたちには直観的に理解しているはずの「正しい方法」で「正しい道」を歩んでもらいたいと思う。(ただし急いで付け加えておくけれど「正しい」とは必ずしも「一つの」という意味ではない)

    本書に一つ難を言うとすれば、
    「茂木健一郎、あんた自分のことを『できない子』って言うな!」
    ってくらいでしょうか(笑)。

    0
    2019年03月10日

    Posted by ブクログ

    自分から勉強をする人と、誰かから「勉強しなさい。宿題やったの?」と言われてから勉強を始める人とでは、その成果は当然変わってくる。
    そして、誰もが人から言われる前に行動する事が良い事は知っているが、多くの人はそれがなかなかできない。

    この本は、脳科学書の茂木健一郎さんが脳科学者の切り口で、自身の体験を基に効果的な勉強法やそのメソットを紹介している。

    親として非常に反省するべき事がたくさん書かれている事もあるが、自分の学生時代を振り返り、そういう考え方、行動をするべきだったのかと振り返り反省した。特に「そもそも自分自身と真剣に対話しない人は大抵勉強もできません」と言う言葉には、当時も今も反省するところがあると感じた。

    脳科学的には、自分から進んで勉強する為には「強化学習」の重要であり、理想的にはこのような流れを作れると「強化学習」出来るそうだ。

    ある行動をする
    ↓
    試行錯誤の末上手くいく
    ↓上達する
    褒められる。達成感を得るなど報酬を受け取る
    ↓
    ドーパミンが放出され快感を得る
    ↓
    ある行動と快感が結び付く
    ↓
    再び同じ行動を取りたくなる
    ↓
    試行錯誤の末上手くいくに戻る

    脳を活かす勉強法
    1.速さ→作業のスピードを極限まで速くする
    2.分量→とにかく圧倒的な作業量をこなす
    3.没入感→周囲の雑音が入らないほど夢中になる

    茂木流・勉強の極意
    1章
    喜びを基にドーパミンによる強化学習のサイクルを回す
    強制はNG。自発的な行動で成功体験を持つことが大事
    苦しみを突き抜けた時脳は一番喜びを感じる
    不確実の者に挑戦できた時脳は強くなる
    2章
    苦しい刺激で脳を鍛える
    強制や他人との比較はデメリットでしかない
    プレッシャーを楽しむために発想を変える
    入口は何でもOK。まずは最初の一回しを始める
    3章
    速さ、分量、没入感の相乗効果で集中力が高まる
    自分と勉強を一体化させる
    一瞬で集中することで、ネガティブな要素を入り込ませない
    細切れの時間を有効に使う
    4章
    モダリティを駆使する*作業量を高めるで記憶を定着させる
    記憶回路を使って長期記憶として蓄える
    脳は断片的なインプットでも大丈夫
    朝は脳にとってゴールデンタイム
    睡眠をきちんととって脳を整理する
    5章
    まずは沢山の量に触れる事が必要
    読書の櫃は集中するモードで決まる
    ネット上にはありとあらゆる知識情報がある
    時代の変化にいち早く気づき、自分なりに勉強している人は輝ける
    自分にとって本当に必要な情報を見極めることが大事
    6章
    勉強とは自分の脳の特性を見つける事
    自分の脳の調子を把握する
    絶好調の時の事を脳に覚えこませる
    自分の欠点弱点を極しし修正する
    失敗が知的ハングリー精神を培う
    失敗や逆境から学び、自分の力に変える
    7章
    天才とは天才になるような学習法を会得している
    強化回路を暴走させて才能を開花させる
    一人一個性、自分の個性を極める
    変人である事の自由に学ぶ
    喜びを基準に人との関係性を結ぶ
    他人との関係性や人生に大きな影響を与える
    8章
    他人の行動を通して自分自身を知る
    偶有性は脳にとって一番の喜び
    人間の感情は不確実性に対する適応戦略
    安全基地は人間が成長する上でなくてはならないもの
    十分な安全基地を確保した上で人生の不確実性を楽しむ

    気に入った言葉
    自分にとって「うれしいこと」を見つける事が人生の課題だともいえます。「嬉しい事」が「やるべき事」と一致したらもっと嬉しい。きっと人間は劇的に成長できます。
    人からの要請は極力避けなければいけない
    脳のメカニズムを考えれば自分と他人を比較する事はデメリットだらけ
    人間あまりにも忙しい時は、負荷や重圧の為についネガティブな発想をしがち
    勉強に入るまでの手続きをややこしくしている人が意外に多い
    中途半端な時間でもパッとやってしまう。脳がその気になった瞬間こ大きなチャンス
    肉体の限界よりも精神の限界の方が先に来るので、そのリミッターを外す事が重要
    そもそも自分自身と真剣に対話しない人は大抵勉強もできません
    現代国語が求めているものは、「オリジナルで奇抜なアイデアではなく、文章に則したあっさりと無機的に答えを返す事
    弱点を努力で克服しようとする時、人は極めて高いモチベーションを発揮する。そしてだんだん出来るようになるにつれて、大きな嬉しさを感じるようになりさらにドーパミンも多く出て脳の強化学習がより進んでいく。
    正しい勉強法は実はとてもシンプル。自分の欠点や弱点、ミスを直視できるか、そしてその原因を自分自身で論理的に突き詰め修正できるかと言う事。
    人間に限らず動物には「共感回路(ミラーニューロン)」が備わっている
    学習の本質とは「知のオープンエンド性の楽しさを知る事」

    0
    2015年08月23日

    Posted by ブクログ

    著者の茂木健一郎氏は、1962年生まれ。

    埼玉県春日部市の中学を卒業後、東京学芸大学付属高校を経て東大へ進学。現在は脳学者としてテレビや出版でも大活躍をしている。

    学芸大付属高校といえば懐かしい思いでがある。

    もちろんボンクラの私には進学といった点では遥か雲の上の学校で、全く縁が無いことは言うまでもない、超トップクラスの国内有数の進学校だ。

    そんな学芸大付属高校であるが、私の通っていた高校の文化祭で、他の高校の学生からアンケート形式での意識調査のようなものを行い、その結果を掲示したことがあった。

    その時に学芸大付属高校も対象先の一つであり、私が実際に学芸大付属高校へ訪問、確か当時の生徒会長さんにアンケートをお願いし、学内を案内してもらった記憶がある。

    トップクラスの進学校の生徒だからガリ勉タイプを想像していたのだが、とても爽やかで気さくな素晴らしい学生だったのが印象に残っている。

    頭のいい人はやはり何か違うな、と心底感じたものだった。

    本書の話とはかなりそれたが、茂木氏が学芸大学付属高校出身と聞いて懐かしい出来事を思い出した。

    さてかようにずば抜けて頭の良い茂木氏であるが、最初は取り立てて秀才だったわけでは無いと謙遜している。(学芸大学付属高校の最初の学力テストで77/380位なので、十分秀才だと思うが)

    それがその後学年一番になったその訳は「勉強のしかたが分かった」からに尽き、勉強を続けるほど「うれしい」「うれしいから勉強する」というサイクルを繰り返してきたとのことだ。

    これを脳学では意味のあることだという。

    人間の脳の中は「ある行動をとったあと、脳の中で”報酬”を表す物質が放出されると強化する」という性質を持っているのです。つまり報酬を得て喜びを実感できた行動を再現し、繰り返したくなる。結果、その行動について熟練していくというわけです。
    その鍵を握っているのは「ドーパミン」という物質です。
    ここでの報酬とは、褒められる、満足する等を指すが、茂木氏の場合は「新しい知識を手に入れる」ということが大きな報酬だったのだ。

    それではどのように勉強すれば、脳を喜ばせることができるか。茂木氏は次の三つのしくみを説明する。

    (1)「ドーパミン」による「強化学習」によって、脳を強化する。

    (2)「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える。

    (3)「集中力」を徹底的に身につける。
    難しい問題がとけた時などに、脳の中では「ドーパミン」と呼ばれる物質が分泌されている。

    これが脳内に「快感」を生み出す物質で、この分泌量が多いほど、大きな快感、喜びを感じることができる。

    ドーパミンが分泌されると、どんな行動をとったか克明に記憶し、ことあるごとに再現しようとする。

    快感を生み出す行動が次第にくせになり、二、三回と繰り返すたびに、その行動が上達していく。

    これが学習のメカニズムなのだ。

    特に、試行錯誤を経ることで脳内に強固なシナプスが形成され、やがて一つの行動に練達していきます。これを「強化学習」といいます。「脳を活かす勉強法」のひとつめの極意は、この「強化学習」のサイクルを回すことにあります。
    さらに茂木氏が見て勉強ができない人は、負荷のかけ方を知らないということが多いという。

    脳は常に新しい刺激を求めるから、より高いハードルを求めていく。

    ハードルが高ければ高いほど、乗り越えたときの喜びも大きいのだが、そのメカニズムを知らないのだ。

    おすすめなのが「脳を活かす勉強法」ふたつめの極意、「タイムプレッシャー」です。簡単にいえば、自分の作業に、制限時間をもうけるのです。
    また集中力を養うには「『鶴の恩返し』勉強法」を提唱する。なんともユニークなネーミングだが、その意味はこうだ。

    なぜ鶴なのか、それは童話『鶴の恩返し』にヒントを得ているからです。
    『鶴の恩返し』の物語を思い出してください。自分を助けてくれた人のために、鶴が全身全霊をかけてすばらしい反物を仕上げるシーン。「決して自分が織っているところを見ないでください」というあれです。
    その鶴のように勉強するのです。
    周りと隔絶し、とにかく集中する環境をむりやり作り全身全霊をかける。

    手、耳、目、声、まさに全身を使って覚えていく。その姿は他人には見せられない、他人の目など気にする余裕が無いほど集中している状態なのだ。

    「脳を活かす勉強法」みっつめの極意は、この「集中力」です。僕は、集中力は次の三つの要素から生まれると考えています。
    (1)速さ;作業のスピードを極限まで速くすること
    (2)分量;とにかく圧倒的な作業量をこなすこと
    (3)没入感;周囲の雑音かが入らないほど夢中になること
    また脳がその気になった瞬間もチャンスとし、中途半端な時間でもパッとやってしまうのも有効な手法とのことだ。
    携帯だとかで小刻みに分断されがちな現代の生活に対応しやすい手法なのである。

    最後に印象的な話がでている。金持ちはお金を持っているということで尊敬されるかもしれないが、それだけの話。本当の人間の魅力は「知的な魅力」だという。

    かつて、古代ギリシャの大哲学者プラトンに、弟子のひとりが質問をしました。
    「オリンピック競技の優勝者には賞品が与えられるのに、哲学者には賞品が与えられないのはなぜか」という問いかけでした。
    その時プラトンは次のように答えてたと言われています。
    「賞品とは、その人の功績と比較して、より価値のあるものでないと意味がない。しかし、知恵を得る以上に価値があるものなど、この世に存在しない。だから知恵を得た人にはあげるべき賞品がないのだ」
    古代より学習により知恵を得ることは最も大事なこととされている。現代は知識社会とも言われているが、昔から基本的な部分は変わっていないのだ。

    0
    2026年08月20日

    Posted by ブクログ

    今までいろいろなことに挑戦してこれたのは、自分にとっての安全基地があったから。両親や友人など、自分の心の支えになってた人たちの存在がありがたいと思えた。

    脳の報酬系を利用すれば、自然と身体が動くようになる。その領域に達するまで何かを続けることは大変なことだけど、それだけ夢中になれることがあることは羨ましいし、「人間は誰しも境遇や年齢に関係なく、劇的な変化を起こす可能性を秘めている」という言葉もあるので、やるだけやってみるかって感じ。

    0
    2024年04月02日

    Posted by ブクログ

    ◯鶴の恩返し勉強法
    速さ、作業スピードを極限まで早くする
    分量、圧倒的作業量
    没入感、周囲の雑音が入らないほど夢中になる

    ⭐︎特に速さの中のタイムプレッシャーは大事だと思う。キッチンタイマーを用いて時間を意識しながら勉強することで必然と分量と没入感が確保されると思った。

    ◯少し難しい内容の本を読むことが脳に快楽を与える。
    楽をすることは脳にとって嬉しく無い。
    苦しいことに挑戦し、それを克服できた時の喜びそれこそが脳にとっていちばんの快楽。

    ⭐︎難しい小説を読んでいる時心が震えた、また内容を鮮明に覚えている。自分にとって少しストレスを与えるようなことを今後もしていきたい

    ◯自己完結した知には意味がない
    人と人の関わりの中で育てる

    ◯成功ばかりしていると脳はそれで満足してしまう。失敗ばかりしていると現状ではダメだと脳が何かを求める。答えを探す。そこに空白ができて脳がその空白を埋めようと一生懸命さまざまな手を尽くす。

    ◯知識はオープンエンド
    大抵のことは限界があるが知識は青天井。

    0
    2024年01月23日

    Posted by ブクログ

    売れてるって、本屋でみて、NHKの茂木さんだと思ったので、初めて茂木さんの本を読んだのですが、面白いですね!
    「人間の脳は、うれしい刺激(ドーパミン)を求めている」
    「時間と負荷、難しい問題を脳に与えた後、その問題を解決したあとの「ヤッター」という気持ちが脳を活性化する」
    など、気になるキーワードが、勇気をくれますよね。

    って、121usesも書き込んでるんだ。。この本。
    ベストセラーをここに書くのは、はじめてかも。

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    茂木氏の実体験と脳科学による裏付けによる効果的な学習方法の紹介。

    学習方法について著された本は数多くあるし、本書で取り上げられている項目もそれらの本で挙げられている方法と同じようなものが多数ある。ただ、本書の場合、どうして効果が上がるのかという理由が脳科学的に説明されているところが普通の本と違い、説得力がある。

    0
    2019年01月03日

    Posted by ブクログ

    チャレンジできる人間とチャレンジできない人間の違いは、親が子供の幼少期に、子供に対して「安全基地」を提供していたかどうかとのこと。
    安全基地の提供とは、子供に過保護にすることではなく、過干渉にいることでもなく。

    0
    2017年10月19日

    Posted by ブクログ

    ドーパミン(快楽物質)が学習を強化する。学習強化のサイクルは、学習が真似ることを基本とする、という持論にすんなりとはまる。難易度プラスワンの効能、タイムプレッシャーなど、教育現場を科学的に分析するための足がかりは、脳科学にあるのかもしれない。ミラーニューロンなる共感物質が脳内で分泌されることが、集団の力なのかも。学級経営の論理立てに役立つはず。また、偶有性という言葉は初見。安全なことと挑戦的なことが並び立って内在すること。帰る場所の大切さ。家庭の役割だ。

    0
    2016年03月25日

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