茂木健一郎のレビュー一覧
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ネタバレ脳科学好きと気づいたきっかけ最初の方。誰もが思ったことがある行動力について。インプットして、行動(体験・検証)して、フィードバック。そしてまた行動。反復することで習得し、精度が上がる。以前も何冊か茂木先生の本を読んでいるが、このタイプの内容はいたってシンプル。たまに専門用語も出てくるけど、得意のスピード感のある文章でわかりやすい。
以下自分MEMO的な箇条書き
・自ら締め切りをつくる
・自律的 内面化
・脳の抑制を外す フローに入る
・柔らかいTo Doリスト メタ認知 自分に横に立つ
・仕事の意味づけ(レンガを積んでいるー壁を作っているー教会を作っている)
・関係が遠いところの人を喜ばせる( -
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◯出会い
樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」の中でのご紹介。
・脳はちょっと難しい課題に取り掛かるときに喜ぶ
・思い立ったらすぐにスタートする
(○時になったら始めようでは集中力が発揮されない)
・大切なのは「物事を記憶すること」ではなく、「記憶した物事をどう使うか」
・記憶のためには、ただ文章を書きうつすのではなく、一度目を離してうつす。そうすることで、一度脳に入ってくる。
・ビルゲイツもスティーブジョブスも大学中退
・自分の苦手なことを認識し、なぜ苦手なのか徹底的に分析をする。克服できると脳が快感を覚える
長期学習によって長所に変わることすらある。
一石二鳥
・「ミラー -
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なんで子供ってあんなに若々しいんだ、と思いませんか。なぜかというと、子供にとってこの世のほとんどはアウェイだからです。初めてのことだからです。だからあんなに脳が喜んじゃってる。ドーパミン出ちゃってる。だから、若い。(p.30)
勉強できる子っていうのは、オタクなの。いい意味で。
勉強できる子って、別に学校の勉強やってるわけじゃないんだよ。何かのオタクで、すごく興味あることを勉強してるうちに何か地頭ができてきたとか。僕の場合はチョウチョ。受験勉強と同じなの。英語でも国語でも算数でも理科でも社会でも同じだって。(p.143)
教師は、って親もそうかもしれないけど、その子にとってのちょうどいいゴ -
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異色の脳科学者である著者が、意識とは何かという問題を解決するための糸口を示そうとしています。
著者は、チャルマーズにならって、「やさしい問題」と「むずかしい問題」を区別しています。本書での「やさしい問題」とは、クオリアなどの問題を、脳生理学であれ社会学であれ機能主義的な観点から説明することで解決できるものです。他方「むずかしい問題」では、たとえば現象学のような立場から、クオリアや「私」の固有性を突き詰めていくことが求められます。
その上で著者は、「やさしい問題」と「むずかしい問題」を切り離すことなく、両者のつながりを見いだすことをめざします。著者は、ミラー・ニューロンの発見や他者理解におけ -
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著者が、脳科学の立場から心の謎を解き明かすための展望を、大胆に語っている本です。
著者は、デイヴィドソンの非法則的一元論の立場に対して、ある程度の共感を寄せています。しかし、そこからさらに踏み込んで、脳科学の立場からクオリアの謎に迫る道を見つけようとしています。
その際に重要な区別とされるのが、「反応選択性のドグマ」と「マッハの原理」との違いです。「反応選択性のドグマ」では、ニューロン群の発火パターンと心の中に生じる表象の対応が成立していると考えます。これに対して「マッハの原理」は、ニューロン群の発火パターンと外界の対応を度外視し、ニューロンのネットワークの相互作用のあり方が、心の中に生じ