あらすじ
おなじみ脳科学者・茂木健一郎先生が、学校や教育現場で熱く語った「脳がよろこぶ学び」や「勉強の意味」「勉強法」を実況ライブ形式でお伝えします。 読者に呼びかけ、板書も満載の、正に「もぎ授業」。脳をきたえるドーパミンの出し方も豊富に提示し、「これから」を生き抜く極意を伝えます。教育界注目のアクティブ・ラーニングやリベラル・アーツの在り方についても緊急提言!盛りだくさんの「もぎ塾」開講です。
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Posted by ブクログ
なんで子供ってあんなに若々しいんだ、と思いませんか。なぜかというと、子供にとってこの世のほとんどはアウェイだからです。初めてのことだからです。だからあんなに脳が喜んじゃってる。ドーパミン出ちゃってる。だから、若い。(p.30)
勉強できる子っていうのは、オタクなの。いい意味で。
勉強できる子って、別に学校の勉強やってるわけじゃないんだよ。何かのオタクで、すごく興味あることを勉強してるうちに何か地頭ができてきたとか。僕の場合はチョウチョ。受験勉強と同じなの。英語でも国語でも算数でも理科でも社会でも同じだって。(p.143)
教師は、って親もそうかもしれないけど、その子にとってのちょうどいいゴールを設定するということが大事ってこと。子供は一生懸命努力すると、脳の報酬系が刺激されてドーパミンが出て強化学習が起こるんだけど、何度も言ってるように、目標が簡単すぎるゴールだと達成してもドーパミンは出ない。難しすぎてもやる気がなくなるから、そのゴール設定を子供自身が自分でできるようになるのが、教育の最後の目的だと僕は思ってますけど。(p.229)