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Posted by ブクログ 2020年01月11日
「心」の全ては、脳のニューロンの発火に伴って起きる「脳内現象」に過ぎない。これは、現在の神経生理学の立場からしては常識であるという。そう、デカルトの二元論はとうに捨てられたのだった。では、脳というこの臓器の中でどのようにして「心」が立ち上がってくるのか?これはいまだ解明されていない問題である。著者は...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月25日
ニューロンの活動といった物質的な過程が、意識の中の表象とどのような関係があるかという問題について挑んだ本。
視覚的なアウェアネスの中で、色や音、香り、味、手触りといった鮮明な質感を伴うクオリアの塊(例:りんごの赤い感じ、つやつやした感じ)に、具体的な質感を伴わず抽象的だが、構造・意味を伴う明示的な視...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月07日
モデル論・・・モデル作りの意義や意味合いを感じることが出来る一冊です。
内容としては、新たに実証されたことについてのものではなく、
脳と心を考察する上でのモデルついて語られているって感じですっ
因みに、純粋な実証系の自然科学の本だと思って読んじゃうと、がっかりすること間違いなし?
現状の自然科学の枠...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月02日
著者が、脳科学の立場から心の謎を解き明かすための展望を、大胆に語っている本です。
著者は、デイヴィドソンの非法則的一元論の立場に対して、ある程度の共感を寄せています。しかし、そこからさらに踏み込んで、脳科学の立場からクオリアの謎に迫る道を見つけようとしています。
その際に重要な区別とされるのが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月31日
心の中で起こる全ての表象、そこに存在する映像、聞こえてくる音については、脳の中のニューロンの発火によって生ずる随伴現象である。人間の脳も原子の組み合わせで出来ており、自然法則に従う物質の集合体なのだと。
そのニューロンの発火パターン、因果関係についての考察。
科学が進めば、自分がどのような行動をこれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月25日
茂木先生が、”心脳問題のハードプロブレム”に真っ向から挑んでるっていうのがよく分かりました。
しかも、それが相当はハードプロブレムだということもわかりました。
専門用語に馴染みがあっても、少々納得しがたい部分もあったり。
入門となってますが、一般の人にはちょっと難しいかな?
科学的なアプ...続きを読む
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