茂木健一郎のレビュー一覧
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著者曰く、「これからの教養としては、これまで教養と言われていたもの(本の中で「静的教養」と定義されている)と、動的教養(本の中で、何となく定義されています)が必要になる」とのこと。
エッセンスは第1章に詰まっており、ここだけ読めば十分かと。
科学的にしっかりしたエビデンスがあるわけでもなく(科学的な知見に基づいた類推はありますが)、自身の経験と、自分にとって都合のよい事実を紹介しているだけなので、「教養について、こういう見方や考え方もある」ぐらいのスタンスで読むのがちょうどよいと思います。
内容的には、とくに得ることもない本でしたが、紹介されている書籍や人物については、参考になるものが多いように思います。
このあたりは、著者の勉強熱心さや向上心の表れと言えるように思います。 -
Posted by ブクログ
「自己責任論というのは、『自分は関係ないよ』という『社会的無責任論』である」、という考えに共感した異分野の湯浅さんと茂木さんが、パーソナルサポートの現場を回り、貧困の実情とその原因を探っていく本。湯浅さんの考えには声を出して「うんうん」と言ってしまうぐらい、今までなんとなくあった違和感を言葉にしてくれていた。また、脳科学という別の側面からその事実が裏付けられていくのがおもしろかった。
困りごとを抱えた人を支えていくことで社会全体が強くなるため、そういった人を切り捨てる考え方は全体にとってマイナスという捉え方が今まで自分にはないものだった。誰しも人権があるという価値観で支援者になることを決めたが、それは結果的に社会にとってどうかということまで考えていなかった。
「わかりやすいものは良くて、わかりにくいものは悪いもの」とい善悪のつけ方は、とても危険です。
2009年から民主党政権時代に内閣府にも参与し、政策を変える過程に人を納得させることの難しさを感じた湯浅さんの言葉はずっしりと重いものがあった。これから調整する立場の仕事に就く自分に意思がなくて、社会にとっての善悪がわかるだろうか。社会が持っている多様な意思を理解できるだろうか。そう思って、これから新聞を読みたいと思った。 -
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ネタバレ茂木さんの本は捉えどころがなかったけど、この本は分かりやすかったです。すぐに取りかかれない理由の1つは抑制力。
瞬間トップスピードを習慣化する。栄養ある食事、睡眠、基礎体力。「人間は現状維持に努めるだけでなく、鍛えなければ成長しない」と思い、朝30分のジョギングを始めた。脳の成長には負荷が必要。
セレンディピティ=偶然を引き寄せる力。①行動すること②気付き。チャンスの神様には前髪しか生えていない。一見何の変哲もないように感じる小さな変化を見逃さず、視野を広げて周辺に目配りすること③受容。現実を素直に受け入れること。
セレンディピティ=現状維持で凝り固まった自分を卒業し、リスクが取れる新しい自分に生まれ変わること。
すぐ動き、チャンスに敏感に気づき、現状を冷静に受け入れる人だけが、成功する時代になっている。
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ネタバレ備忘録
・勉強するときグズグズしない。勉強しようと思ったら、パッとその瞬間にやる。特別意識せず、その行為を習慣化する。瞬間トップスピードが行動力強化には必要。
・雑談はとてもクリエイティブな行為。特定の目的を持たない、創造性に富んだ自由なコミュニケーションは脳のマッサージ。さまざまな価値観が芽生える脳のサプリメント。
・ベストエフォート(最善努力)方式。やれる範囲のことをやる、を骨の髄まで染み込ませれば、自分に対して言い訳する必要がなくなる。罪悪感などの心のゴミは出来るだけ速やかに処理すると、すぐやる勇気が湧く。
・公言プレッシャーを利用する。
・〆切を作る。アイデアを寄せ集め組み合わせる。毎日〆切生活が望ましい。
・セレンディピティの3条件。1行動2気付き3受容。
・自分だけの好きを極める人こそ、大きな共感を作り上げることができる。大ヒットを飛ばすクリエイターたちの好きは必ずしも一般的な好きではない。
・ゲーミフィケーションで脳に遊び心を持たせる。
・自分で自分の課題を見つけ、成功体験を積み重ねることでやる気が生まれる。遊び=はっきり定められた時間、空間の範囲内で行われる自発的な行為もしくは活動。自発的に受け入れた規則に従う。他人の評価を気にする必要はない。成功したか否かは自分で決めていい。
・恥ずかしがらずに成功を喜ぶ。
・フロー状態に持っていくには「もうなるようにしかならない」という開き直り、無心も必要。経験を積むしかない。
・競争しながら自分をフロー状態にもっていく&途中で燃え尽きないための秘訣は、他人を見ないこと。自分のペースを守る。 -
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自分の頭の中を書くことで、はっきりとした考え方が固定化されていく。それにより、脳の中の確実な領域が増える。脳は確実と不確実のバランスを取ろうとするので、確実が増えると不確実な状況に挑戦することができる。
とりあえず、書く内容を決めずにバーっと書いていくことで自分でも意識できていなかった無意識の部分が表面に出てくる。別にテーマも決めなくていい。ただ、自分の中にある気持ちを知りたいがために書く。
自分はどういった経緯でここまで進んできたのか。自分が望む人生を歩むことができているのか。それを知りたい。過去の何に影響を受けてこのような考え方を持った自分になっているのかを突き止めたい。決定的に人生に影響を与えているカノンが存在しているはず。早すぎる自伝を書きたい。
これからの時代は何が起こるか分からない混迷の時代。学生は一本道になっているけど、このまま進むことはできない。だからこそ、自分の中を見つめ、確実な物を見つけることで、挑戦を楽しめる人になりたい。