茂木健一郎のレビュー一覧
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自分の頭の中を書くことで、はっきりとした考え方が固定化されていく。それにより、脳の中の確実な領域が増える。脳は確実と不確実のバランスを取ろうとするので、確実が増えると不確実な状況に挑戦することができる。
とりあえず、書く内容を決めずにバーっと書いていくことで自分でも意識できていなかった無意識の部分が表面に出てくる。別にテーマも決めなくていい。ただ、自分の中にある気持ちを知りたいがために書く。
自分はどういった経緯でここまで進んできたのか。自分が望む人生を歩むことができているのか。それを知りたい。過去の何に影響を受けてこのような考え方を持った自分になっているのかを突き止めたい。決定的に人生 -
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慶應義塾大学丸の内キャンパスで行われた授業を編集、書籍化したもの。テレビやベストセラー書籍などで名前を聞いたことのある方々が各章を担当しているため説得力があります。ただし専門書としてではなくあくまで入門書としてカジュアルに読むもの。浅く広く説明している本です。
私は地頭を鍛えたいと思って手に取ったので、刺さったポイントを紹介します。
1.地頭力とは「結論から」「全体から」「単純に」考える力のこと。(細谷功氏)
2.仮説思考のポイントは「結論から逆算する」(内田和成氏)
3.脳に良い生活習慣の一つは、12時までに寝ること(築山節氏)
特に細谷さん、内田さんは著名なコンサルタントでもあるので -
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ウィノグラード-スキーマ-チャレンジはビッグデータには不得手だけれども、人間は常識でわかってしまう問題文である。これは人工知能と人間では学習法が違うことを表している。
Gpt-2は短文を入力すると、続きを書くことができる人工知能。しかし、入力がないと、何も書けない。これも人工知能と人間の違いをうまく言っている。
独我論者として永井均さんが登場。
いきいき = ライプニッツ原理
ベイズ推定 = カント原理
永井均さんの『私 今 そして神』
に対応している。
永井均さんがベルクソンに興味を持っていた記憶がある。マクダガートの時間論からの入口として。
パーフィットの火星旅行についても、『転校 -
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ネタバレ自分へも、周りの人へも、何を質問するかで大きく得られる結果が変わってくると思う!効果的に『質問』というものを使えるようになりたく、手にした一冊!
『質問』とは関係ないけど、脳の事について、
脳のドーパミンはできないと思ってたことを達成できたときに沢山でる、そしてまたやりたいと思うため、どうせ失敗するとか思わず、とりあえずやってみることが大切なのかなぁ~と思った。
相手の話を、自分の体の中に広がるように聞き入れて味わうという聞き方を、という考え方が素敵だなと思った!
一人一人にそういう気持ちで対応できたら、豊かな人間になれそう。実践したい。