【感想・ネタバレ】「赤毛のアン」が教えてくれた大切なことのレビュー

あらすじ

11歳のとき『赤毛のアン』を読んでから「アン」に魅せられた茂木先生。中学、高校、大学と何度も読み返し、「赤毛のアン」シリーズの原書も読破。部屋には物語の舞台プリンスエドワード島の地図を貼り、実際に訪れ、もし『赤毛のアン』を読んでいなかったら、いまの自分はないと感じるほど大きな影響を受けたという。孤児で、赤毛で、そばかすだらけ、ガリガリのやせっぽち…とコンプレックスの塊のアン。でもアンは誰にも嫉妬したことがなく、想像力の翼を広げてつらいことを乗り越える。それがアンが伸びる理由であり、見習うべき点だと茂木先生は語る。他にも、いじめ、相性の悪い先生、厳しい試験があり、いつまでも友だちと一緒にはいられず、自分の進路を選ぶときが訪れるアンの物語は、100年も前に描かれたとは思えないリアルな問題が次々に起きる。そんな中、自信のなかったアンが素敵に花開いたのはなぜか? 幸せをつかむ秘訣をアンから教わる本。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

感受性は人間がもつ素晴らしい素質で、それが周囲の人に影響を与えるし、何より自分が成長するというメッセージが、気持ちを抑えがちな今の自分に響いた。
また、受験や就職で親しい人と別々の道を歩むこともあり、別れがきたように思うけれど、もっと先で、同じ社会にいる者として再び繋がるというメッセージもあり、子育て中の私は「親と子もそうなんだろうなぁ」と感じた。中学生の娘にも勧めたい一冊。

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2024年02月15日

Posted by ブクログ

大人が読んでも面白い!
想像力、行動力、自分の人生を楽しむ秘訣だと再認しました。一つの章が短く、あっという間に読めました。赤毛のアン、また読んでみたくなりました。オススメです。

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2014年05月27日

Posted by ブクログ

今夏、カナダへ行こうと計画しているので、『赤毛のアン』の読みどころを知りたいと思い手にしました。児童小説かと思いきや、人物考察が面白く、茂木先生と読書会をしているような気分に( ^ω^ )
小学生以来、読んでなかったので、講談社文庫から出ているものを読んでみようと思います(o^^o)

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2013年05月31日

Posted by ブクログ

脳科学者の茂木さんが、中学生くらいの年代向けにL.M.モンゴメリの「赤毛のアン」を親しみのある、それでいて優しげな文章で紹介している。個人的には、茂木さんが赤毛のアンシリーズをここまで好きであることが意外でもあったのだが、作品を読んでいて確かにと思うこともあれば新たな発見に感じることもあって、シリーズ全部読んではいるけれど、また読み返したくなった。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

コンプレックスの固まりなのに、嫉妬しない。
自分を強く持って、流されない。
同年代の人とだけでなく、幅広い年代の人と交流を持って、友達になれる。
田舎の小さなコミュニティが、機能している。
子供たちに読んでもらいたいです。

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2015年04月13日

Posted by ブクログ

これこそ、セレンディピティ=偶然の幸運に出合う能力!アンとまた出会った‼
諦めず行動し、大事なものに出合ったものに気付き、例え、価値観が違ったとしてもそれを受け入れることをした人にセレンディピティは訪れる。
人が成長する時とは、人はそれぞれ違い、それぞれ良いところも悪いところもあり、それを認めることができた時である。
子供は一人の人として大人扱いしてもらう代わりに、論理的に考え、自分の行動に最後まで責任を持つこと。

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2014年02月04日

Posted by ブクログ

脳科学者の茂木先生による赤毛のアンの解説。
子供の視点から、判りやすくさっぱりと書かれているのが新鮮で、そして古典に近いような小説を現代の若者にも通じる、普遍な人間関係へと延長しているのがよかった。

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2014年01月09日

Posted by ブクログ

文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他

『赤毛のアン』をとりあげた、中学生向けの自己啓発本。

『赤毛のアン』が男性目線から語られることがあるのか、なんて思って手に取りましたが、
アンシリーズを男の子が読んじゃいけない、なんてことはないんですよね。

自分がアンシリーズにのめり込んでいたときに思っていたことがやさしい言葉でわかりやすく語られていて、いろいろ腑に落ちる感じ。

改めて、アンが真っ直ぐに成長して行ったのって、本人の気質もあるけれど、いろいろな奇跡と偶然があったんだよね。

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2023年02月24日

Posted by ブクログ

赤毛のアン、久しぶりにDVDで観て、この本を読んで見たら、イメージができ読みやすかった。
今、読むと自分があたり前だと思うことが書いてあり、あー私はもう大人なんだなぁとしみじみ思いました。子供の時の見方とはやはり違いますね笑。
でも、この作品は今の子供達にどう響くのだろうか?と考えてしまいました。
アンのように想像力を働かせるところはこれからの時代にも必要だと思いました。

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2021年05月10日

Posted by ブクログ

茂木さんと 赤毛のアンと イメージがつながりにくい感じも
したが 男性の中に赤毛のアンが好きな人がいるというのは
とても心強い。

赤毛のアンは茂木さんにいわせると 嫉妬しないのだそうだ。
嫉妬しないから あんなに前向きに強く生きれるのだろうか…
アンは。

アンの生き方に心が惹かれた茂木さんは 女性的感性も
持ち合わせているのかもしれない。

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2014年02月11日

Posted by ブクログ

赤毛のアンから、アンや周りの人物達の生き方、その舞台であるカナダのプリンス・エドワード島の美しい風景やそこでの生活から知れることを、現代の日本社会と比較しながら自らの考えも含めて若者に簡潔に述べている。茂木さんが小学生の時から赤毛のアンシリーズを愛していたことを知った。アンは想像力豊かで好奇心に溢れ、自分らしく生きていて、さらに小説に興味を持った。最初の巻だけ読めば良さが詰まっているとのこと。偶然の幸運に出合う能力、セレンディピティが興味深く、行動・気づき、受け入れることを意識し、諦めない心を持ちたい。

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2013年05月01日

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