あらすじ
かなえたい目標があり、実現のためになすべきこともわかっているのに、
なぜかエンジンがかからない。
そんなときの特効薬が「書くこと」です。
書かれた言葉を目にすることでメタ認知や報酬系が働き、
脳が本気モードに変わります。
ステップアップに努力は不可欠ですが、
必要な努力とムダな努力があります。
最新脳科学の知見をもとに、
よけいな回り道をせずに理想の未来に1日でも早く近づく方法をアドバイスします。
●本気になるかどうかは「前頭葉」が決める
●脳は確実性と不確実性のバランスを求める
●記録とは「メタ認知」を働かせること
●人間の無意識は可能性を秘めた宝の山
●無意識は言葉にするとコントロールできる
●書くと脳の外に「固定点」ができる
●書かれた未来を脳はいまの現実として認識する
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Posted by ブクログ
発信は世界にもできるのだとあらためて考えさせられました。
自伝を書くというのは本当におもしろそうです。
茂木健一郎さんの本は読書が苦手な方でも、読みやすいと思います。
Posted by ブクログ
ためになることがたくさん書いてあったので、2度読んだ。
・偶有性とは、予想がつく事柄とそうでない事柄が混ざり合った状態で、どのように変化するかわからない性質。
・無意識を言語化することが無意識を意識化するのに有効
・文字にすることで脳の外に固定点をつくり、メタ認知が働き、自分の中ではっきりと意識される。→夢や目標が実現しやすくなる
・クオリア=感覚のもつ質感
・脳で考えていることは書いてみないとわからない、自分でも気づかない
・自伝を書くことで自分の人生を振り返り、向き合うことができる。あのときどうしてあの選択をしたのか、自分は何がやりたいのかが見えてくる
・言葉を磨く、自分のものにしないと人には伝わらない。
・書くことが最も大切なスキル
・偶有性を楽しむ気持ちがあれば、書くことで夢や目標を叶えることができる
SNSから離れたい自分にとってはネット上での発信は共感できなかった。なので、自分はノートに色々書いていきたいと思う。
Posted by ブクログ
『「書く」習慣で脳は本気になる』このタイトルで読みたくなった。
なぜ脳は本気になるのか。
その根拠が脳の仕組みと共に丁寧にわかりやすく書かれている。
そもそも「脳は怠けもの」で、楽をしようという性質をもっている。
脳の機能は生まれてから死ぬまで活動し続けている。その機能を使わないのはもったいない。
そのためにも
・仕事や勉強で成果を出すために「書く」こと。
だが
・脳は単調なことが続くと本気モードを失う。脳が本気になれないコンプレックス、単調さ、強制や命令などの原因を取りのぞき、遊びや楽しいと感じることが重要であると記している。
また、脳は自分が考えていることを常に把握しているわけではない。一度外部に出力してみないと何を考えているかわからないとも。
確かに何かを書くことで気持ちの整理が出来たりする。
そういうことだったのかと、うなづける。
こんなにも不思議で未知なる「脳」を人類は持っているのかと改めて感じた。性格だからと、半ばあきらめてやらなかったことに対して仕組みを知ったならできるかもと思う。
タイトルの「本気」のワードにも魅かれたが、目次も全て興味深い内容でページをめくりたくなる。
そして何よりも茂木さんが本の中で「言葉という鏡を磨いていく、言葉は脳を変える力を持っている」と語っているとおり、文章の一言、一言に言葉や生きることを大切にしているのが窺える。
何かを表現したいとき、気持ちを整えたいときに読むと答えを出してくれる本です。
Posted by ブクログ
「書く」ことによって脳は本気になる。書くことで人間は自分自身の人生を切り拓いてゆくことが出来る。
ドーパミンという神経伝達物質が「書く」だけで願望が実現するメカニズムに関与している。
「◯◯になる」と書いた時、人間は実際にそれを達成しているところを想像している。それを達成した時の気分を「今、ここ」で前倒しで噛みしめている。それによって報酬系物質であるドーパミンが放出され、人間は快楽を得る。その快楽をさらに得ようとして夢や目標を実現するための行動が強化されてゆく。それが継続されることによって実際に夢や願望が叶うこととなる。
夢や目標を書くことはドーパミンを放出する脳の回路を強化することであり、つまりは脳を本気にさせること。本気になった脳は我々が考えている以上の力を発揮して夢の実現に導いてくれる。
自分をあたかも外から観察しているかのように認識する能力をメタ認知という。記録することはメタ認知を働かせることに他ならない。
ふと思いついた感想をそのまま口にしている人は「無意識の垂れ流し」をしている。
無意識を垂れ流しにしないためには無意識を意識に上らせるプロセスを経る必要がある。言葉を換えれば無意識を意識化するということ。無意識レベルの願望を意識化することによって人生を操るハンドルを手に入れることが出来る。
自分の願望に向き合うことで今まで支配されていたはずの無意識から解放される。それまで「私」を漠然と取り巻いていたドロドロとした欲望が正体のわからない怪物ではなく人生を成功させるためのアクセルとなる。
無意識は言語化し文字にして書くことで意識化される。無意識を脳の外に固定化することでメタ認知が働き自分の中ではっきりと意識されることになる。
人が文字を書く時、側頭葉の「ウェルニッケ野」から前頭葉の「ブローカー野」に情報が行き、それから運動野を通じて「書く」という作業に結びつく。
脳は自分が考えていることを常に把握しているわけではない。一度外部に出力してみないことには「何を考えているのかわからない」とさえ言える。
もともと人間の無意識は無尽蔵の宝の山のようなもの。その多くは本人にさえ発見されることなく一生を終える。それを掘り起こすためには「書く」という作業が不可欠。「書く」ことは自分が抱えている無意識と対峙するコミュニケーション方法と言える。
願望を叶えたいのであればまずは白紙に書く作業をする。書かないと願望はほとんど叶わない。なぜなら「書かなければ自分の願望が何かわからない」から。
脳の自然な状態は可塑性が働いており非常に柔らかい。そのため脳の中のイメージだけで夢や目標を持っていてもすぐに忘れてしまう。硬さと柔らかさのバランスがとれたハイブリッドなシステムをつくる必要があるが脳単独ではそれが出来ない。だからこそ叶えたい夢や目標を書いておく必要がある。
書いたものを見るたびに脳の記憶を司る海馬に夢や目標がインプットされ、強固な記憶として残っていく。本気になった脳の前頭葉が側頭葉から夢や目標を達成するための様々な情報を引き出してくれるようになる。
夢や目標を書いてそれを何度も見ることで記憶が強化され、その記憶が脳の潜在能力に働きかけ夢を叶える力を引き出してくれる。
夢や目標は実行しなければ叶うことはない。その第一歩が無意識レベルの夢や目標を書き出して意識化すること。
「よし、書こう」と思った瞬間にペンを持ってノートに向かうと書くことが自分の中から泉のようにどんどん湧き出てくる。「書くことが決まってから書く」のではなく、「書こうと思ってノートに向かうから書ける」。
人間は自分が考えていることを全て把握しているわけではない。自分が本当は何を考えているかは書いてみて初めてわかる。
テーマがあるから書くのではなく「書くからテーマが見つかる」
書くという行為は「自分の無意識にアクセスすること」。無意識の中では書く準備が出来ている。
無意識の中ではこれまでに得た経験や知識が腐葉土のように積み重なっている。どんな人でも生きてきた分の腐葉土が貯まっている。
しかし、積み重ねた知識や経験が勝手に芽を出すことはない。きっかけが必要となる。そのきっかけは「書く」こと。「書く」ことで脳に新たな回路が作られる。書かなければ回路が作られず無意識にアクセスすることが出来ない。
自分が発信する言葉が多ければ多いほどそれを読んだ人を感化させることができる。結果として自分を取り巻く世界が広がっていく。
インターネットの発展によって誰でも日常生活のあらゆる場面で言葉を書く機会が格段に増えた。現代においては「書くスキル」を磨くことは自分の夢を実現するパスポートと言える。
言葉を書く時は “Live and let live.” (自分も活き、人も活かせ)の精神で臨む。生きた言葉は人を動かす力がある。
偶有性の時代を生きる8カ条
1. 脱藩する(組織の論理で行動しない)
2. プリンシプルを磨く
3. 学ぶべき場を見つける
4. 師匠を持つ
5. 言葉の級位を上げる
6. 英語で発信していく
7. 出会った人と0.5秒で打ち解ける
8. 人前で夢を宣言する
龍馬が1人の人間として生きようとしたのは「藩の論理で動いていたら新しい時代に必要な動きが出来ない」と考えてのことであったと思われる。現代人に照らせば資本主義の論理だけで動いていたら今の社会に必要な変革を起こすことは出来ないということだろう。
プリンシプルとは生きる上での原理・原則。自分以外のものにプリンシプルを質入れするな。自分以外のものにプリンシプルを質入れするとは、例えばブランド大学に頼り正社員であることに頼ってそこに合わせて自分の行動を決めるということ。
言葉を語り、そのメッセージで社会を変えていく。言葉は社会を変える力を持っている。
社会が生み出した言葉に従って生きるのではなく、自分が生み出した言葉を行動の基準にしていく。
Posted by ブクログ
本気になるかどうかは「前頭葉」が決める。いかに「フロー状態」に持って行くか、そのカギは勉強や仕事も偶有性(確実+不確実)を楽しんで熱中できるように持って行く。記録によるメタ認知(自分を外から観察)や無意識を表出、ミラーニューロンを自分自身に対して働かせる。これらのことから前頭葉が側頭葉から情報を引き出すようになり潜在能力が引き出されます。また、確実性が高まることにより、不確実(新しいチャレンジや変化)を増やすことができるようになります。そのようにして書く習慣が夢を実現させます。また、ネットでの発言など他者とのコミュニケーションの効用についても述べられているますが、これはまぁ、よく言われていることが多い気がします。
Posted by ブクログ
・願いを叶えるために「早すぎる自伝」を書く
→過去の出来事や、重要な局面での選択を客観的に確認しフィードバックを行うことで、自分自身がより見えてくる。どんなことをしたかったか。どんなことを諦めたか。どんなことを選んだか。その時々で、どんなセレンディピティがあったか。忘れていた「本当の願い」を洗い出す。
すごく面白いとおもった。やってみよう。
Posted by ブクログ
「書くこと」に特化された本で、その切り取り方と効能の部分がとても興味深く、勉強になった。
こうして記録すること、そしてそれを積み上げることは資本になるのだそう。
これは繰り返し読みたいし、「書く」ことを実践したい。
偶有性
セレンディピティ
知的誠実さ
Posted by ブクログ
まずは書いてみなはれと訴える本。書く内容がないとジタバタしていても仕方ない、書き出してみれば自然とつながっていくものだから。日記風でも箇条書きでも形式は何でもいいということで、少し気が楽になった。
Posted by ブクログ
僕は以下のために「書く」ことをする。
・支配される無意識に良き流れを作り出す
・セレンディピティを起こりやすくする
・出会った人と0.5秒で打ち解ける
・人生の師をみつける
Posted by ブクログ
自分の頭の中を書くことで、はっきりとした考え方が固定化されていく。それにより、脳の中の確実な領域が増える。脳は確実と不確実のバランスを取ろうとするので、確実が増えると不確実な状況に挑戦することができる。
とりあえず、書く内容を決めずにバーっと書いていくことで自分でも意識できていなかった無意識の部分が表面に出てくる。別にテーマも決めなくていい。ただ、自分の中にある気持ちを知りたいがために書く。
自分はどういった経緯でここまで進んできたのか。自分が望む人生を歩むことができているのか。それを知りたい。過去の何に影響を受けてこのような考え方を持った自分になっているのかを突き止めたい。決定的に人生に影響を与えているカノンが存在しているはず。早すぎる自伝を書きたい。
これからの時代は何が起こるか分からない混迷の時代。学生は一本道になっているけど、このまま進むことはできない。だからこそ、自分の中を見つめ、確実な物を見つけることで、挑戦を楽しめる人になりたい。