茂木健一郎のレビュー一覧
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1章 音楽は微笑む(私の中に楽器がある―シューベルト/交響曲第八番「未完成」
人生の絶対的な座標軸 ほか)
第2章 音楽との出会い(あの静かな没我の様子―R.シュトラウス/歌劇「エレクトラ」
「知りたい」という気持ち ほか)
第3章 音楽と創造力(まるで一つの啓示のように
モーツァルトとザルツブルク ほか)
第4章 音楽のように生きる(日々と音楽―ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」
知らない自分との対面 ほか)
第5章 特別対談 「音楽の力」―ルネ・マルタン×茂木健一郎(ルネ・マルタン印象記―茂木健一郎
本物の「美」と出会える場「ラ・フォル・ジュルネ」 ほか) -
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すこし重めのエッセイという感じ。脳科学者の茂木氏がこの世界を見つめる視点への補助線を示してくれる。
まえがきの中の文章が一つ印象に残った。
「大事なのは、「何が正しいか」ということではなく、「何がしたいか」という情熱のほうなのではないかと思うようになった。」
まさに今の日本では「何が正しいか」を表面的に追い求めるばかりで、じゃああなたは一体何がしたいのか、ということに対して明確に答えを出せない人が増えてきている気がする。
単に知識を増やせばこの世界を知った気になれるかも知れない、しかしその先が無い。そんな人生は気を抜けば一瞬でまっさかさまに落ち込んでしまう気がする。
とまあ、そういった感想がでてくるかどうかは知らないが、茂木さんの文章が好きならば読んでみてもよいだろう。 -
Posted by ブクログ
副題が「トヨタとノーベル賞」とある。一見関係ない二つであるが、日本に眠る創造性を掘り起こすキーワートとして取り上げられている。
戦後日本人は他国の文化を仕入れ、必至にそれをまねすることで高度経済成長を築いてきた。しかしそれは単なるものまね、という言葉で切り捨てられる物ではなかった。
世界に誇る日本の自動車メーカートヨタが作り上げた「改善(カイゼン)」という言葉は、すでに海外で通用する言葉になっている。
それは、日本という国が大きな天才にではなく、小さな普通の人々が良い知恵を少しずつ出し合って作り上げてきた文化の象徴だといえるかもしれない。
これからの日本を考える上で、ひとまず希望がわいてくる本である。 -
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まとめの章であるⅣが良かった。
貧困に陥った社会的弱者を自己責任で片付けず、一つの社会として、どういう救済?システムを組み上げることが出来るのか。
教育機会にしても、試験は公平さを掲げながら、試験を受けるまでの背景には、既に公平さを欠いた構造があるということ。
踏み外したら戻って来れない不安の中ではイノベーションは育たないということ。
そして、「一律」を遵守する日本のお国柄はそこから外れた人々を潰していくという。
最近読んだ本に、日本の「一丸」気質は、成長型社会においては驚異的な力を発揮したけれど、成熟型社会ではむしろ多様性を重んじなければならないとあった(何の本か忘れたけど)
この本でも同じく多様性(ダイバーシティ)の重要性について述べられていた。
これは、かなり個人的な感想だけど。
世界に出ると、都市の目立つ部分にホームレスがいたり、子供たちがわーっと寄ってきて、物を売り付けるという光景が見られる。
でも、そうした人に個人として幾らかのお金を渡しても、それは解決にならないとも言われている。
個人に出来ないことが、社会には出来る。
それが、茂木さんの言う「パブリックマネーも悪くない」なんだろう。
落ちこぼれても、社会復帰が可能な社会作りが出来れば、それはすごいことだと思う。
ただ、システムは一朝一夕には組み上がらないもので、その間に状況は刻一刻と変化する。
AIで仕事が変わるなんていう話は、最早あらゆる所から聞こえてくる。
今、目の前に一人の人がいた時に、自分には何が出来るんだろうと思った。
なかなか、難しい問題だと思う。 -
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ポジティブになろうって頑張ってしまうけど、それはポジティブとは言わないということを改めて実感した。
ニセモノポジティブからホンモノポジティブになりたい。
メモ↓
ホンモノポジティブとは…
具体論好き
アスリート的な言動
なぜだろう、してみようが多い
言うことのスケールが等身大
小さくてもいいから、実現性の高いことを目指す
人と自分を必要以上に比較しない
自分らしいオリジナルの考え方を持っている
ニセモノポジティブとは…
根性論好き
評論家的な言動
たらればが多い
言うことのスケールが大きい
行動に移せていない
他人の評価を大切にする
世間の基準で判断する
ネガティブな感情に気づく、認める。
脳と心の基礎体力が必要。
たれらばスパイラル→行動から遠ざかる。
どんな方法でもいいからやり始める。
好きを見つける→褒められた言葉を意識する。
失敗してもいい。
オリジナルティ。自分を捨てる勇気を持つ。個性を受け入れて上手に生かす。
小さな情報発信を始める。
他人の進歩を素直に褒める。
論理的に考える。
自分との対話を忘れない。
不安だからこそ、手を動かす。