あらすじ
恋愛は科学である。脳と男女の恋愛の関係をわかりやすく説く茂木健一郎初の恋愛脳講座。突然怒り出す女性、決して自分の失敗を認めない男性……男女の脳の構造の違いから、それぞれの行動がどのように築き上げられてきたか、また恋愛をしている時の脳の状態がどのようなっているのかをマンガを交えながら解説する。そしてよりよくお互いの理解を深めるためにどのように処すればよいかを伝授する内容例を挙げると◎なぜ、一目ぼれをするのか◎ボディタッチとアイコンタクトの効果◎二人の恋愛感情を高めるための行動とは?◎「男は別フォルダ保存」「女は上書き保存」の謎◎失恋した時、脳科学的にどうすれば早く立ち直れるか◎出会いの確率を高める科学的法則◎ときめく理由とうまくいかない理由は同じ◎恋愛とは、人生の大海を泳ぐ訓練の場である等々恋愛で悩んでいる人はもちろん、現在恋愛中の人、夫婦の人まで楽しみながら読め、人間関係に役立つ一冊。
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Posted by ブクログ
愛、ですかね?
◎理想のパートナー
「自分と似ていて共感できる人」であると同時に、「自分とは、まったく違う側面をもっている人」
「相手が自分の癒しになる」=自分の欠けているところを相手が補ってくれる⇒ベターハーフ(betterhalf)という概念
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きゃはー。
オモシロイオモシロイ!
と思って作者を見たら茂木先生だったっていう…。
そりゃぁおもしろいかぁ~。なんて。
自分が心理を勉強してたこともあったからか、グイグイ読んでしまいました。
姉に勧めたら、そんな理系的に考えたくない。結構よ、って言われました。
そっかぁ、皆がみんな一緒じゃないんだなぁ。
脳みそおもしろいと思うけれど。
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「他人とどういう接し方をするか」は普段「自分とどのように付き合っているか」のあらわれ。
「失敗した自分を赦すことができる」など、自分に対する接し方は、恋人に対する自分の接し方に直結します。
自分に対しておおらかな余裕を持って接することができる人は、他人に対しても同じような態度を取ることができます。
具体的にどのようにしたら自分と折り合いがつき、恋愛力を高めることができるのか。
メタ認知能力を鍛える。
前頭葉の働きで、自分をあたかも外から見ているように客観化できる能力です。
「無意識を意識化する」認識できると脳の安定性が高まり、変化のきざしが見える。
メタ認知能力を高めるには自分を振り返り、見つめること。ブログは誰も読まない日記よりも、より自分を客観的に表現できる。
あとは他人と会話すること。
そして演技。
つまり、他人に適切に気を配れ、自分の置かれた状況に合わせて、自分の振る舞いをかえることが必要なため。
桃李言わざれど下自ら蹊を成す
相手のよいところを見て恋に落ち、相手の欠点を受け入れたとき愛に発展する
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恋愛は科学である。脳と男女の恋愛の関係をわかりやすく説く茂木健一郎初の恋愛脳講座。
突然怒り出す女性、決して自分の失敗を認めない男性……男女の脳の構造の違いから、それぞれの行動がどのように築き上げられてきたか、また恋愛をしている時の脳の状態がどのようなっているのかをマンガを交えながら解説する。そしてよりよくお互いの理解を深めるためにどのように処すればよいかを伝授する。
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恋について知りたくて読書。
脳科学と恋。どんな展開を見せるか楽しみながら読み進めた。
メタ認知能力を高めることが恋愛力を高める。
恋愛にかぎらず、自己客観視を高めることは建設的な人間関係を構築していくために貢献してくれる。紹介しているブログや自己分析などの活用を見直していきたい。
自然体であること、健全な自己肯定力を維持するために時間を割いて努力する必要性を感じた。
読書時間:約40分
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何かを得ることは、何かを失うこと。逆に、何かを失っている時は、必ず何かを得ているというのが恋愛における機会費用の法則。
僕たちは、自分で自ら選んだ恋に正解を下すしかありません。
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もし、あの日あの時、あの場所に自分が行かなかったら、あの人とは出会わなかったかもしれない。
人との出会いは、いくつもの偶然が重なり合って成立しています。
もしかしたら、タッチの差で出会えなかった可能性は充分にあるのですから。
恋愛において、一番のポイントは「出会い」にあるのではないでしょうか。
p.30
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御馴染み脳科学者の茂木健一郎さんによる「恋愛本」。
異性とのコミュニケーションのとり方・関係性の結び方とその意義について、脳科学的見地から著者の経験を交えてまとめられた好著。
茂木さんの本の中では一番読みやすかったかも。
「脳が0.1秒で恋をする」要因が明確にされていないが(笑)、異性と関係を考える上で、気づきの多い一冊だった。
特に印象的だったのは、以下の一節。
・大人の安全基地とは、相手にべったりと依存し合う関係ではなく、自立したもの同士がつくる関係といえます。
恋愛とは、相手を見つめることではなく、ふたりで将来を展望できることなのです。
相手を尊重しながら、言うべき事は言い合って、より良い関係を作ることが最も大切なことだろう。
Posted by ブクログ
恋愛のメカニズムや、恋愛をしているときの脳の動きを科学的に述べた本。「人は恋をするとドーパミンが分泌し、疲れにくくなる」とか、思い当たることが…。好きな人に会う時の脳の動きなど、興味深い、おもしろい話がたくさんありました。
Posted by ブクログ
好きな人はいた事あるけれど、彼女はいた事が無いのに、Twitterで恋愛ポエム的な事を呟いてしまう身としては気になるもの。
恋愛というものを、脳科学の観点から見ると、色々なものが見えてくる。
脳はまだ未解明な部分が多くて、恋愛を語るにおいても、謎は多いだろう。
しかし、こうして解説を見てみる事で見えてくるものもある。
愛は理屈じゃないけどさ。
Posted by ブクログ
自分を愛してこそ、人から愛される
自分を愛するって
なんなのか
いまでもそんなに
わかってない
長い時間をかけて、すこしずつ、わかっていけばいい
Posted by ブクログ
思い込まず、デフォルトネットワークをつくる。リラックスしニュートラルな状態で周囲を見渡す。
男女の脳には優位に差があるが、それも個人差があるので思い込みすぎない。
恋に関して、男は別フォルダ保存、女は上書き保存。
自分を認めて愛せない人は、他人を愛せないし、愛されない。
つまるところ、恋愛力は人間力。
Posted by ブクログ
恋愛中の脳の仕組みが解説されている一冊
世の中のすべてのことに効率を求めていい、けれども人間関係だけは効率を求めてはいけない
「メタ認知能力の高い人は恋愛力も高い」
メタ認知能力:自分のことを客観化できる能力
→他者を見るように自分のことも客観的に観察できる
相手との関係性を常にモニタリングしながら行動することができる
自分が置かれている状況に合わせて、行動を変更することができる
フロイト「無意識を意識化する」
自分が無意識のうちに何かの衝動に駆られてしまっていることを、言語化することで意識化し、自分でしっかりと認識する。
メタ認知能力を高める方法
不特定多数の人が読むブログを書くことによって、より自分の状態を客観的に表現することができる。
恋愛での1番良い状態とは、恋人と一緒にいるときに「私」という認識をしないこと。
「私」という存在が消えていて、相手と自分が向き合っている状態だけが残
る。
自分の行動範囲を視覚化する
グラフの中心に自分を置き、その周りに繋がり(職場、大学の友人、趣味など)の項目を書いていく。
嫉妬は人が有限の資源(愛嬌、関心、時間)に執着するために起こる。
→誰かが100万円を当てて、羨ましいと思っても、100万円を得る手段は他にもあるから嫉妬にはならない。
Posted by ブクログ
ある尊敬する女性経営者の方から、あなたはもう少し女性の気持ちを理解した方が良い!と言われ、読んでみました。
そもそも、男性と女性は脳の作りが違うから、どうして彼女は理解してくれないのかという疑問自体がナンセンスである事に気付かせてくれる本でした。
恋愛でなくとも、デフォルトネットワークを意識してみることで自分の感性を研ぎすまし、新しい発見をしたり、今まで蓄積されたものと繋がる、そんな可能性が広がると思います。
既婚男性として、良かった気付きを備忘録として。
「相手の不在こそ、存在を確認できる」
脳に「空白」が必要で空白がある事で、そこに何かを埋めようとする、または既にインプットされた情報を整理し、内から新しい情報をアウトプットするなど脳が活性化される。
恋人はや妻と一緒にいない時間、相手の事を考えている時間ってとても素敵です。
「倦怠期をいかにして乗り越えるか」
人間の脳は新しいモノが好きで、新しい事を求めています。結婚した妻にずっと愛されるためには、僕は常に新しく、成長していく必要があり、そしてもちろん妻もそうであればこのうえない幸せですね。
家族でずっと同じ生活を繰り返すのではなく、いつも作らない料理を一緒に作ってみる、同じ場所に行くのにいつもと違った道で言ってみる、
普段テレビを見てる時間に音楽をならしてみる、今まで言った事の無い場所に旅行する、新しい趣味を始めてみる、、、、
一度きりの人生、このひととやってくと決めた以上ずっと二人で成長していきたいと感じました。
「相手を受け入れる事は、自分を受け入れる事なのです」
大切なパートナーに取って自分が他の誰かではだめな、交換できない存在でなければなりませんし、相手もそうであってほしい。
脳の仕組みを切り口にたくさんの気付きを頂ける本でした。
Posted by ブクログ
後悔する事が自分を成長させる。
相手の不在に相手の事を考え相手の存在を確認できる。
倦怠はお互いに成長が感じられなくなる事でおこる。
自分に対しておおらかでないと他者に対して同じような態度を取れない。
Posted by ブクログ
この本の冒頭に、
この世の中には、「出会った誰もが恋するような人」がいて、
それは、最高の自然さをまとっている人だという。
それまで生きてきた過程で、悲しいことやがむしゃらで努力したこと、悩んだ事などの様々な経験を積み重ねたことで、「今の全てが平安のうちにあり、穏やかに心を解きほぐせている人」だそうだ。
この状態が最も美しく、「誰もが恋する人」だと書いてあった。
これは、本当によく分かるような気がする。
そして、こんな雰囲気を醸し出せるような「人」として
生きていきたいものだ....と、深く、深くうなづいてしまう。
Posted by ブクログ
恋愛について脳科学から見た本。最近は男女の恋愛のしくみを脳のつくり、しくみ、違いから解説する本が増えている。読んで納得できる部分もあるし、科学だけでは解明できないところがあるのもまた恋愛の醍醐味。いずれにしてもときめきやドキドキ感が人生にスパイスを与えてくれる。
Posted by ブクログ
脳の仕組み
男性脳 女性脳の特徴
を恋愛に当てはめて書かれていました
ミニ漫画
赤太字でのキーワード
白い紙
と 読みやすさをかんがえられて本が作られていたと思います
いいなという直感
相手の良いところを見て恋におち
欠点を受け入れたときに愛に発展する
なるほどなっと思いました。
Posted by ブクログ
茂木健一郎という人は、学者とは思えないぐらい熱い人だと思う。一応、脳科学の見地から、「脳」という言葉が随所にあらわれるけれども、あまり直接それと関係ある話しはなくて、どちらかというと柔らかい人生論的エッセイに近い。
なるほどと思う部分も、あまりピンとこない部分もあったけれど、著者の基本的な姿勢や人生観には共感出来るところが多いので、読んでいてとても面白かった。
通常、人間の脳は何かを考えている時に、より活発に活動しているものなのですが、この「ディフォルト・ネットワーク」だけは特殊で、何か特定のことに目的を定めて考えている時には活動が低下しており、反対に、何も考えていない時に活性化している。いわば脳がアイドリングしている時に、一番活発に働いていることが分かっています。(p.4)
私たちは趣味が合ったり、好きなものが同じ人とは自然に「出会う」と思いがちです。しかし、実際には、共通の友人がいたり、クラスが一緒だったりといった外部的な要因によって出会いは大きく左右されてしまうのです。(p.32)
恋愛は、究極の民主主義です。会社であれば、学歴や肩書きが自分を守ってくれるかもしれませんが、恋愛だけは、一切そういうものが役立ちません。誰もが平等に、自分の力だけで勝負しなくてはならないのです。(p.114)
「解答が一つではなく、複数存在する、あるいはそもそも絶対的な解答など存在しない」という意味において、恋愛は究極の「不良設定問題」であるといえるのです。
「自分にとって最高のパートナーは誰なのか」という問題は永遠の謎です。今つき合っている彼女、あるいは彼が、本当に自分にとっての「ベスト・セレクション」なのかということは、永遠に解けない問いです。
僕たちは、恋愛には「正解」があるという幻想から、まずは解放されるべきです。
絶対的な「正解」が用意されていない以上、僕たちは自分で、自ら選んだ恋に「正解」を下すしかありません。
実存主義の言葉で「投企」という概念があります。
人は皆、気づいたらこの世に存在しており、それはあたかもこの世に自分という存在が投げ込まれてしまったかのようだ、というものです。この世界は自分がつくったものではなく、選んだものでもない、けれども人はその中で否応なく生きなくてはなりません。しかし、その不確実性の中で必死に生きることによってこそ、僕たちは自分がこの世に存在していることを強く実感することができるのです。
恋愛においても、究極的には自らを「投企」することでしか分からないこともある。その状況に身を置いてみないことには、本当にはわからないものなのです。(p.148)
この世の出来事は、すべて予測がつきません。
どんなに計画を立てて人生を生きていても、どこで新たな「出会い」に遭遇するか分からない。ほんの小さなきっかけで、人生が劇的にうねり曲がる可能性は日々潜んでいます。
ならば、人生をすべて自分の力でコントロールしようとするのではなく、思いきって「偶有性の海」に自らを「投企」したほうがいい。
十年後、二十年後、三十年後、あるいはもっと先の人生の終着点において、「あれこそが自分にとっての運命だった!」と自信をもって語れるような生き方をするのです。
それは言い換えると、「過去がどんどん必然になっていく」人生であるともいえます。そのためには、「偶然を必然に変えていく」力が必要です。(p.151)
他人の意識が分からないというのは、他人と脳を共有しているわけではなく、一人ひとり違う脳を別々に持っているからです。
一人ひとり異なる脳を持ち、異なる意識をもっている以上、僕たち人間は、前提として皆孤独なのです。その前提を理解していないと、「孤独」に対してネガティブな感情を抱いてしまうでしょう。
人はどうしても「孤独」を避けようとしてしまいます。ひとりでいることに対して不安を抱いてしまったり、いつも仲間とワイワイ過ごしたり、恋人と必ず毎日電話やメールでつながっていなければ不安でいたたまれないという意識をもってしまっている。まるで自分以外の人は、皆「孤独」ではないかのように錯覚してしまうのです。
しかし、「孤独」感は誰もが共通にもっている感情です。問題は、いかにしてその「孤独」に感情すべてが支配されないかではないでしょうか。(p.215)