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Posted by ブクログ 2014年11月05日
「脳」整理法と云うから脳内での記憶や何かの整理法かと思うと然に非ず、脳が世界の偶有性をどのように整理しているかと云う内容。「世界知」を絶対的なもの、「生活知」を偶有的で相対的なものと捉えて、その折り合いの付け方を語る。「脳化」「都市化」と云う言葉で現代社会の問題を語る養老孟司の著作と読み比べると面白...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月14日
偶有性を軸に対立概念を導いて進められていく。「生活知」=「自己、人間の時間…」/「世界知」=「他者、神の時間…」というキーワードを理解していれば、話の表紙なるものがいろいろ変わっても、内容をしっかり理解できる。茂木氏が東大卒だからかは定かではないが、極めて東大が好みそうなな内容構成。
生活指南書...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月18日
「脳」整理法、というタイトルを見て、その意味すあるところは知識をどう整理して記憶するか、について書かれた本? と思い、実をいうとときめいた。だって、脳の研究者が書いた本なら、すごいことが書いてありそう。でも、こちらのハウツー本的興味は、軽く裏切られて、科学的普遍的知識をさす「世界知」と、人が生活して...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月20日
一見「整理」ということについて書かれた本かと思われるが、そうではなく、私たちが人生を生き抜くためのヒントのようなことが書かれているように思える。「世界知」と「生活知」の話から始まり、偶有性、セレンディピティとその分野は多岐に渡る。その中でも一本筋が通っているものとして不確実性の大切さが訴えられている...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月23日
この本のキーワードは、「遇有性」。本来の意味が分からない人はぜひ辞書で調べてください。茂木氏のこの言葉は一般的な意味とは違い、「正確に予測できる性質」と「完全に予測不可能な性質」の中間の性質を現している。この遇有性が脳に与える影響や、脳がこの遇有性をどのように扱うかに言及しているのであるが、科学的視...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月25日
脳整理法というより、脳取り扱い説明書という感じですね。
情報が洪水のように押し寄せる時代となり、
脳がそれを受けとめきれない状況である。
そういう中で、脳はどう整理して、受け止めるのか。
科学を中心とする世界知と一人称として生きる生活知がある。
生活知から、世界知は分離されることで科学的な精神が宿...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月21日
脳みその可能性や、PCと比較した場合の脳みその能力、色々な使い方がわかります。
世界知、生活知という考え方、偶有性から脳が得るもの、偶然から幸運を掴みとる方法(セレンディピティ)や、ディタッチメント(認知的距離)による考え方、脳が認識するクオリアについてなど、今まで、自分らの脳みそが感覚的に理解し...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月27日
[ 内容 ]
おびただしい量の情報やモノに囲まれ、脳が悲鳴をあげている。
現代人が、より賢明に清々しく生きるためには、脳をどのように使いこなせばよいだろうか?
その鍵は、森羅万象とのかかわりのなかで直面する不確実な体験を整理し、新しい知恵を生み出す脳の働きにある。
本書では、最新の科学的知見をベース...続きを読む
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