茂木健一郎のレビュー一覧
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子供の伸びしろは親のイマジネーションレベルに依存。一流大学進学を目指してしまうと、それ以上子供は伸びない。いきなり本物に触れさせることが大事。テストで100点取りなさい、などとは言わないこと。苦手なことは、大したことないよと返す。
答えが一つではない問いを一緒に考える。
欲しいものがあればプレゼンさせる。
手紙、日記のやり取りをする。両親としゃべる習慣をつける。
目、耳、手を使う読み聞かせが大事。
失敗した時は何が足りなかったのかを探ることで成長する。
自分のことを他者の視点で客観視することをメタ認知と呼ぶ。親とのふれあいが大事。何をしたら喜び、何をしたら悲しむのか、考えることで自分を客観視できるようになる。
外で思い切り遊ばせる。
過保護、自由奔放ではチャレンジする子は育たない。親が安全地帯になればよい。
赤ちゃんを柵つきベッドで囲わずに、外の世界に触れさせる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ散文形式の文章を読むのは苦手である。構造のない論理を主張として捉えるのが得意でない。一方で、一見して散漫とした文章のなかで、螺旋状に議論を深めて行くことで、近づける領域もあるらしい。
本書は後者で、「挑戦する脳」という主題から想像される(私の場合は)、体系だったサイエンスの本というよりは、挑戦するという思考を主たる手段とした、哲学の本に近かった。
アンチからオルタナティブへ。は非常に胸に刺さった。また、リヴァイアサンとしての国家、社会集団の定義も新しい。
全体を通してあとがきが一番面白い。
やはりクオリアや偶有性と幻想としての自由意志の話、とかになると、格段に筆致が瑞々しい。この本は実践的哲学書だが、茂木さん自身はやはり科学者だなと思う。 -
Posted by ブクログ
すべては音楽から生まれる
音楽とは、音がお互いに結ぶ関係性、
神経細胞の響き合いは内なるシンフォニー、ニューロンは眠らず常に瑞々しいシンフォニーを奏で続ける
旋律と戦慄、 私自身が鳴っている、喜びや美の基準、絶対的な座標軸となる、
予測不可能な穴をあける、生きながらにして生まれ変わるような体験
周波数、倍音から生まれる共鳴現象
自然の営みに芸術家の手によるクオリアが加味されたもの
音楽と数学は心と脳の関係につながる
芸術の一形態を越えるmusikeギリシャ語
音楽解釈とは作曲家の心理を理解すること
客席の聴衆にも表現を要求、
経験→記憶→抽象的だが鮮明な質感として育てることができる
クオリア、音自体の姿を意識する、私の知覚を起点・知覚で立ち顕れる、対象に元々備わっている特性を越えた質感を私自身が見いだす、無限定性、
ライブ、生演奏、同じ時間と空間、主体的な感動は二度と戻ってこないが思い出して育てることができる
音楽の至福とは抽象的な本質・核心、わからないなにかに接した時の愉悦、女神が旋律のあわいで微笑んでいる
釈迦の無記、わからないものを断定しないでそのままにする、この沈黙は空虚ではなく感動に充ちている
音楽を鑑賞するのではなく耳をすます、女神の気配を感じ美を一身に浴びる
小林秀雄のモオツアルト、与えられた環境のなかで最善の表現を追求するべき、余計な情報なしで本質に迫る態度を・知りたいという積極的な気持ちをもちつづける
江村哲二の音楽を考える
★耳をすます→ 主観性を掘り下げる→安らぎ喜び解放感→クオリアを鮮明にし今ここから私を解放→新しい発想や感動→知性や教養へ育ち生きやすくする術となる
モーツアルト効果とは、好きな音楽を聞き喜び楽しみ脳を活性化させ生への取り組みを前向きにすること
ザルツブルクはモーツアルトにとって美のクオリアか、一つの啓示、不朽の美は地上的基礎・土地の固有性から誕生する
子役デビュー、真価をわかってくれる聴き手ハイドンへ辛酸から生まれた果実である息子・曲を捧げた、
生の深みに潜む暗黒を突き抜けたところに誕生した光、暗黒・わけのわからないものすらも抱え込む力のある音楽
作曲に膨大で精力的な思考や努力を注いできた
形而的
シューベルト、ウィーンの郊外ドイツ歌曲、等身大で生身の温かさ
めまぐるしく動き続ける世界にあって忘れがちで盲点な当たり前の大切なものを奏でている、生の営み、深い人間に対する洞察力と思索、啓蒙に対する幻想
森は生命の源、適正なサイズの共同体を背景として新しい生命が生まれてくる、シューベルトサイズ
劣等感、不幸が感受性を深める
音楽になにを感じられるかは人生とともにどのような経験をどれくらい積んでいるかによって変わる
むきだしの姿で思いがけず投げ込まれた音楽との間に調和が生まれたらいくつになっても新たな航路への発見となる
非常に複雑なネットワークが構築された脳内では、休むことのないリズムの発生とビートの融合によるシンフォニーのような現象が常に起きている
一次元では数量化できていたものが数量化できなくなる。波動と音楽、ニューロンの活動と意識、脳内現象と社会現象
偉大な音楽が生む濃密な時間の流れに匹敵するような密度でものを考えたい、
音楽は生活の隅々にまで存在している
私たちはものを考えることによって常にリズムを生み出せる
わからないなにかを自覚せず追いかけることで感化作用のある指揮者、不良設定問題であるがゆえの自律性、音のクオリアを能動的に生成するための言葉に変換する能力
言葉にならない
あらゆる言語は意味はわからなくても音楽として聴くことができる
意味に囚われている人と話すと息苦しく堅苦しい
音楽は意味から自由であり生命運動に近い
脳が不可視のなにかを無限に追い求めなにかを考えることが私の喜びや生命運動となり生きるということにつながっていく、聴覚に勝るとも劣らない想像力の重要性、
耳をすます私たちを音楽が抱きしめてくれる
渋谷のNHKホール、
ウィーンの楽友協会ホールのシュテープラッツ、国立歌劇場シュターツオパー
丸の内の東京国際フォーラムでのラフォルジュルネ -
Posted by ブクログ
読書録「すべては音楽から生まれる」3
著者 茂木健一郎
出版 PHP新書
P17より引用
“だが、絶対的な座標軸ーーーたとえば「喜びや美の基準」と
いったものさしーーーーが自分の中にあれば、日々の難事や苦し
みは、ずいぶんとやわらぐものである。”
目次から抜粋引用
“音楽は微笑む
音楽との出会い
音楽と創造力”
脳科学を中心として多方面で活躍する著者による、音楽の素晴
らしさをたたえた一冊。
著者の音楽との出会いから音楽プロデューサーとの対談まで、
音楽と人が生きる事との関係を情熱的に書かれています。
上記の引用は、生きる事の基板としての音楽について書かれた
項での一文。最上の音楽は人生の座標軸になると著者はいってお
られます。大学院生時代からクラシックコンサートに行き続けて
いた著者だからこその考えだなと思います。
著者の人生の基盤はクラシック音楽ですが、他のなんでもいい
ので、しっかりした基準・基盤を自分の中で作り上げたいもので
す。
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Posted by ブクログ
読書録「ひらめきの導火線」3
著者 茂木健一郎
出版 PHP新書
P68より引用
“だが、どんな人でも、「小さなひらめきを書き続けること」で、
大きなひらめきにいたることができるのだ。
小さなひらめきを捨てず、ひらめきの裾野を広げていくには、
億劫がらずに手を動かして「書く」ことが大切だ。”
目次から抜粋引用
“ひらめきはだれもが持っている
ひらめきのネットワークを広げる
ひらめきのルートを鍛える
ひらめきのパフォーマンスを高める”
脳科学を中心に多方面で活躍する著者による、何かを創り上げ
るためのものの考え方のコツについて記した一冊。
みんなでするひらめきについてからこれからの時代に向けての
考えまで、情熱的に書かれています。
上記の引用は、ひらめきを書き留めることについて書かれた項
での一文。何かを思いついて覚えておこうとすることが、脳への
負担となって次のひらめきを邪魔すると、どこかで読んだ気がし
ます。著者の他作品かもしれません。
三人よれば文殊の知恵ということわざを、実践するための方法
を書こうとすると、この著書が出来上がったという感じがします。
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Posted by ブクログ
この本は脳科学の知見を一般人にも分かりやすいように、生きる上でのTipsという体でまとめたものである。短いので簡単に読める。
最近ことに気になるのは正常と異常の無理な線引きなのだが、我々は全てその境界にいるが、生活習慣や行動により他者との関係性をより良いものにしたり、ウツから脱しイキイキと生きているのだということだ。
それなりの功績を残している人の行動や伝説にはギョッとなるような内容も多いが、脳科学としては理にかなっているのである。
自らのコンフォート•ゾーンに居続けるために、避けている何かは、自分の限界を自ら決める制限になっているかもしれない。
週、月、四半期、年で振り返ることも成長には必要な行動であるが、自分の檻を知ることが必要だと改めて思った。