【感想・ネタバレ】脳の中の人生のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日ごろふっと感じる感覚を
脳科学の視点で
教えてくれる。

「そっか、脳ではそんなことが起こっていたのか!」って。

そして、

脳の機能をうまく使って
楽に生きる方法がわかります。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

目と目が合うこと、すなわちアイコンタクトが、脳の活動に影響を与える最も重要な要素であることが分かった。女性がこちらを見ている写真に対してだけ、脳内において、好ましい事として認識するメカニズム「報酬」を表す部分が活動する事が明らかになった。
アイコンタクトすること自体が、他者との関係において報酬(うれしいこと)になるという事は、人間のコミュニケーションを考える上で、大切なヒントを提供してくれる。
フェルメールの真珠の耳飾の少女 → 平穏と情熱の心地よい温度差。

内臓感覚の重要性
ダマシオは、内臓から多くの情報を得ている中脳をはじめとする情動系の働きが、「これはいけそうだ」「これは駄目そうだ」という人間の直感を支えていると主張するのだ。その意味で、理性と感情を対立的に捉えていたデカルトは間違っていたというのである。

不確実さを前にして、快感物質ドーパミンを放出している。
不確実さを前に、いたずらに萎縮することなく、それを楽しむ事が、よりよい生き方に繋がる。

社会が複雑化する現代では、一人の人間が複数の状況を引き受けなければならない傾向がますます強まっている。マイルドな形で多重人格を持つ事は、このような時代に適しているのかもしれない。
もっとも、その一方で、「私は私である」という自己同一性を保つ事もとうぜん、必要だ。状況に応じて少しずつ違う自分を出しつつ、しかも自分であり続ける事が、よりよく生きるための秘策である。

子供の中にあるチャレンジ精神が十分に発揮されるためには、一定の条件がある。
ボールビーは、第二次大戦後、恵まれない児童のための施設でボランティア活動をした。その中で、幼児の発達にとって、父母などの保護者が与える真理的な安全基地の存在が必要不可欠であることを見出した。子供は、保護者が見守っていてくれるという安心感が会って、初めてその探究心を十分に発揮できるのである
大人にとっても「安全基地を確保する」という命題と、「新しい可能性を探索する」という命題を両立させる事が必要。

イギリスでは、明示的なルールの代わりに何があったかといえば、担当者の『判断』である。人間の判断能力をルールと同じように信頼し、大切にする。
イギリスは非成文憲法の国である。「人間の判断はルールでは書けない」という事は、実は人工知能の研究者が長年の努力の結果、学んだ苦い結論である。ルールでしか動けないコンピュータが判断力で人間に追いつけない理由はここにある。

恋人の写真を見ているときには、批判的に相手を判断する際に使われる前頭前野をはじめとするいくつかの領域の活動が、低下している事が明らかになった。
愛は、他者への警戒心を解除する。愛は私たち人間がパートナーを見つけ、子孫を残すために重要な役割を果たしている。
夏目漱石の短編『趣味の遺伝』の中に、自分の子供が家庭にいる間は、かけがえの無い『若旦那』なのに、制服を着て学校に行くと、机を並べるほかの多くの子供たちと、さほど変わる点がなくなってしまうことを嘆く一節がある。世間の中の相対的な位置づけなど関係ない、自分の子供は、絶対的に愛しいと思う親心を見事に描いている。

私たちは、普段、人間は特別な存在だと思い込んで暮らしている。その思い込みのために、気がつかないことが、たくさんあるのではないか。生物学的に言えば、サル類、霊長類との進化的連続性は否定できない。人間も、結局は動物の一種として行動する。『ケータイをもったサル』として人間を観察したときに、初めて見えてくる生物学的事実があるのである。
 新幹線で東京に戻ってきて、液の中を歩く人たちを見ると、やはりサルに見える。自分自身を含めて、服を着て、ケータイを持って話しながら二足歩行する奇妙なサルの一種に見えてくるのである。

テレビゲームに問題があるとすれば、それがあらかじめルールの決まった障害を『クリア』する事だけを競って、ルール自体を工夫するメタ認知のプロセスがかけている点かもしれない。
 遊びのルールを工夫する必要があるのは、つまりは他者が存在するからである。テレビゲームも、対戦モードなどの他人がかかわる場面でルールを交渉する余地があれば、メタ認知のプロセスを活性化させられる。

時代は変わり、従順で真面目に働いているだけでは、一国の経済は成り立たなくなってしまった。新しいアイデアで起業した人が、巨万の富を得て、社会も活性化させる。そうでなければ、国が立ち行かない。日本も、ユニークな個性を持った人間が輩出するようでなければ、将来は暗い。
 ネアカであろうがネクラであろうが関係ない。自分の個性を追求する『変人である事の自由』が認められなければ、創造性など発揮しようが無いのである。
 人の目を気にしすぎては、新しい事など出来ない。日本でも、そろそろ『変人である事の自由』が流行しても良い頃である。

他人の心の状態を読み取る、前頭葉を中心とする『ミラーシステム』の働きにより、人から人へと感情は簡単に伝わっていく。他人が沈んだ気分でいると、なんとなくこちらまで憂鬱になってくるのは、そのためだ。

「世界を俺のものにした!』と思っても、『世界が誰のものでもかまわない』と浮世離れした思索を重ねてきた科学者たちの成果を使わなければ、欲望が実現しなくなった事は面白い歴史の展開だ。

生徒が質問して、先生が答えるというところに教師の醍醐味があると思う
そこから新たに学ぶことはある。
学ぶ楽しみは、自ら積極的に取り組んで始めてわかるのである。ゆったりと楽しむ事が大切なのである。

現代における『ロマンティック』な生活は、実は科学の含有量99パーセントなのだ

新生児にとって、母親をはじめとする保護者との関係は人格形成において死活的に重要な役割を持つ。産まれたばかりの赤ん坊でも、母親が微笑めば微笑み返す。これを『新生児模倣』という。

「そもそも、いまや、日本語で何かを表現している事自体が鎖国のメンタリティなんだよね」
日本語の言論空間が閉じているという事である。
世界に開かれていてこそ、日本語の可能性も生きる。「この文章は、翻訳されて、世界中の人に読まれるかもしれない』と思うだけで、独善に陥らないですむのではないか。


0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

読売ウィークリーで連載したコラムをベースにしたエッセイ集なので、気軽に読めるし専門的な内容でも平易な言葉でわかりやすい。 以下引用。 「新しいものを生み出すことは、何かを思い出そうとすることに似ている」 ひらめくためには、脳がある程度「退屈」しないとダメなようである。 車に乗って運転しているときに、車が自分の体の延長として感じられる、いわゆる「車両感覚」も、車という道具にボディ・イメージが拡張されるプロセスだと考えられる。 言葉とは、他人と自分の心を結ぶ「鏡」のシステムの産物なのである。 人間の脳は、自己完結しない。 さまざまなエピソード記憶が蓄積されてくると、それが次第に脳の中で編集されて、「意味記憶」が立ち上がってくる。蓄積されるエプソードが質量ともに充実すればするほど、そこから編集される意味も豊かなものになる。 他人の心の状態を読み取る、前頭葉を中心とする「ミラーシステム」のはたらきにより、人から人へと感情は簡単に伝わっていく。 創造性の促成栽培はできないのである。 などなど。折にふれる話題もバラエティに富み、読み物としても面白い。脳科学への入門としては、圧倒的に手頃。興味のある方、ぜひお薦めします。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

これを読んで、小説を読んで素敵なことばに出会い、何かに気付いて感動したりした時のように心がうきうきした。自分の考えの幅が少しだけ広くなった気もし、心(脳)にまだまだ『知る』すきまを与えてくれる一冊。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

各章2、3ページごとにテーマが変わっていき、その多くが自分のツボにハマった。『思考の補助線』よりかは全然読み易くて、飽きもこない。茂木さんの文体は何となく好きだ。

0
2011年06月04日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
脳と人生の結びつき―当然すぎるこの関係は、これまで不思議なほど論じられてこなかった。
真に“合脳的な”人生術の数々を、世界の最前線で思考し続ける脳科学者がやさしく講義する。
テレビでも人気沸騰!あの茂木先生が、人生の愛で方を特別授業。
「アタマがいい=記憶力が良い」は本当?
“脳を鍛える”ために本当に必要なこととは?
ひらめきはどうすれば訪れやすくなる?
英語などをうまく学べるようになるコツって?
男女の脳に差はあるの?
脳と人生の結びつきを、世界の最前線で思考し続ける脳科学者がやさしく講義します。

[ 目次 ]
第1章 脳の可能性を誤解していませんか?
第2章 「豊かな感情」がつくり出すものを知ってますか?
第3章 能力ってどういうものなのでしょうか?
第4章 「世界の中の自分」を楽しんでますか?
第5章 創造性のインフラを整備しませんか?
第6章 精神を世界に開いてみませんか?

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2010年06月01日

Posted by ブクログ

読売ウィークリー連載の科学コラム。最新の脳科学の成果が非常に平易に書かれていて面白い。脳研究は脳が脳を理解するというメタ構造になっている。メタ構造故のフィードバックの際限無さもまた「脳的」なのだろう。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

久々の新書だったので読み方を忘れてた。
いらない部分もたくさんあったけど、すごく刺さるフレーズが多くあって、割と良いと思う。
安心と探索のバランスを大事に、いろんなことに挑戦していきたい。
自分がぎことないと感じるときこそ、成長しているときなんだなぁ。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

すごく忙しくて、本を読めるのは出張中の飛行機の中くらいになりつつある。この本も、ものすごく示唆に富んだ本で、じっくりと読んでみたいのだけれども、読み飛ばす感じで読み終えた。それでも、かなり印象に残っている部分は多い。脳科学というのは、面白い学問である、というくらいしか書けないけれども、かなり面白い本。お勧め。

0
2011年07月25日

Posted by ブクログ

脳みそってほんま不思議やな〜!!
この本で特に述べられていたのは
ゆったり時間をすごすことの大切さ。
なにもしないことも、なんでも脳の刺激になるんやな〜。
やりたいことをやってみよう。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

「脳」の視点でみた日常をエッセイ風アプローチで描かれている。 第六章『精神を世界に開いてみませんか?』がお気に入り。  茂木さんはやわらかでロマンチックな脳の持ち主なのだろうと思えた。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

脳科学とおもしろいトピックのコラボレーション。内容もさることながら、伝えたいこと×難しいこと×読みやすさ、という書き方も秀逸

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

『変わらなくちゃが探究心を殺す』衝撃的なサブタイトルです。 世界一受けたい授業にも出演されている数学者 茂木健一郎 さんが書かれている本です。脳研究をしている私もふむふむと思いながら読んでます。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

理学系の脳科学者が、最近の脳知見をもとに、人生や生き方について考えている。ふむふむなるほど、的な所もあるし、いまいちやな、ちょっと説教くさいかな、的な所もある。と思った。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

この本は脳科学の知見を一般人にも分かりやすいように、生きる上でのTipsという体でまとめたものである。短いので簡単に読める。
最近ことに気になるのは正常と異常の無理な線引きなのだが、我々は全てその境界にいるが、生活習慣や行動により他者との関係性をより良いものにしたり、ウツから脱しイキイキと生きているのだということだ。
それなりの功績を残している人の行動や伝説にはギョッとなるような内容も多いが、脳科学としては理にかなっているのである。
自らのコンフォート•ゾーンに居続けるために、避けている何かは、自分の限界を自ら決める制限になっているかもしれない。
週、月、四半期、年で振り返ることも成長には必要な行動であるが、自分の檻を知ることが必要だと改めて思った。

0
2014年01月18日

Posted by ブクログ

脳科学の最新の話題・・・をコラムとして展開する
中で、人生を語ろうとする・・
非常に読みやすく、わかりやすい・・

『クオリア降臨』を読み始めたときに、
いったい、ナニモノ? この文章の使い方は・・
とおもって、沈黙せざるを得なかった・・
これで4冊目であるが、やっと・・
『脳科学』の話題が整理されて書かれているので、
ほっとしたのだ・・

日ごろ、考え、感じて、・・・いるほとんどが 
『私の脳』という存在があってこそである。

地球に誕生したさまざまな生物の流れのなかで、
サルとなり・・・そして、連続的にニンゲンになる・・・なかで、
脳は発生し、はぐくまれ・・・そして受け継いだ。

脳は・・・
記憶 感情 認識 他者との関係 創造性 そして自分という存在・・・
にかかわっている・・

1000億の細胞が、休むことなく・・・細胞の自発的な力で・・
心という巨大な宇宙に・・・情報を取り込み、編集し、発信している。

考えれば考えるほど、不思議な力を持っている。

いまがあったとしても、未来はいつも不確実である。
そういう・・生き方をするがゆえに・・・
不確実にどう対応するのか・・・
を脳の機能として、備えている・・というのは・・
やはり、コンピューターと違うわけですね・・
環境の変化に対応する能力を持つということにつながる。

生きているというのは、不確実性と同一かもしれない。
直感とは・・思いつきである。・・・
思いつきのままいうというのも人間らしいことなのだ。

『感情のエコロジーの多様性』というのがおもしろい。

『愛する人を前にした人間は、相手を社会的に評価したり、
その性質を批判的に見たりするような方向には、
脳を使っていない』110p

これまた、すごい話ですね・・
愛するということは、ちょっと違った景色が見えるようだ。

アイコンタクトによって、ドーパミンが放出される
ということから、
ドーパミンが・・批判的にみないことになるのかも。
脳は、報酬を受けることによって、無防備になる。

0
2016年07月17日

Posted by ブクログ

コレについて書いてるって感じじゃなく、
いろんな話をくっつけて、まとめてみたら、
人生ってのは脳の中にあるもんだなぁってノリ。

深く納得するような話はなかったけど、
まぁ、脳科学に興味あるなら読んでていい。

0
2011年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 生きている中で、どうしてもうまくいかないときというのはある。自分の才能に自信を失ってしまったり、目標を見失ってしまったり、やる気が出ないということは誰にでもある。
 そんなとき、不安や怒り、イライラなどの感情が出てくることは、ある程度避けられない。
 負の感情から抜けだす方法はいくつかあるが、小さな成功体験を持つ こともその一つである。
 どんなに小さなことでもよいから、自分が楽しめて、達成感を持つようにできることの没入するのがよい。その結果得られるささやかな成功が、脳をかえていくのである。
 脳の中では、何らかの成功体験=報酬が得られると、そのような結果をもたらす原因となった行動にさかのぼり、その回路を強化するような学習が起こる。情動系で働く神経伝達物質が、そのような学習を促進するのである。
 達成感を得る手がかりは、必ずしも社会的に評価されるものでなくともよい。自分で満足できることや、身近な人にほめてもらったり、喜んでもらったりできるような、そんな小さなことで十分なのである。
 どんなちいさなことでもよい。「やってよかった」という達成感を得ることで、脳は確実に変わっていくのである。

0
2013年04月21日

Posted by ブクログ

これは以前レビューした茂木さんの本、
「それでも脳はたくらむ」の前編に当たる本。
三部作のうちの一作目。
旅行前に読んだ本なので、
いささか記憶があやふやではありますが、
「それでも脳はたくらむ」と変わらず楽しめた本でした。

0
2011年08月18日

Posted by ブクログ

不確実性を感じる脳はドーパミンを堕している。
ひらめくには、周りの環境に脳が退屈していることが多い。
科学は、わからないことに注意目する醍醐味がある。わかっていることに注目するよりは。
わかりやすさを科学に求めすぎている。
適度な時間のゲームは脳に悪くない。
記憶はエピソードと共に覚えるのがよい。
英語は、単語ではなく文として、エピソードとして覚えると良い。
ど忘れを思い出すのと、創造力働かせるのとでは、脳の働きがにている。
一つのことに打ち込む変人がいても良い。
国語入試問題は、メタ認識を鍛える。
たまに突飛なことをするもの良い。
たまにゆったりするのも良い。
わかりやすいだけでは駄目。わからないことを楽しめ。
目的とは違う発見もあるので、意識せよ。
小さなことでも成功体験を積むのはよい。

0
2011年02月13日

Posted by ブクログ

読売ウィークリーのコラムをまとめたものなのかな?2,3ページの話が独立しており、本書を通しての主張というものは特に内容に感じなかった。1つ1つの話は面白く興味深い。

0
2011年01月04日

Posted by ブクログ

茂木先生のお話はブログの音声ファイルで何度も聞いているので新しい話はなかったが、本書は正に「茂木エッセンス初級編」という感じなので(個人的感想)少し整理することができたかしらと思う。内容は浅く、広くという感じなので茂木さんにあまり触れたことのない人にも読みやすいだろう。


茂木さんのお話で特に面白いのは「ミラーニューロン」の話だ。「ミラーニューロン」は他者が行動するのを見ているときも自分が行動しているときも同じように作用する。スポーツ観戦をしているときを思い起こせば少しは実感が持てる。この働きが、人が他者を理解しコミュニケーションを図る上で重要な役割を担っているらしい。逆に考えれば、人は多様な他者に触れることで自分ひとりでは出来ない経験が出来るし、また自分が触れる多様な他者、自分自身を映し出す他者の反応などから自己反省することも出来るはず。このあたりの話は経験的になんとなくわかる部分ではあるが、脳科学の研究から後押ししてくれるのが茂木さんの話を聞いていて有難く感じる部分だ。

0
2009年10月15日

Posted by ブクログ

面白かった。
臓器である脳を優しく解説してある。
ひらめきこそがいつ何時でも最も大切で喜びを味わえる一瞬と言えると気づかせて頂いた。
茂木氏の他の著作も読み漁ろう。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

高校の時に著者である茂木さんが講演にいらっしゃる機会があって、その時に“予習用”として買わされた本。
当時は何となくおもしろい程度の感想だったが、2回生前期に受講した哲学基礎論1で認識論に触れるうちに読みたくなり再読。

なんだかんだで自分が動物好きな理由は「人間(あるいは他者)に対する興味」に由来してるんだなーと大学にきてから感じているのだが、やはり認知科学は面白いと思った。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

脳科学者、茂木健一郎の脳科学に関する本…。と思ったら軽く自己啓発本だった…。
しまった!新書の7割は自己啓発本だった!!!
私は自己啓発本と言うのが苦手だ。800円くらいで人生変わるなら苦労しないし。当たり前の事しか書いてないから。
その当たり前の事が出来ないから駄目人間なんだよー!!!
でもちょいちょいある脳科学の話は面白かったです。
もうちょっといっぱい知りたかったな。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

脳と人生の結びつき―当然すぎるこの関係は、これまで不思議なほど論じら
れてこなかった。真に“合脳的な”人生術の数々を、世界の最前線で思考し
続ける脳科学者がやさしく講義する。

0
2011年07月16日

Posted by ブクログ

人生の愛で方(いかに生きるか)を、最新の脳科学を引き合いに出しながらの小論集。

まえがきに「人生という具体の海に飛び込まなければならない」とあったんですが、このまえがきだけは、後から読み返してみてもさっぱりわかりません。こんなことで、以後、どこまで付き合えるか心配でしたが、本文の方は、全テーマ2〜3ページに要領よくまとめてあり、わかりやすかったです。
印象に残ったお話として、
1.京都で有名な「哲学の道」を歩いても閃かなかったのは何故か?
2.最近、よく目にするようになったセレンディビティという言葉の意味。使い方。
3.「世界は誰のものか」と問うてみる人間性
4.日本の科学離れは、いたずらにわかりやすさだけを追求し、わかったことだけをおもしろおかしく紹介するメディアの風潮によるところが大
といったあたりでした。
なお上の第4項は著者の天に向かっての唾になっているように感じた私はひねくれ者でしょうか。
2007/4/1

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

「世界一受けたい授業」などTVでも活躍している脳科学者 茂木 健一郎さんの本。シンボル化、メタ認知のところなんかは、なるほどなぁと感動した。全体的にさらっと書いてある為、不完全燃焼になる話もちらほら。まあ、こんなもんかねってことで、★3つ。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

我々の周りで日常的に起こる事象や、我々の心の動き、考え方などを脳科学の観点から著者なりの意見を加えつつ解説。脳を鍛えるというよりは、より人生を楽しむための処方箋に近い。

0
2009年10月04日

「学術・語学」ランキング