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この地上を満たす美しい旋律に、耳をすます。脳科学者が解き明かす、音楽の神髄。音楽――「music」――は、古来よりあらゆる芸術をつかさどるものとしてあった。そればかりではない。生命原理と創造性の本質にも通じているのだ。人は胎児の頃より外界の音を聴き分け、脳の中では常に交響曲のような働きが起こっている。すばらしい演奏に接する時、私たちは「内なる楽器」を鳴らし、「生命の躍動」は強まる。そして人生とは、自分だけのハーモニーを奏でることなのだ。快い音楽を聴く時、脳では何が起こっているのか。名曲の創造の影にあるものとは。名演奏の記憶はどのように処理されていくのか。シューベルトはじめ、モーツァルト、ベートーヴェン、ウェーバー、ワーグナーetc. かつて《未完成》との印象的な出会いをした脳科学者が自らの経験と知をもとに語り誘う、音楽の喜び、その新たな地平。ルネ・マルタンとの対談を収める。CDガイド付。
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Posted by ブクログ
茂木健一郎氏はいう
『私たちの生命は その始まりから音楽に包まれている』
ではじまる・・・
この本は 音楽とは何か を茂木氏の自己体験をつうじて、
わかりやすく 語られている。
茂木氏は
『私たちの脳の「内なるシンフォニー」は
「外から来るシンフォニー」とトキメキに満ちた出会いを果たす』
『音楽の本質を理解することは、
生命なるものの芯を見据えることと同じである。』
私の生活には 音楽という存在がなかったような気がする。
ときおり 妙に音楽がほしいときがある。
多分 心理的に落ち込んだときが多いのだと思う。
そういうときに、音楽はじっくりと こころ に染み渡る。
ラ・フォル・ジュルネをプロデュースするルネ・マルタン氏は言う
『私は人間を信じている。・・・
私のとって音楽とは、最も美しい言語なのです。』
ラ・フォル・ジュルネは、
音楽がむき出しで裸になって
登場する音楽の祭りだという・・・。
一度 その中にしたりたいものだ。
茂木氏は言う
『音楽とは その空気中を伝わる振動が、
一秒間に繰り返されるところの周波数を利用した芸術である。』49p
『いかに、どれだけ、耳をすませられるのか。
人生は、その勝負にかかっている。』48p
音楽 それは心を揺り動かし
心に豊穣を与える・・・。
そして、人生が大きく変わる。
こころという内面の充実 が。
茂木氏は言う
『音の奔流の中に身を浸し、吸い込み、響かせ、根づかせようとしても
ほとんどのことは手の間を砂がこぼれ落ちるように過ぎ去ってしまう』
そんな時間を つくれると いいなぁ。
茂木氏は 音楽 を まったく違った視点で見る
ニンゲンは 音楽に包まれ・・
自分の 未完のシンフォニーを 奏でながら
生きていく
Posted by ブクログ
茂木健一郎さんの脳科学の本です。
茂木さんが大好きなクラシック音楽を通して「クオリア」
を研究するようになったきっかけや脳が音楽とどのように
密接に結びついているか、それが自分の人生にどのように
影響を与えてくれるかなどが書かれています。
クラシック音楽は嫌いではないのですが、ほとんど聴く
機会がありませんでした。茂木さんの本を読んでいると
生の演奏を、演奏者と一体になって自分の体を鳴らして
みたいと思いました。
最後に「ラ・フォル・ジュルネ」という音楽祭を主催さ
れているマルタンさんとの対談も面白いです。
今年は茂木さんも企画に参加されるとの事。ゴールデン
ウィークに東京で行われる音楽祭で、私も行ってみよう
かと考えています。
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