茂木健一郎のレビュー一覧
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茂木さんのエッセイ。脳の本かと思うと違うのでご注意を。読んでみると、話題にされることやキーワードに見覚えや聞覚えのあるものが多かったりします。そういう言葉や知識を少々補完してくれるような本でもあります。
脳科学者でテレビでのおなじみの茂木さんのエッセー集です。軽くて読みやすい文章。
面白い雑談をきいているような感覚で読めてしまいます。
いろいろな事象の受け止め方が、ちゃんと地に足がついている感じでこなされていて、
読んでいても、「そうだよなぁ」とか「なるほどなぁ」とか
うなづいたりしながら読めます。
きっとこの人の本には脳科学についての難しいものもあるかとは思いますが、
こうやって物事が噛みくだかれてシェアしてくれるような本は良いですねぇ。
ん?・・・しかしなんだね、噛み砕いてもらってシェアしてもらうなんてのは、
離乳食を与えてもらう赤子かよ、おいらは!って言いたくなるな。
そう、この本は、読者を赤ちゃんにしてしまう恐るべし離乳食本なんです!
あぶあぶ、あばぁ。 -
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英語を学習する目的を改めて感じさせてくれる。英語を楽しむフローの状態をどうやって作るかがKSFである。
英語を勉強するには、英語と恋に落ちないといけない。
そしてモチベーションは、危機感からも発生。
■英語に対する誤解は?
①翻訳すること=英語の理解ではない。翻訳はとても難しい。
②スピーキングは出来なくて当たり前。ブロークンでも自分なりでしゃべる。『フローの状態』(チンセントミハイ)へ。
③PRETTY GOODは“まあまあ”の意味。
■どういった勉強法が良いの?
①鶴の恩返し。『読む』『書く』『聞く』『話す』の動作を総動員。
②継続学習。
③赤毛のアンを英語で読む(茂木流)
④英語を音楽のように楽しむ(サンデル、ニュース)
⑤TWITTERを英語でやる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
創造力、独創性、個性とは、天賦のもの。
そして、日本人には乏しいもの。
―そんな「思い込み」を消し去るところから、すべては始まる。
天才やスーパースターに頼る必要はない。
あらゆる人に開かれた、思考と発想の力を飛躍的に向上させる方法とは?一見かけ離れたかのように思える「トヨタ」と「ノーベル賞」の共通点に、ヒントは隠されていた。
閃光のように偉大な創造や発明はいつも、日々の小さなひらめきを共有し積み重ねた先に生まれる。
知の現場を駆けめぐる著者が照らす、新たな可能性の地平。
[ 目次 ]
第1章 ひらめきはだれもが持っている―「点火」を妨げるものはなにか(ひらめきはみんなのもの 「日本人には創造力がない」というフィクション 「日本人には個性がない」というフィクション 「日本人には独創性がない」というフィクション)
第2章 ひらめきのネットワークを広げる―「みんなでやる」が燃やす炎(ひらめきのロングテール ひらめきはみんなで共有する ひらめきは平等である)
第3章 ひらめきのルートを鍛える―炎を灯す「ものの考え方」(総合のフィールドで闘う 「すごいチーム」のつくり方 独自の強みを発揮する)
第4章 ひらめきのパフォーマンスを高める―「意欲」が照らし出す先(脳が活性化する環境とは プレッシャーが喜びに変わるとき 終わりなき探求)
終章 日本を新時代へ導くために―可能性に火をつける(十一歳の敗戦 敗戦者の系譜 明るくさわやかに負ける インテリよ、外に出よ! 新文明への胎動 日本の可能性の中心を見きわめる)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
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脳科学者と中国文学者の対談。
欧米を追いかけてきた日本をあっさり抜き去った中国は、独自の進化を遂げた国だ。独特のバランス感覚で55の他民族をまとめ上げる中国のリーダーは尋常ではない力量と度量を持っている。
いま世界が中国に注目するのは、欧米とは異なる普遍を持っているからだ。
科学は一神教の宗教観が根底にある。20世紀、科学の進歩とともに欧米の文化が世界を席巻したのは偶然ではない。アジアは多神教だ。そのアジア的宗教観を根底にしたもう一つの普遍が中国にはある。
そして、日本は古来より中国の文化を取り入れ、そして20世紀は欧米の文化を取り入れた。いわば東洋と西洋のハイブリッドになる可能性を秘めているのが日本だ。 -
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筆者の音楽(クラシック)に対する偽りのない愛がひしひしと感じられる。カジュアルな服装をした者や学生風な者が集まり、ただ静かに流れてくる音楽に耳を傾けた楽友教会、「ラ・フォル・ジュルネ」で聴いた≪田園≫、そこでは「未知の自分」を新たに発見することができ、自分の生きる現実世界を再構築してくれた。また、NHKホールで聴いたシノーポリの≪未完成≫、高校時代に学園祭で上演した≪魔弾の射手≫から得た言い表すことのできないような感動は、記憶を成長させ、まるで目に見えない「道路」や「空港」のようなインフラを脳内に作り、感受性に磨きをかけてくれた。
こうした音楽体験を茂木はふんだんに語り、その音楽の持つ強力な力を説いている。音楽との出合いは小難しい脳科学理論や数量値など関係なく、私たちに素晴らしい影響を与えてくれる。自身の体験から茂木は読者にそう教えてくれるのである。
クラシック音楽好きのぼくとしては、とても興味深い本だったし、実際手に取ってみてこの音楽を体で感じる茂木の態度に深く共感し、音楽の素晴らしさを再認識する本となった。