茂木健一郎のレビュー一覧
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[ 内容 ]
太陽の輝き、朝のコーヒーの香り、小鳥のさえずり…私たちの意識は鮮やかな質感(クオリア)に満ち満ちている。
物質である脳が、心の中に、そうしたユニークな感覚を生み出すのはなぜか?
そして、すべてを感じる存在としての「私」とは何ものなのか?
人類に残されたこの究極の謎を解きほぐす鍵は、他者との関係性の中でダイナミックに変化する脳のはたらきにある。
既存の科学的アプローチが解明できずにきた難問に新境地を展開する画期的論考。
[ 目次 ]
1 心と脳のミステリー―クオリアと同一性(「私」の心をめぐる問題 「あるもの」が「あるもの」であること 「同じこと」と「違うこと」)
2 「私」とい -
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[ 内容 ]
物質からできている脳に、なぜ意識が宿るのか。
それなら、究極のコンピュータは意識をもつだろうか。
それとも、脳とコンピュータはまったく別物か。
脳とコンピュータを比較しながら、認知、知能、意識の根本に迫る、脳科学とコンピュータ科学のユニークな入門書。
[ 目次 ]
第1章 脳とコンピュータはどう違うのか?
第2章 コンピュータの動作の実際
第3章 脳の動作と機能:反応選択性
第4章 ニューラルネットワーク
第5章 ニューラルネットワークの数理
第6章 脳の中の生成のプロセス
第7章 コンピュータ内で情報はどのように表現されるか?
第8章 神経活動による情報のコーディング
第9章 -
Posted by ブクログ
ジンセイにおける自己実現を果たしたとき
分かりやすく俗っぽい達成基準(ヨノナカで言う夢?)が二つ
1 ichiroと色んなカチカンとかについて語り合えるようになっている
2 プロフェッショナルに出演する
要するに、ボクのパフォーマンスとか カチカン・ビジョンについて
社会的に認知されて関心を持たれるほどにはなっていたい ということ
前置きが長くなりましたが
2つめの夢プロフェッショナルの司会者 茂木さんの一冊。
これ、かなりの良書です。オモシロい♪
脳について そしてココロについて
科学で解明したいんダ!という熱い議論が展開
いわゆる認知科学っぽいアプローチで
ココロ=脳でおきている -
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● 彼が1905年に発表した特殊相対性理論の論文には、一切の引用文献がなかった。
● 「戦争は、まず一方にとってものごとがうまくいくだろうという希望である。それから他方にとっては悪くなるだろうという期待となり、ついで他方はよくはならないだろうという満足となり、最後にどちらにとっても悪くなったという驚きに変わる」アインシュタイン
● 速さが時間と空間の関係で決まる以上、光速度が一定であるという前提で話を進めた場合、これまでの時間や空間に関する考え方を根本的に変える必要がある。それが、アインシュタインの特殊相対性理論の提示であった。
● つまり「物質があれば、その質量(エネルギー)によってま -
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いろんな物事に目を向けて、新しい見方を得ていく。それこそが「感動」であると思います。そしてそのために必要なのが創造性です。
創造性とは、芸術家が描き出すものだけをさすわけではない。人々が日常に日々生み出す、工夫や発見、改善、なんでもが創造そのものだと著者はいう。そうした創造性の源は「感動」することにあるという。
「感動」することは、体験や経験から得られるから、きっとその「感動する」気持ちや素直な心、気持の余裕が大切だと思う。もうひとつ著者が言うのは「意欲」。
常に「感動する」ことを大切にし、たくさんの体験を生かし、自分の中に蓄積する。そして、「意欲」をもって、新しいものを創造しよう、チャレン -
- カート
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試し読み
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茂木先生のお話はブログの音声ファイルで何度も聞いているので新しい話はなかったが、本書は正に「茂木エッセンス初級編」という感じなので(個人的感想)少し整理することができたかしらと思う。内容は浅く、広くという感じなので茂木さんにあまり触れたことのない人にも読みやすいだろう。
茂木さんのお話で特に面白いのは「ミラーニューロン」の話だ。「ミラーニューロン」は他者が行動するのを見ているときも自分が行動しているときも同じように作用する。スポーツ観戦をしているときを思い起こせば少しは実感が持てる。この働きが、人が他者を理解しコミュニケーションを図る上で重要な役割を担っているらしい。逆に考えれば、人は多様 -
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茂木さんの本、どんどん読みやすくなってきていると思います。
『三四郎』や金子みすゞから、どんどん世界を広がっていって、でもそれをすっぽり包むこむほど広いのは実は頭の中(はち)という展開に、ずっと昔から、みんなわかってたんだな、ということを知る。
世界は、驚くほど広い。でも、自分のなかは、もっと広いんだよ。
自分のなかについて、もっと注意深くあっていいのだと思った。
P172-173
相手のコアな部分が引き出せた瞬間は、えもいわれぬ快感が走りました。(中略)そのうちスタジオ内であろうがなかろうが、人との会話に同じような快感を求めるようになったのです。
八百屋さんの店主からは季節感を教わ