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歓びも悲しみも、そして眼前に広がる世界のあり様も──人生のすべては物質である脳の中の現象にすぎない。ならば、脳とは私にとっての牢獄なのか。脳内現象である人間の心とは何か。この難問に挑むには、自身の脳がとらえた世界をより深く「感じる」ことから出発する以外にない。本書は、怜悧な科学的知性と熱情あふれる文学的感性とを駆使して新たな世界像を描く試みだ。著者の純粋な出発点に位置する記念碑的エッセイ。
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Posted by ブクログ
「なぜ、あのオレンジ色の街頭が、オレンジ色とわかるのだろう」 「「知る」とこよりも、「感じる」ことのほうが大切なのではないか」 「素晴らしすぎるからといって、それが本当でないとということはない」 深い、洞察を感じる一冊でした。 著書が出た当時、今の自分より若い歳で、こんなにも情緒豊かな生き方を...続きを読むしてる。 人は、考えることで、ここまで知性豊かになれるんだなー。 「この世界は、死んでいった可能性で満ち溢れている。」 今あるもの、より、選ばれなかったもの、に光を。 深い深い、愛と哀を感じました。 最後に、 「あれだけ私を悩ませながら、本人はけろりと忘れている。」 こうやって本書は締めくくられる。 近くで見ると悲劇、遠くから見ると喜劇。 ほんとうにユーモアに溢れ、いい時間になりました!
人生というものは、すべて、脳というわずか1㎏の臓器の中でしか存在しないという。それでは、夢や幻想と現実の区別はどのようにされているのか。宗教や臨死体験・体外離脱といったオカルトチックな事にソフトな批判を加えながら、人生とは何かを提示しているエッセイ。読みやすく、表現も上手なので、なかなかの一冊だと思...続きを読むう。
茂木健一郎の著作を読むと、知的好奇心が刺激されます。 こちらは結構取りとめのない内容にも見えますが、 30代の彼が生きること、死ぬこと、を彼の経験や興味から読み解いたエッセイ。 最初はなかなか入りづらかったけれど、最後の方は思ったより入り込んで読めました。 なんだか目から鱗なコンテンツが満載です。 ...続きを読む 「生きる」こと、それ自体が究極の目的になるのである。 そう言ってしまえば、そうなんだよね。
養老さんの本も好きだけど、茂木さんの本もいい。 雑誌CREAの「セレンディピティ」の連載を見て思い出した。 脳の話て幸せになるために必須ではないかと思います。
脳科学者茂木さんが33歳のときのエッセイ。あとがきによると本当は臨死体験についての考察になるはずだったそうですが、書いている間に茂木さんのこの世界に持っている興味、人が自分、他人、世の中などこの世のすべてを認識する<窓>である脳に興味をもったのがそもそもどういうところから出発しているのか、興味の方向...続きを読む性がどうしてこういう切り口なのか、その原体験みたいなものが垣間見れてとても面白かったです。読んでいて、例えるならば毛穴から文章の意味がするするっと入ってくるような、そんなような気持の良い感じで読みました。
茂木氏はいわゆる学者の言葉を使わずに、分かりやすくストレートに語りかけてきます。と思って、「クオリア」について知りたくて数々の作品を眺めてみたのですが、なかなか難しい。その中でも読みやすい本です。
死生観について自分の考えを持っておきたいと思い、信頼を寄せる著名人である茂木さんのエッセイ(結構知育とか脳科学の本ばっかりのイメージだったので興味が湧いた)を読んでみた。 いくつか印象に残った話があった ・母と仏壇:死んだ後墓に入ろうが入るまいが、そんなに気にならんとおかんに話したらギャン泣きさ...続きを読むれた話(後日おかんはこの話を忘れているというエピソードがある from あとがき) ・人間が幸福であるための条件:PCがハイスペックであれば処理が早い、とかそう言う単純なピースの組み合わせで人間の幸福は定義できない。特に文学や芸術は、人間がただただ幸せになる過程を見せるより、むしろ破滅的な期間や、その間に生まれる感情を掬い取り、不思議な味わいを生み出している ・今:「今」という概念はあらゆる学問の中でとても重要であり、しかしながら人類が知を持ってからの認識が一切変わっていないものであるほど難しいものだということ。 ・生と死と時間の不可逆性:死ぬことの恐怖について、死と痛みの関係について恐怖するより、死んだ後に自分が生きていた(=もう自分が生きてない)世界が平然と続くことの方が怖いだろうと言う話 ・ウサギ:実験でうさぎを殺す時、確実に命にとって取り返しのつかないポイントがあり、その境界をまたぐことは恐ろしいこと。死刑制度では境界をまたぐのは判決を下す人間ではなく、現場の人間であるという矛盾についての指摘をしていて、まさにそうだよなと思った。 ・宗教的天才:今日ではスタンダード化されたようなフォーマットを生み出した芸術家や発明家はたくさんいるが、母数的には宗教的天才の方が一番生まれづらい。 この本はもともとは臨死体験や脳科学をテーマに連載をしていたものを本にまとめると言う企画から始まったらしく、読んでいて妙にまとまった文章もあれば、当時の茂木さんが即時的に書いたであろうみずみずしい文章もあり、少し忙しい印象があった。 本人も当時にしか書けなかったような等身大の文章を綴ったと語っており、エッセイというのはやはりこういう実際性ゆえのみずみずしさに溢れているから読んでいて楽しいのだなあ、と思った。 自分の存在を強く認識しているほど、時間の流れを遅く感じる、という一行が妙に忘れられない。
私の心の中で起こることのすべては、私の脳の中で生じるニューロンの発火によって引き起こされている「脳内現象」にすぎないー この命題に途方もないロマンチックさを感じた。
茂木さんの本読んだことあるんで真新しくはないんだけど、脳科学の話ってのは面白いもんです。宗教的天才は滅多に出てこない話とか、過去と未来の時間感覚の違いとか。 話変わって普通に考えたら茂木さんみたいな死生観を誰もが持つと思うのよ、死んだら墓なんかいいからって。でもおれの周りの人はそうは考えないのよね。...続きを読む人それぞれってのはそうなんだけど不思議と思って。
分かりやすい哲学書のような感じ。 科学に立脚した視点が分かりやすく、「魂」などの語るのが難しい概念をほどいていく。文章からマイナスイオンが出てる感じ。
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