【感想・ネタバレ】すべては脳からはじまるのレビュー

あらすじ

「アハ!体験」「偶有性」など、脳科学研究で世界の最前線をひた走り、テレビ出演等も多数、まさに現代日本のルネッサンス人として八面六臂の活躍を続ける著者。氏の、日本という狭い枠を越えた世界標準の視座から繰り出される箴言の数々を講義する、瞠目の第2ステージが満を持して開幕! われわれが日頃陥りがちな相対的思考の隘路を越え“多様性の科学”へと新たな飛躍を遂げるための術を、著者の最新思考と流麗かつエネルギッシュな筆致によって、やさしく授業します。「笑いには心の安全基地が必要」「脳化社会の弊害」「ユーミンの創造性」など。

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Posted by ブクログ

茂木健一郎が読売ウィークリーと中央公論で連載していたエッセイを1冊に纏めたのが本書です。多くの人が心のどこかで抱いている漠然とした感覚を、実に解り易い言葉で形而下させていく彼の才能には、毎回の事ながら脱帽です。本書のキーワードは「多様性」…自然の中の多様性に、私たちの脳の中の複雑系が呼応する。その事実を、お笑い、憲法、ウニの味、ITなど、あらゆる方面から解いていく内容には一気に引き込まれます。盛り込まれているコラムも必見!

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2009年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
お笑いブームから憲法、ウニの味からIT社会まで。
世界に満ち溢れる多様な“クオリア”を愛でつつ、すべてを脳から見つめ、真の様相を明らかにする。
ダイナミックな思考の光が漲る一冊。

[ 目次 ]
第1章 脳の中の「私」は宇宙よりも広い(笑いを支える安全基地 低俗にして高尚な「私」 ほか
第2章 他者と関わることではじめて得る自由と不自由(見える才能と見えない才能 脳にとっての「最大の報酬」 ほか)
第3章 「日本」というシステムは思考の糧となるのか?(「脳化社会」の思わぬ弊害 数字過信の恐ろしさ ほか)
第4章 そこに、多様性の海が開けている(正義の味方は、なぜ男なのか 「紫のふくさ」と「バンザイ!」 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年03月26日

Posted by ブクログ

いまや大人気の茂木先生です。社会の様々な事象に対するエッセイに、時折脳の働きをからめて、読みやすいです。「プロフェッショナル仕事の流儀」で様々な仕事のプロに会って、ますます興味の幅が広がっているように思えます。それにしても本を読んでいる時の脳はどう働いているのでしょうか?様々な感情を呼び起こし、時空を越えて広がっていったり深まっていったり、不思議です。

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2011年07月17日

Posted by ブクログ

【2007/2/3】
ぼんやりとした思いや、まとまらない考えの輪郭をはっきりとさせてくれる茂木さんの言葉。
なるほどノーベル賞に一番近い日本人と言われる人だわ!と
仰ぎ見たくなるフレーズもあれば、
割と普通の人なんだなぁと親近感を覚える場面も。
平易な文章でわかりやすく書かれているので
深く考えずにさらりと読めるのもいい点だと思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

脳科学者茂木健一郎氏のエッセイ。

第一章 脳の中の「私」は宇宙よりも広い
第二章 他者と関わることではじめて得る自由と不自由
第三章 「日本」というシステムは思考の糧となるのか?
第四章 そこに、多様性の海が開けている

あまり章立てと個別のエッセイの内容に深い関係はない。

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2018年10月09日

Posted by ブクログ

必要に迫られて読んだ本。タイトルからして、難しい脳科学の本かと思いきや、内容は想像とは全く違っていた。
エッセイのような軽い読み物。
連載をまとめたものらしく、統一性はないが、それがかえって読みやすい。
気になるタイトルを拾い読みする楽しみ方もある。
脳科学の先生もいろんな事を考えているのだなあ〜と思いながら…。

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2018年08月18日

Posted by ブクログ

雑誌連載コラムの集成なので、内容は多岐に渡るが浅い。クオリア、偶有性と云った重要な概念を理解してから詠むべき。脳化の話は養老孟司に近いものを感じる。

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2015年12月22日

Posted by ブクログ

今までと違う視点から物を見ることを教わった一冊。
自分の学問の軸を持ちつつ、冷静に色々なことを考える姿勢を私も見習いたい。

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2013年12月30日

Posted by ブクログ

これは以前レビューした茂木さんの本、
「それでも脳はたくらむ」の前編に当たる本。
三部作のうちの二作目。

三部作全てに言えることですが、
この三部作は、脳について
初心者向けにわかりやすく書かれたものです。
日々の生活の中から茂木さんが感じたことに対して、
脳科学のエッセンスを散りばめながら書いた
エッセイって感じでしょうか。
茂木さんの感受性の高さに驚かされる一方で、
茂木さん自身の仮説も多く、科学的な根拠が知りたい人には、
この三冊は向かないかもしれません。
念のため。

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2011年08月18日

Posted by ブクログ

茂木さんのエッセイ。脳の本かと思うと違うのでご注意を。読んでみると、話題にされることやキーワードに見覚えや聞覚えのあるものが多かったりします。そういう言葉や知識を少々補完してくれるような本でもあります。

脳科学者でテレビでのおなじみの茂木さんのエッセー集です。軽くて読みやすい文章。
面白い雑談をきいているような感覚で読めてしまいます。
いろいろな事象の受け止め方が、ちゃんと地に足がついている感じでこなされていて、
読んでいても、「そうだよなぁ」とか「なるほどなぁ」とか
うなづいたりしながら読めます。
きっとこの人の本には脳科学についての難しいものもあるかとは思いますが、
こうやって物事が噛みくだかれてシェアしてくれるような本は良いですねぇ。
ん?・・・しかしなんだね、噛み砕いてもらってシェアしてもらうなんてのは、
離乳食を与えてもらう赤子かよ、おいらは!って言いたくなるな。
そう、この本は、読者を赤ちゃんにしてしまう恐るべし離乳食本なんです!
あぶあぶ、あばぁ。

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2011年07月11日

Posted by ブクログ

脳に関連する本が多数出るようになった昨今、茂木さんはそういうジャンルでは有名な人。学生時代に勉強したことがあるため、ついつい関心を覚えて購入しました。

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2010年08月16日

Posted by ブクログ

 正直なことをいうと、社会生活を送っている片であれば、普通に思うことが書いてあります。
 ごく当たり前なのことを脳顔紺っているわけなので、当たり前なのですが。
 意図がよくわからない本です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

読売ウィークリー、中央公論で連載していたエッセイが纏められた本。雑誌で読んでいた内容もあったけど、復習のためにも買ってみた。全体に共通しているテーマは「多様性」を認めよう、ということだったように思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

最近話題の脳科学者。難解な分野を平易な文体と内容でわかりやすく解説してくれる。健康の問題は脳・心の問題と大きく関係している。この分野について勉強することで前向きな思考を身につけたい

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2009年10月04日

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