青崎有吾のレビュー一覧
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短編5篇とおまけからなる裏染天馬シリーズの3作目。
天馬の意外な一面が色々見れたり、登場人物の深堀りがされていたりとよりキャラ達のことを好きになれると思う。天馬がまさかアレにビビるような人間だったとは…完全にギャップにやられた。水族館の殺人に続き天馬と柚乃が周りに揶揄われてたりするのはとても栄養がある。ただ、本当に若干ですが個人的に会話のノリがしんどいと感じるところもあったりなかったり…。
丁寧な描写は伏線の可能性が高いと思って注意深く読んでたけど全然解けなかった。短編だからかよりギュッと伏線が凝縮されており、5篇とも推理パートを読んで「あの描写伏線か〜!」と唸らされた。すごい。
「針宮理恵子 -
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探偵の修行回という滅多にお目にかかれないもの、その内容も面白いものを見れてまずそこだけで高評価。しかし、ハドソンさんリューイより勘がいいな。探偵の資質があるんじゃ……
後半はロンドンの四大浮浪児チームが現れ、これも一筋縄では行かないキャラと展開でリューイ達との関わり方も独特で楽しみ。ここにモリアーティ一味という大人の悪が絡んでくるとなると(既に絡んでるのだが)いったいどうなってしまうのか。
⭐︎5でも良かったのだけど一つ減らしたのはジエンがなぜかえげつないくらいナーフされて全くいいところが無く、それは流石にやりすぎでは???と思ったので -
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前作「体育館の殺人」以上に登場人物がイキイキしていて、プロローグのドタバタコメディからグッと物語に引き込まれた。今回香織がとても
推せる。明るいムードメーカーキャラが見せる真剣な表情、非常に良いです。天馬を信頼してるところも好き。天馬の過去の匂わせ具合が絶妙。なぜ部室に住んでいるのかこの先明らかになるんだろうか。エピローグの天馬は少し怖いと思った。
今回も些細な描写が伏線になっていて、自分では絶対解けないなと思った。天馬、散らばる手がかりを繋ぎ合わせてよくここまで矛盾なく推理組み立てられるな…。前作同様、可能性を一つ一つ潰していくことで、最後にぐうの音も出ない真実が炙り出されるのが爽快。痺れま -
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有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート
錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集
「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う
有栖川有栖らしさの完成度で言うと
『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう
でもまたそれも良しと思える
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有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート企画に参加した作家たちのアンソロジー。
名だたる作家の完成された作品に有栖川先生の幾つかの本をもう一度振り返りたくなるほど。
何も知らされなければ有栖川先生が書いたのでは…と思いそうでもあり、とても楽しめた。
各々作家さんのこれまでのイメージが少し違って見えたりして短編であるのが残念なほどで、もっと堪能したかったという気分。
個性が光り、それぞれの特徴も魅力もあった。
どれも良かったが、一穂ミチと夕木春央が特に好き。
○縄、綱、ロープ〈青崎有吾〉
○クローズド・クローズ〈一穂ミチ〉
○火村英生に捧げる怪談〈織守きょうや〉
○ブラックミラー〈白井智之