青崎有吾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
青崎有吾さんの短編集。
ミステリは勿論、近未来SF、漫画作品の二次創作もの、百合系ノベルetc・・青崎さんのまえがきによると「屋根裏部屋のような」バラエティーに富んだ八話が収録されております。
各話それぞれの味があって良いのですが、特に個人的お気に入りは、
JR福知山線脱線事故を題材にした「加速してゆく」
書き下ろしの表題作「11文字の檻」
ですかね~。
「11文字の檻」は、監獄のような“更生施設”に収容されて、“11文字のパスワード”を当てなくては脱出できないというシチュエーションは、他の方も書かれていますが“水ダウ”の企画(「新元号を当てるまで脱出できない」、「清春の新曲、歌詞を全て書 -
Posted by ブクログ
地雷グリコ以来の青崎有吾さん、やっぱり読みやすいし、キャラづくりは天才的というか、大好きです。表紙が赤いのも好みです。
7話全部面白ーい!とくに『10円玉が少なすぎる』は秀逸!
7話の短編で描かれる事件、推理、解決!
約40ページでよくやるわ!
ハウダニットの倒理と、ホワイダニット氷雨
の2人探偵のバランスがリズム感よく読書を進めてくれます。バイトの女子高生薬子ちゃんも
すばらしいスパイスです。
語り手が毎話変わったり、世界観を少しずつ
広げていく雰囲気は、読者の興味が増していき
ファン化しちゃいますね。
続編あるので読みたいけど、積読あるしなぁ
悩んじゃいますが、多分よんじゃうんだろ -
-
Posted by ブクログ
ネタバレワンシチュエーションの日常の謎を描いた短編集。表題作「早朝始発の殺風景」はたまたま始発に乗り合わせた同じクラスメイトの男女がその目的を互いに探っていく話で、今回の中で個人的には一番お気に入りの短編だった。駅の乗り口や会話の端々のわずかな違和感。そしてLINEのやり取りなど、手掛かりはあくまで電車の車中で手に入るものに限定されており、その真相はどちらも予想外で面白かった。男の方の「部活メンバーの不法侵入という暴走から身を守るためのアリバイ作り」という真相に反して、女の側の「襲われた友人への復讐」という真相の重さがとてもよく、この釣り合いの取れなさと早朝という爽やかな朝に相応しくないビターかつ苦い
-
Posted by ブクログ
若きシャーロック・ホームズを描く(主人公はリューイ達だが)このパスティーシュ作品、若いとは言え一般的なシャーロックとはまったく異質なシャーロック像(インド系の出自)である事にこれまで全く作中で触れられていなかったのだが……ついにその謎の一端が明かされると同時にいわゆる我々のよく知るシャーロック像との整合性までとってきた。そうきたかwww
そして、この巻で初登場の兄マイクロフト・ホームズのキャラクターがシャーロックより一層様子がおかしくヤバくて好きwww
今回は教養ありそうな浮浪児チーム『舞踏墓地』との共闘で事件に対峙するリューイ達だけど、なに!?また新キャラが大量に追加されるって!?!?