ノッキンオン・ロックドドア

青崎有吾

密室、容疑者全員アリバイ持ち──「不可能」犯罪を専門に捜査する巻き毛の男、御殿場倒理。ダイイングメッセージ、奇妙な遺留品──「不可解」な事件の解明を得意とするスーツの男、片無氷雨(ひさめ)。相棒だけどライバル（？）なふたりが経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」には、今日も珍妙な依頼が舞い込む……。新時代の本格ミステリ作家が贈るダブル探偵物語、開幕！（解説：杉江松恋）

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 徳間書店
• 掲載誌・レーベル: 徳間文庫
• ページ数: 288ページ
• 電子版発売日: 2019年03月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[ブクログ · ★★★★★]

ドラマを見て面白かったので購入。
ドラマと小説は似ているのでここのシーンだ！ってなるので楽しいです。
私は、探偵系はドラマパートが長くて好きではなかったのですがこの小説はドラマパートが少なく、
推理のパートが多いので楽しく読むことができました。
キャラの性格も面白く気に入りました。
途中で事件の略図（？）も描かれているので事件現場の様子がつかみやすかった。

初めて探偵系を飽きずに最後まで読めました。
なので飽きっぽい人にもおすすめです。

色々な事件が出てくるので1冊で結構満足します。
面白かったので2巻目突入。

[ブクログ · ★★★★★]

ドラマが始まるからというのがきっかけでこの本を読み始めたが、こんなに面白いんだとは思わなかった。御殿場くんと氷雨くんとの掛け合いが癖になってしまった。穿地のお菓子のシーンが好きで毎回楽しみだった。御殿場くんの過去についてもこれから明らかになっていくと思うと楽しみで仕方ない？

[ブクログ · ★★★★★]

ドラマが始まる前に購入し、終わってから読む本。私は小説の方が好きになりがちなので、ドラマからが基本。今回のドラマのペアが小説の2人によく似ていて、違和感なく、読み続けられる。
事件そのものよりもそこにある背景や人との繋がり、まだ小説では明かされていない（実はドラマで解明されている）学生時代の確執。人はほんの少しのすれ違いでこんなにも亀裂が入ってしまう。でも相手のことを思えば、亀裂にパテで埋めていくことは可能なんだ。

[ブクログ · ★★★★★]

ドラマをきっかけに手に取った１冊。
なに、これ、すっごく面白い！
倒理と氷雨の探偵コンビ、そして刑事の穿地。
かつて同じゼミに所属していた美影。
基本、２人の探偵のどちらかの一人称で語られるのも面白い。得意分野の違う２人が補い合って、推理をぶつけ合うことで事件の謎を解いていく。
不可能で不可解な事件の謎が明かされるまでの展開に夢中で読み進めていた。
ドラマで見ていた事件でも、文字で読むと違った面白さがある。
原作も『２』があることだし、ドラマもぜひともシーズン２を。

[あああああ · ★★★★★]

表題作が素晴らしい

新鮮味のあるトリックと論理的な解決が好印象。
いかにも作り物っぽいキャラクター造形は好みが分かれるかもしれない。

＃笑える ＃深い ＃タメになる

[ブクログ · ★★★★☆]

　最近ドラマを一気見して懐かしくなり再読。不可能(ハウダニット)担当と不可解(ホワイダニット)担当のW探偵が密室殺人、ダイイングメッセージが絡んだ事件を解決していく短編集で、衆人環視の中行われた毒殺事件の『限りなく確実な毒殺』や謎の会話から思いがけない真相に辿り着く『十円玉が少なすぎる』など遊び心に溢れた作品ばかりで面白かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

キャラの設定、関係性が非常に刺さる。探偵×探偵、最高。短編集であることや、倒理と氷雨の掛け合いが軽妙かつおしゃれでテンポよく読める。お互いがお互いの推理の足りない部分を補い合ってるのが非常に良い。トリックも面白く、些細な描写が実は解決の糸口になっていたという作りが絶妙。同ゼミ4人の過去の因縁について、要所要所で巧みな匂わせをしてくるので、続きがすぐに読みたくなる。

[ブクログ · ★★★★☆]

体育館の殺人以来のシリーズ物。ドラマ未視聴。不可能と不可解それぞれ分担して推理するのか面白い。万能ではないからこそのお互い刺激しあって結論にたどり着ける。あとは、過去に何があったのかに気になるところ

[ブクログ · ★★★★☆]

短編集で読みやすい。
探偵と助手じゃなくて、二人とも探偵って今まで読んだことないかも！
二人の掛け合いや関係性も楽しめる作品。

[ブクログ · ★★★★☆]

テンポの良い連作短編で面白かった。不可能と不可解で補い合って結論に至るのが新しい感じ。
ドラマも面白かったけど小説はよりシンプルで分かりやすい。