青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「体育館を密室に?」と思いながら読み進めましたが、見事なまでに密室になっていて驚きました。
クセのある登場人物の中でも、とりわけクセが強いのが探偵の裏染君。
私が履修してきた漫画アニメと裏染君のオタク話の世代がマッチしていたので、ほとんどのネタを回収出来た気がするので、とても満足。
こんな話をすると「漫画アニメ分からないからやめておこうかな」と思うかもしれませんが、心配する必要はありません。
オタク話は他の登場人物から「何言ってるの?」みたいな扱いを受けているので、オタク知識は一切不要です。
純粋な密室ミステリーとしてお楽しみください。
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Posted by ブクログ
抜群に面白かった!今年読んだ中で間違いなく最高の作品。
「このミス」「文春」「ミステリが読みたい」「本格ベスト10」の4大ミステリランキング全てで1位の4冠。更に山本周五郎賞なども受賞し計8冠を獲得したらしいが、確かにそれに値する面白さだった。
何といっても全ての話のゲームがオリジナリティに溢れていて対戦形式になっており、その勝ち方(解決策)がものすごく意表を突いたアイディアで凡人の私には想像もつかなかった点が素晴らしい!!しかもその全てが恐ろしくロジカルでツッコミどころがない。まさに究極の頭脳戦が繰り広げられる。
「地雷グリコ」子供の頃にやったゲームを題材にしており、勝ち方よりも相手をそうい -
Posted by ブクログ
舞台は平凡な都立高校。しかしその内部では文化祭における「屋上使用権」を巡る熾烈な頭脳ゲーム「愚煙試合(ぐえんじあい)」が繰り広げられていた…というところから物語が始まります。
驚異的な思考力を持つ主人公の女子高生・射守矢真兎(いもりや まと)が、「地雷グリコ」「坊主衰弱」「だるまさんがかぞえた」「自由律じゃんけん」「フォールームポーカー」といったゲームに挑みます。馴染みある遊びにほんの少しの追加ルールを加えるだけで、全く新しい次元の戦略ゲームに昇華され、緻密なロジックと土壇場のひらめきに唸らされる、そんな新感覚の本格ミステリ短編集です。
本作の主人公、真兎は、バトル小説にありがちな、自ら戦 -