青崎有吾のレビュー一覧
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ネタバレ高校でさまざまな勝負が行われる。『愚煙試合』と呼ばれるそれに挑む主人公、射守矢真兎の話。シリーズものっぽいので今後続編も出るのかも。
勝負はよく知る遊びに追加要素を加えたようなもの。地雷グリコ、坊主衰弱、自由律ジャンケン…それらをどう攻略するのか、小説での見せ方とキャラ付けがやはり上手い。対戦者はどちらも頭が良く、ルール内であればイカサマもやるしなんでもあり。それをどう突破するのか、読んでいて面白かった。相手がこうしなかったらどうしてたんだよ、とは思うけども。
他の高校でも似たような勝負をしており、という広がりのありそうな展開でもあるので続きも楽しみに待ちたい。 -
Posted by ブクログ
「ワンシチュエーション&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇」という文言に惹かれて購入した1冊。
どの物語も密室の中でおこる、ちょっとした不思議やすれ違いなどの謎に相対する高校生たちのお話。密室といっても鍵がしまっていてどこからも出入りできない殺人事件が起こりそうな場所…などではなく、始発の電車の中、観覧車にに乗る短い時間、同級生の家など、本当にちょっとした密室なのだ。
そして、場所だけではなく、青春という、ある意味逃げ場のない少し息苦しいような密室の中で過ごす高校生たちの物語なのだ。
二重の密室のなかで苦しい話かと思えば、テンポよく進む会話と青春らしい爽やかさがあり、するすると読み進め -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ホームズ」が、また一人増えた。
『ラングールの戦士たち』編は、「ティプーの虎」をめぐって決着へ。アジットの人格が壊れていく過程に、政務次官ベルファスト・ホームズが関わっていたらしい。シャーロックの兄マイクロフトとは別の、第三のホームズだ。
原作でのバリツは、ホームズが身につけていた東洋の護身術。それを本作は「熊を素手で殺す男」、学生時代の友人として登場させた。技を人にしてしまったわけだ。ならばベルファストも、シャーロックやマイクロフトの性質を人の形にしたものなのかもしれない。アジットの過去から出てきた名前だけに、不穏でしかない。
もう一人、驚かされたのがリューイだった。天然で朗らか、わ