青崎有吾のレビュー一覧
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射守矢真兎さんの物語でした。萌え袖のゆるキャラ女子中学生ですね。ずっと気になっていて文庫化を待っておりました。タイトルから爆破するお菓子のミステリーか?と思いきや、子供頃にやったグ・リ・コ、チ・ヨ・コ・レ・イ・ト、パ・イ・ナ・ツ・プ・ルと叫びながら前に進むゲームだったのですね。少しのルールを加えるだけで楽しさとドキドキが増すのが面白い。その勝敗に大切なものがかかっているのが更なる緊張感になる。
その後も大切なものを賭けた勝負は躊躇いなく進められる。グリコの他にも"だるまさんが転んだ"やジャンケンをアレンジしたゲームはルールを知ってはいるものの当事者になるときっと勝てない。中学生ながら巨額な金銭をベットしなければならない状況に周囲は冷や汗ものだが戦う当人同士はどこ吹く風かといった感じ。
親友の鉱田ちゃんはただの取り巻きと思いきや実は鋭い思考を持つ平凡キャラだったり、ゲームを仕切る塗辺くんの頭脳明晰さは脇役にしては際立つ存在に感じた。逆転サヨナラゲームを見てテンションが上がる方にはとても刺激的な楽しい作品だと思いました。 -
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なるほど。これは確かに”平成のエラリークイーン”ですね。
雨傘というありふれたアイテムが推理の鍵になるという何とも地味な構成。もうクイーンの影響をひしひしと感じる。絶対にドパガキにはウケない。この令和の世で、”読者への挑戦状”なんて突きつけられたからには、憤怒してその場で本を破り捨ててしまうに違いない(偏見)
しかし、クイーン好きは感涙でしょう。
「読者への挑戦状!?うひょー!!」となる変態です。
中二病時代に古典海外ミステリを読み漁っていた自分もその一人です。
よく言われる通り、こういった本格推理ものは論理的思考のパズルゲームの質が先行して、全体のエンタメとしての面白さはイマイチという課題があり、
本作においてはそれを感じさせないと解説では賞賛されてましたが、個人的にはまだ登場人物が記号的だなと感じるし、プロットもあくまで事件解決に至るまでの無駄のない展開をみせる。(もちろん論理の緻密さは素晴らしかったです)
2012年の作品のようですが、その後、本格推理としての質の高さと、プロットの面白さが両立された(個人的)エポックメイキングなミステリーが出てきてることを思うと、ちゃんとこのジャンルも進化してるんだなあと思います。 -
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車に乗るのにこんなに苦労して時間かけて危なげに乗らないと行けないペーパードライバー達は今まで通り歩きの方がいい。本人達も運転したくないみたいだし‥覚悟を決めないと乗れないみたいだし‥絶対向いてない。せめてもう少し癖がなくて、運転し易い車を選べば良かったのに‥あとエアコンも必須。とうとう4人の5年前の事件の真相が明らかになった!最終章だけ読むのに時間がかかった。我らの女傑が良すぎる!1番好き!クールで物怖じしないところがかっこいい☆あのどうしようもない探偵2人組と面白い会話をするとこも好き♪あの癖ありなパオ(探偵2人の車)に「かわいい」とコメントしたのは以外だった。かわいいもの好きなのか?美影の顔面に右ストレートを決めたとことか流石って感じ。
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地雷グリコに続いて青崎有吾作品2作目。普段話さないクラスメイトや部活の先輩と後輩、両親が別居している兄妹が、始発の電車や観覧車、クラスメイトの部屋などそれぞれの青春の密室で繰り広げられる日常ミステリー。短編集であるため非常に読みやすく、どの話も終わり方が爽やかであるため非常に読後感が良かった。
エピローグでは今までの登場人物が全員登場し、物語のその後を窺える場面が描かれている点も非常に嬉しかった。
特に、表題作の早朝始発の殺風景は、2人の間柄の進展がエピローグから想像することができ、爽やかな気持ちになることができたため、そこを含めて個人的に一番お気に入りのお話でした。 -
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青崎有吾と松澤くれはの作品を収録した連作ミステリ作品集『ネメシスⅥ』を読みました。
藤石波矢の『ネメシスⅤ』に続き、小説版「ネメシス」シリーズの作品です。
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シリーズ23万部突破!
連続ドラマ化
主演 広瀬すず 櫻井翔
連続ドラマ「ネメシス」の第七話脚本協力+オリジナルストーリーに実力派著者が挑む!
失踪したアンナの父の手がかりを探す探偵事務所ネメシスの前に垂らされた一筋の糸。
フェイクニュースを操った組織が、すべての事件の黒幕か?
社長の栗田が単身事件を追いかける間に、探偵風真は脅迫状の届いた女優を守るため、舞台俳優デビュー!?
そして新たな仲間・詐欺師の緋邑とともに挑むのは、カジノでの一世一代の大博奕! オリジナル小説&怒濤の展開で贈る第六弾!
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連続テレビドラマ『ネメシス』の第7話の脚本協力として書き下ろした作品と、そのキャラクターをもとにしたスピンオフ小説を収録して2021年(令和3年)刊行された、小説版「ネメシス」シリーズの第6作です。
■プロローグ
■ショーマストゴーオン! 松澤くれは
■カジノ・イリーガル 青崎有吾
“舞台”と“カジノ”という2つの極端な空間でキャラクターの魅力とシリーズの推進力が一気に加速する巻でした……『ショーマストゴーオン!』のドタバタ劇場型ミステリと、『カジノ・イリーガル』のスリリングな潜入劇という、
全く異なる作風が並ぶことで、連作ミステリとしての読んでいて飽きない強さが感じられました。
『ショーマストゴーオン!』は、舞台裏のドロドロした人間関係、アドリブで進行する殺人劇、そして探偵・風真がリアルな立場で舞台に立つという異色の設定……読んでいる側も“演技”と“現実”の境界が曖昧になり、どこまでがショーでどこからが事件なのか、心地よい混乱が続く展開が印象的、、、
脅迫状の相談から始まる物語は、舞台の熱気と緊張がそのまま事件の構造に入り込み、終始ドタバタしながらも、最後はきれいに収束……舞台ならではの混線が楽しめる一篇でした。
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『カジノ・イリーガル』の舞台は一転してカジノという閉じた空間での駆け引きへ……探偵たちが詐欺師・緋邑と手を組み、潜入しながらシリーズ全体を通して追ってきた謎の核心へ迫る、読み応えのある展開、、、
特にアンナのカラリパヤットが鮮烈で、アクションのキレが物語のテンポを一段上げてくれましたね……シリーズを通じた大きな謎が動き出す感覚は、読後に自然と次を読みたい! という気持ちが強まりますが、書庫の在庫はここまでなので、次巻以降を古書店で探してみようと思います。