青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テンポが良く、どんどん話が進んでいくので読みやすかった。警察と裏染天馬の掛け合いも面白く、警察を出し抜いて天馬が先に真実を暴いていくところが爽快だった。
警察のメモや目撃者、容疑者の証言などから時系列も分かりやすく整理されていて、状況を追いやすかった。また、「読者への挑戦」のページがあることで、途中で一度立ち止まり、読者自身も犯人やトリックを考えられるところが珍しく、新鮮だった。
読み返してもう一度挑戦してみたが、結局トリックは分からなかった。真相が判明していく中でページを読み返すと、点と点がつながっていく感覚がとても気持ちよかった。
青崎有吾さんの作品は読みやすいだけでなく、自分でも考えながら読めるのが面白い。ほかの作品も読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
なるほど。これは確かに”平成のエラリークイーン”ですね。
雨傘というありふれたアイテムが推理の鍵になるという何とも地味な構成。もうクイーンの影響をひしひしと感じる。絶対にドパガキにはウケない。この令和の世で、”読者への挑戦状”なんて突きつけられたからには、憤怒してその場で本を破り捨ててしまうに違いない(偏見)
しかし、クイーン好きは感涙でしょう。
「読者への挑戦状!?うひょー!!」となる変態です。
中二病時代に古典海外ミステリを読み漁っていた自分もその一人です。
よく言われる通り、こういった本格推理ものは論理的思考のパズルゲームの質が先行して、全体のエンタメとしての面白さはイマイチという課題があり、
本作においてはそれを感じさせないと解説では賞賛されてましたが、個人的にはまだ登場人物が記号的だなと感じるし、プロットもあくまで事件解決に至るまでの無駄のない展開をみせる。(もちろん論理の緻密さは素晴らしかったです)
2012年の作品のようですが、その後、本格推理としての質の高さと、プロットの面白さが両立された(個人的)エポックメイキングなミステリーが出てきてることを思うと、ちゃんとこのジャンルも進化してるんだなあと思います。 -
Posted by ブクログ
車に乗るのにこんなに苦労して時間かけて危なげに乗らないと行けないペーパードライバー達は今まで通り歩きの方がいい。本人達も運転したくないみたいだし‥覚悟を決めないと乗れないみたいだし‥絶対向いてない。せめてもう少し癖がなくて、運転し易い車を選べば良かったのに‥あとエアコンも必須。とうとう4人の5年前の事件の真相が明らかになった!最終章だけ読むのに時間がかかった。我らの女傑が良すぎる!1番好き!クールで物怖じしないところがかっこいい☆あのどうしようもない探偵2人組と面白い会話をするとこも好き♪あの癖ありなパオ(探偵2人の車)に「かわいい」とコメントしたのは以外だった。かわいいもの好きなのか?美影の顔面に右ストレートを決めたとことか流石って感じ。
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Posted by ブクログ
地雷グリコに続いて青崎有吾作品2作目。普段話さないクラスメイトや部活の先輩と後輩、両親が別居している兄妹が、始発の電車や観覧車、クラスメイトの部屋などそれぞれの青春の密室で繰り広げられる日常ミステリー。短編集であるため非常に読みやすく、どの話も終わり方が爽やかであるため非常に読後感が良かった。
エピローグでは今までの登場人物が全員登場し、物語のその後を窺える場面が描かれている点も非常に嬉しかった。
特に、表題作の早朝始発の殺風景は、2人の間柄の進展がエピローグから想像することができ、爽やかな気持ちになることができたため、そこを含めて個人的に一番お気に入りのお話でした。