青崎有吾のレビュー一覧
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アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。
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予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
有栖川有栖による解説 -
Posted by ブクログ
地雷グリコの青崎さん。デビュー10年目に出版された本作、8遍の短編集。いろいろなアンソロジーに掲載された短編を収録していて、表題作『11文字の檻』が書き下ろし。『your name』は
3ページで終わるという、いろんな作品書いてたのね♪(´ε` )
もともと短編は好きだったのですが、最近は長編ばかり読んでいたせいか、リズムが合う前に終わってしまい、残念という作品が多かった印象。
それでも『恋澤姉妹』や『噤ケ森の硝子屋敷』、
『11文字の檻』は良かった。
『恋澤姉妹』は百合小説と作者は解説するが
よくある恋愛的な百合というより友情、シスターフッド的な描き方と、謎多き恋澤姉妹に惹かれてしまう。 -
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一冊の本をめぐる様々な思惑と導かれる殺意と動機とは
シリーズ四作目、ライトノベルのようなキャラクター設定に対して内容はゴリゴリの古典ミステリというギャップが読み手のわたしの心を毎回惹きつけています。
今回初めてシリーズでダイイングメッセージというものが出てくるが、早々に探偵役の裏染君がダイイングメッセージは意味がないと一刀両断し、あくまでも事件の現場の「事実」から推理を展開し、ダイイングメッセージや動機といった「解釈」の生じるものはそれを裏付けるものとしているところは推理小説として分かりやすさと面白さを両立しているところがあると思う。
だからこその犯人である条件の導き、それに容疑者が適合 -
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短編で語られるべき「深掘り」と「余白」がそこに
裏染シリーズ3作品目は短編集。普段の殺人事件とは打って変わって身の回りの不思議な出来事に対する謎解きが展開されていた。そういった意味でもキャラクターの深掘りや事件と事件の余白、あの後どうなったという語りが見られる。
個人的に今回の作品で魅力度をぐんと上げたのは裏染妹、彼女も兄のような推理力はあるものの兄のような緻密なロジカルには一歩及ばないところを、彼女の信念や周りを思う気持ちなどといったものでカバーしているところが魅力的にうつり、兄とは違った探偵像がそこにあると思う。
柚乃ちゃんの可愛らしさもまた一段と上がり、祭りでのドタバタ劇や教室での -
Posted by ブクログ
余白のやり取りが当時を彷彿とさせる学園ミステリー
学園の中で殺人事件が、殺されたのは正義感の強い放送部部長。様々な遺留品や密室、容疑者たちを前にアニメオタクの探偵と彼を頼る女子生徒の推理が魅力的であった。
この作品は「トリック」として時間や遺留品に着目するといったオーソドックスな推理ものでありロジックを組み立てていくと読み手が真相に辿り着けるような設計になっていた。特に遺留品の意味や密室の真実などは色々な「逆転の発送」や「困難の分割」があり、綿密にプロットが構成されたんだなと思った。
逆にいうと動機や殺害方法についてはあまり考えなくてもよく、そういった意味で複雑なミステリーが溢れる昨今に