青崎有吾のレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済みホームズを読んだことのある人は(あっ…)と察してしまうギミックや、ストーリーには関係のないちょっとした小ネタが随所に盛り込まれています
ギミックがわかってしまったとしてもそれらの使われ方が正典とは異なるので、直接事件のネタバレに繋がるほどではありません
もちろん元ネタがわからなくても十分に楽しめますし、逆にこれを読んでホームズに興味を持ってくれる人もいるかもしれない、絶妙な匙加減だと思います
常人離れした戦闘能力を持つキャラクターが増えてきたあたりから、能力バトルもののような要素が見受けられるようになってきました
新規の読者を引き込むためには仕方ないとは思うのですが、あくまでもメインは推理も -
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平成の時代に起きた出来事をテーマとしたアンソロジー小説。
巻末に平成30年史が載っていて、それを見ると、短いようで本当に色々なことがあったんだな。と感慨深くなる。
収録作品としては、どれも面白かったけど、千澤のりこさんの『半分オトナ』が特に良かった。キーワードは二分の一成人式、児童虐待。
貫井徳郎さんの『他人の不幸は蜜の味』も印象的。
女子高生コンクリート詰め殺人事件、スマイリーキクチさんへの誹謗中傷。
どちらも自分の中で強烈な印象を受けた事件なので、胸が痛かった。
他人を誹謗中傷してしまう人は、間違いなくSNS辞めたほうが良い。
白井智之さんの作品は今回初めて読んだけれど、白井さん作品 -
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青崎有吾さんの短編集。
ミステリは勿論、近未来SF、漫画作品の二次創作もの、百合系ノベルetc・・青崎さんのまえがきによると「屋根裏部屋のような」バラエティーに富んだ八話が収録されております。
各話それぞれの味があって良いのですが、特に個人的お気に入りは、
JR福知山線脱線事故を題材にした「加速してゆく」
書き下ろしの表題作「11文字の檻」
ですかね~。
「11文字の檻」は、監獄のような“更生施設”に収容されて、“11文字のパスワード”を当てなくては脱出できないというシチュエーションは、他の方も書かれていますが“水ダウ”の企画(「新元号を当てるまで脱出できない」、「清春の新曲、歌詞を全て書 -
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作者の青崎有吾は"平成のエラリー・クイーン"と呼ばれているらしいが、ミステリ好きとしては恥ずかしながら今まで彼の名前を知らず、今回初めて作品を読んでみた。
別作品の書評で「いわゆる『本格派』は好きではない」と書いたことがある。この手の作品は謎解きのための手掛かりを厳密に提供し、推理の結果が何通りも出ないようにきちんと"説明"をしなければならない。その分、人物の性格や感情の推移、背景などの描写が少なくなり、私にとっては読み物としての面白さを損ねていると感じられてしまう。
その点、本作は予想を裏切りとても面白かった。本格派としての推理材料を提供し、「読者への -
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本書のあらすじに“平成のエラリー・クイーン”と評される作品とあり、恥ずかしながらクイーン作品はいっさい通ってこなかった身としては、如何なるかなと身構えながら読みました。
読んでみて、いや〜逆説的に本書「体育館の殺人」をしてエラリーを知るといえるくらいガチガチの本格ミステリーだったな!と気持ちよく読み終えました。読後感スッキリ(^^)
まるでたった一通りの解しか成立しない数独みたいに推理が構築されて、理路整然としている。
ただそれだけでは面白味がなさそうだが、冒頭で犯人扱いされてしまう卓球部部長をとるに足りないと思われていた手掛かりで嫌疑を覆してしまったり、探偵役の裏染天馬が突飛でオタクなキャ -
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地雷グリコ以来の青崎有吾さん、やっぱり読みやすいし、キャラづくりは天才的というか、大好きです。表紙が赤いのも好みです。
7話全部面白ーい!とくに『10円玉が少なすぎる』は秀逸!
7話の短編で描かれる事件、推理、解決!
約40ページでよくやるわ!
ハウダニットの倒理と、ホワイダニット氷雨
の2人探偵のバランスがリズム感よく読書を進めてくれます。バイトの女子高生薬子ちゃんも
すばらしいスパイスです。
語り手が毎話変わったり、世界観を少しずつ
広げていく雰囲気は、読者の興味が増していき
ファン化しちゃいますね。
続編あるので読みたいけど、積読あるしなぁ
悩んじゃいますが、多分よんじゃうんだろ