青崎有吾のレビュー一覧
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ネタバレ前作アンソロはエッジが効いた作品が多かった印象。個人的に百合は甘味を求めて嗜むのが好みなので、今作のほうが感覚にフィットした。とはいえミステリ作家が多いので、単に好き→好かれていちゃいちゃ、だけではない工夫?を面白く読んだ。
織守さんの「いいよ」は正に「こういうのでいいんだよ!」(孤独のグルメ的な)とゆっくりじっくり楽しみました。いい百合だった…。
収録順に感想
武田→オチは読めるとしても印象に残る作品。地味なイモ子が大人の女性に磨かれるとか、タイプ違いのかわいい親友に密かに思われてるとか、百合への目配せが嬉しい
円居→これも百合、そうか百合かぁ。面白い。
木爾→アイドル…。文章が今風
青崎→ -
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ネタバレ2巻も面白すぎてだめだった……。わたしはすでに既存であるのものに脚色を加えて、どう持っていくかみたいなところも面白さの基準にしてるんだと思うけど、2巻にしてすでにオールスターみたいになってる。シャーロックホームズ、ルパン、オペラ座の怪人に加えて、切り裂きジャックまで登場するとは思わん。この創作である名探偵や怪盗に、現実の殺人鬼をぶちこむの勘弁してよ、おもしろ。一体何。
そんな最強の矛盾対決みたいな。
こんな濃いメンツばっかなのに、津軽もあやさんもちゃんとキャラ立ちしてるのがすごいよ。
それと同時に、これが創作のキャラで、東洋の怪物で西洋のモンスターで、一応現実にいた殺人鬼みたいに分かるような知 -
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ネタバレ面白すぎる、こんなに面白いの……!!??
青崎さんだったから手に取ってみたけど、もっとライトノベルっぽいと思ってたら、この異能力ばちばにありそうなテイストでちゃんと論理立ったミステリーなんだ!?面白すぎて一瞬で読み終わってしまった。
東洋の妖怪と西洋のモンスターの合わせ技に、世界に名の知れた探偵まで絡めてくるんだもんなあ、面白くないわけないし、どんな頭してたらこんな世界観思いつくんだろう。これ多分元ネタがわかったほうが一層面白いよね。
しかもラストは世界一有名な悪役まで出てくるし、こんなに設定盛りすぎなのに無理があるわけでもない。裏染天馬シリーズが面白くて、読み進めるのが勿体無いからちょっと置 -
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「『人生はゲームだ』なんてふざけたこと抜かすやつを信じちゃだめだよ」(p52)
中学三年の頃、私は何となく一緒に過ごしていた二人の何を知っていたんだろう。あの時の二人は高校生となって、まさか「こんな形」で再会するとは…。
ギャルっぽさを漂わせる女子高生の真兎は、「なにか」を賭けて「なにか」を足して闘う高校生同士のゲームで、今日も相手の裏の裏を読んで仕掛けていく。ゲームの世界に飛び込んだ彼女の瞳に宿る炎は、何に対する怒りや哀しみなのか?
感想です。
私の本棚は青崎有吾さん推しに見えますが、高校生 × ミステリ × コメディ(または恋愛)ならウェルカムであって、結果的に青崎有吾さん作品が多い -
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シリーズ第二作。
ホームズ、ワトソン、モリアーティ、アルセーヌ・ルパン、ファントム・オブ・ジ・オペラ、カーミラ、アレイスター・クロウリー、フランケンシュタインの怪物、ジャック・ザ・リッパー……錚々たるメンツが次々に登場する。
今回は長編一本だが、ミステリパートとバトルパートで綺麗に分割されている。
ミステリパートではルパンとファントムの怪盗コンビから純銀の箱に収められたブラックダイヤモンドを守る。探偵はシャーロック・ホームズと主人公チーム。展開される頭脳戦は流石の一言。
バトルパートではラスボスがその力を見せつける。こちらはいかにも少年漫画的である。
個人的にはもっとミステリ成分多めが好みだが -
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面白かった!!
恥ずかしながら『シャーロック・ホームズ』シリーズに全く触れずにきて深く考えずに本書を手にした私でしたが、予備知識なしでも一切問題なくヴィクトリア朝の英国世界にのめり込んでおりました。
巻末・特別コラムに曰く、きちんとホームズ正典に「ベイカー街イレギュラーズ」という存在は登場するらしく、本作はその「イレギュラーズ」の語られざる暗躍を深掘りし解釈を拡げて描いた作品である。
本作独自の描写として、ホームズは褐色肌で額に印?のようなものが施されていてぱっと見インド人っぽい印象を受ける。顔はシュッとしたイケメン。
イケメンなんだけど浮浪児の靴磨き(主人公)の顔面をいきなり蹴り付けたり意 -
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アンデッドガール第三弾!
第二弾が面白かったので、オーディブル待てなくなってしまいました。オーディブルじゃなくても、津軽と鴉夜の声は坂本悠里さんで再現。今回も静句ちゃん大活躍。筆者さん、だいぶお気に入りやろ?笑
カーミラさんも、戦うよりも女漁りにきていたよね…。
さて、今回は前巻で伏線の張られていた人狼の村です!
ホイレンドルフの人間の村では、村の娘らが次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られていた。
ダイヤの導きに従いドイツへ向かった鴉夜たちが遭遇したのは、人狼によると思われる連続殺人事件。
その村の崖下には、人狼の里が隠れているという伝説があった。人狼を求めてやってきた"夜宴&q