青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!!
恥ずかしながら『シャーロック・ホームズ』シリーズに全く触れずにきて深く考えずに本書を手にした私でしたが、予備知識なしでも一切問題なくヴィクトリア朝の英国世界にのめり込んでおりました。
巻末・特別コラムに曰く、きちんとホームズ正典に「ベイカー街イレギュラーズ」という存在は登場するらしく、本作はその「イレギュラーズ」の語られざる暗躍を深掘りし解釈を拡げて描いた作品である。
本作独自の描写として、ホームズは褐色肌で額に印?のようなものが施されていてぱっと見インド人っぽい印象を受ける。顔はシュッとしたイケメン。
イケメンなんだけど浮浪児の靴磨き(主人公)の顔面をいきなり蹴り付けたり意地悪だったり性格はすこぶる悪い。あれ、ホームズってこんな人なの?
そんな癖強性悪〈シャーロック・ホームズ〉と不屈の反骨浮浪児〈リューイ〉がバディを組み、難事件を解決していくストーリー。
ただ単にホームズが超推理をスマートに披露するだけではなくリューイが靴磨きとして培った経験と洞察力で独自目線の推理を展開していくのもポイント。ひとつの事件から2アプローチを楽しめる満足感。
私はシリーズ未読勢なのでピンと来ていないのだが、スコットランド・ヤードの警官〈レストレード〉や〈アルミニウムの松葉杖〉といったキーワードはホームズファンにはたまらないらしい。そういうの好きよ。
夢中で読み終えた一冊。早く続きが読みたい!
1刷
2024.4.15 -
Posted by ブクログ
アンデッドガール第三弾!
第二弾が面白かったので、オーディブル待てなくなってしまいました。オーディブルじゃなくても、津軽と鴉夜の声は坂本悠里さんで再現。今回も静句ちゃん大活躍。筆者さん、だいぶお気に入りやろ?笑
カーミラさんも、戦うよりも女漁りにきていたよね…。
さて、今回は前巻で伏線の張られていた人狼の村です!
ホイレンドルフの人間の村では、村の娘らが次々喰い殺され、闇夜に少女が連れ去られていた。
ダイヤの導きに従いドイツへ向かった鴉夜たちが遭遇したのは、人狼によると思われる連続殺人事件。
その村の崖下には、人狼の里が隠れているという伝説があった。人狼を求めてやってきた"夜宴"と、怪物根絶のためにやってきた"ロイズ"も介入し、混乱が深まる。そんな中、村に現れた人狼との戦いで、静句が滝に落ち、人狼の村で助けられる。人狼の村でもまた、娘たちが次々と殺されているという。
いやーさすがにそんなに長期間無理じゃね?と思うところもあったけれど、めっちゃ面白かったですね。
よくこんなに方向性のバラバラな色々な人たち(人間の村の人たち、人狼の村の人たち、夜宴、ロイズ、鳥籠一行)を破綻なく操っていけるなぁ!
村の少女たちは誰にどうやって殺されたのか?というミステリー部分もさすがの青崎さんなのですよ!
そして随所に挟まれる小噺やら、カーミラや静句ちゃんのお色気やら、突然始まる"医療行為"であったり、今回あまり出番のないホームズやルパンや一幕だったり、そういうのも好き。
続きも楽しみだー!
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Posted by ブクログ
はい!登場人物!
鳥籠使い一行
輪堂鴉夜…怪物専門の探偵。不死の美少女。首から下がない
真打津軽…半人半鬼のお調子者
馳井静句…鴉夜に仕えるクールなメイド
フォッグ邸
フィリアス・フォッグ…八十日間世界一周を成し遂げた男
パスパルトゥー…フォッグの執事で、彼と共に世界を旅した
怪盗たち
アルセーヌ・ルパン…言わずとしれた怪盗紳士
ファントム…通称”オペラ座の怪人”、ルパンに盗まれて協力者に
探偵たち
シャーロック・ホームズ…世界最高の探偵
ジョン・H・ワトソン…ホームズの助手。医師
教授一派
ジェームズ・モリアーティ…”教授”。ホームズ最大のヴィラン
ジャック…”切り裂きジャック”ロンドンに現れた連続殺人鬼
アレイスター・クロウリー…世界最高の”魔術師”
カーミラ…”女吸血鬼”
ヴィクター…”人造人間”
もうこれだけでワクワクが止まりませんよ!
19世紀のオールスター感謝祭!「アンサーチェック!(島崎和歌子)」ですよ!
さらに怪物抹消を至上命題とする保険会社〈ロイズ〉のエージェントたちも加えた四つ巴の大活劇!
青崎有吾さんの脚色がふんだんに加えられてはいますが、これだけのキャストを余す所なく使い切っての一冊で大満足ですよ
しかも次巻はさらなるスター登場の気配
うーん、楽しみ! -
Posted by ブクログ
面白かったーよ!
舞台設定は以前読んだ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』と全く一緒
で19世紀後半のヨーロッパ
やっぱりこの頃の文学作品は半端ない
そして日本人がそれらの作品をオマージュした作品を描くとより緻密になるな〜と感じた次第
この作品のファンの人はぜひ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』を読んでヨーロッパ人が書いた物語と日本人の書いた物語の違いを楽しんでほしい
で、やっぱり日本人のワタクシとしてこちらのほうが好みというか、慣れ親しんだ感じがするんだけど、ちょっとやっぱり軽い
もちろんこの軽さがこの作品の魅力のひとつでもあるわけなんだけど
そして今回のオマージュ作品は『ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』
どっちも光文社古典新訳文庫シリーズにラインナップされてるんだよな〜
まぁどちらも昔読んだことはあるんだけど
再読したいな〜
でもどっちもけっこうボリュームあるんだよな〜
それにしても19世紀末のヨーロッパでの最高の敵役と言えばやっぱりあの人なのね
よっ!千両役者!