青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。
ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。
特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値打ちもない」
現代のeスポーツやライブ配信の文化が背景になっているので、世界観が理解できると自分が現代人として認められた錯覚が得られて、自己肯定感を満たすのにもちょうどいいです。 -
Posted by ブクログ
倒理と氷雨のコンビが織り成す、不可解と不可能の犯罪を紐解く推理が最高!
ショートストーリーを重ねて物語が展開されるので、1話ずつがサクサク読める。
また、1話が短いにも関わらず、しっかりと読者にも推理が楽しめるように証拠が出されるが、ただ推理するだけでは辿り着けなくて、推理思考を展開して証拠や状況を重ねて見ないと真相が見えない所はとても読み応えがあり、楽しめると思います。
なお、作中で描かれる探偵2人と警察の穿地、犯罪プランナーの美影、この4人の人間関係も物語を盛り上げる重要な要素で今後の展開も楽しみになる。
物語全体的には登場人物の視点で物語を追える点が語り手によって見え方が変わる為読んでても飽きが来ないので、次のページを求めて本をめくる手が止まりませんでした!
日常的会話等も登場人物の個性を見れる良いシーンとして構成されていて、終始とても楽しみながら最後まで読めました!
ミステリ初心者にも取っ付きやすく読みやすい作品に感じました! -
Posted by ブクログ
ミステリ好き、有栖川有栖好きにはたまらない一冊でした!
音楽でよくあるカバー、小説もその手があったか!!
読んでて、あまりにもいつもの小説家アリスだけどちょっと違う文章の香り、、あそうかこれ青崎さんが書いてるっけ、、と不思議な感覚に。書いてる方も新進の好きな方ばかりで。本当にお得な本。
1番好きだったのは「有栖川有栖嫌い」このタイトル面白いって受け入れる有栖川先生の大らかなお人柄が伺えてそれも嬉しい。いや今村さんが書く現代の学生アリスに江神さんもよかったし、火村の女子校潜入話は本家先生では書けないだろう味わい。。やっぱ1番を選べなかった。濃ゆい一冊です。 -
Posted by ブクログ
裏染天馬シリーズ第四弾。
ついにここまで来ました。
読み出したら続きが気になりすぎて、1日でなんとか読み終わった。
シリーズとして続いてきたことと短編集でキャラクター毎の話がいろいろあったこともあり、いろんなキャラが立っている。
今までの長編と違い、最初から天馬が出てくるし今回は他の生徒との交流もかなり多く学園モノ感が強くて楽しい。
体育館と水族館は天馬が出てくるまでが長いし難しくて読むのに気合が必要で時間が掛かったけど、今回はまったくそんなことなくすぐに読めた。
新キャラ(?)の有紗に対しての天馬がずっと優しくて新たな一面が見れて良かったし最後の最後まで天馬がかっこよかった。
以下ネタバレになるかも?
ミステリー要素に関しては相変わらずの1つの物から突き進めて行く感じが面白い。ただ相変わらず読者への挑戦にはまったく勝てず。。
一応考えてみたけど犯人はまったくわからず衝撃的だった。
ただ今までと違って親族がわりと出てくる話だから珍しいなとは思っていたから、そこの引っかかりはもっとよく考えてみるべきだったか。。
犯人の動機が薄いと感じる人もいるようだけど、そもそも裏染天馬シリーズは犯人の動機が復讐とかみたいに分かりやすい動機ではないイメージだし、本来動機なんて本当のところをしっかり語るのかというと語らないのでは?と思う。実際の殺人なんて、コナンみたいに分かりやすい動機ばかりじゃないだろうし、動機の曖昧さというところがよりリアルになっていると思う。
例の本がなくなった理由もずっと謎だったけど、いろんな方向性で予想ができるし、それがダイニングメッセージにもつながっている可能性があるのはアツイ。それを可能性として残して、ハッキリさせないところも気持ち良い。
読者への挑戦からの、最後も答えがない挑戦をされているかのようでそこが素晴らしく感じる。
鍵の国星読んでみたーーーい!
シリーズが続いてきたこともあり天馬の過去にも若干近づいていっているし、正直そこの話はべつになくても良いか?とは思うけど、ゆのがあまりにも気にしているからしょうがない。。
それにしても鏡華だけはどうしてもあんまり好きになれない。鏡華が出てくる話はなんとなくラノベ調が強く感じる。べつにラノベが嫌いなわけではないけど。たぶん現実味のない百合要素を過度に出しているキャラが好きになれない。
続きが読みたいけど、結構前に出たっきり長編が出ていないし、1つは書籍化されていないみたい?とりあえず他作品を読みつつ、新たな館(かん?)シリーズを楽しみにしたい。