【感想・ネタバレ】風ヶ丘五十円玉祭りの謎のレビュー

あらすじ

夏祭りにやって来た、裏染天馬と柚乃たち風ヶ丘高校の面々。たこ焼き、かき氷、水ヨーヨー、どの屋台で買い物してもお釣りに五十円玉が含まれるのはなぜ? 名作『競作 五十円玉二十枚の謎』をモチーフに挑んだ表題作ほか、“若き平成のエラリー・クイーン”が日常の謎に挑戦。学食のすぐ外に放置されていたどんぶりの謎を鮮やかに解く「もう一色選べる丼」、吹奏楽部内でのトラブルを描く「針宮理恵子のサードインパクト」、さらに天馬の妹・鏡華の華麗な謎解きを加えた全5編。『体育館の殺人』『水族館の殺人』に続くシリーズ第3弾は、痛快推理連作集。/解説=村上貴史

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Posted by ブクログ

このシリーズにして短編っていうこともあったのかちょうど読みやすい謎解きになりました!
登場人物もいつもより多くなかった(ほぼいつもと同じメンバー)ので話に入りやすく誰が誰っていう見分けもつきやすくこのシリーズ3作目ですが一番面白く読めました!

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2025年02月19日

Posted by ブクログ

シリーズ三作目。
短篇集が5篇とおまけが1篇入っておりお得な今作。
殺人事件は起きないが、満足度の高い面白い作品。
これまでの2作と次の1作も出てきており時系列で繋がりが見られるのが良かった。

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2024年08月02日

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裏染天馬シリーズ第三弾。今回は妹も活躍?
ちょっとした事件を鮮やかに解決。しっかりとヒントは書かれているのに気づかない。しっかりと論理的に証明されてどの話も納得されられる。面白い。

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2024年06月01日

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ネタバレ

シリーズ3作目!!

サブキャラにスポット当たってるものもあったり、やっぱりキャラが好き!!
短編だけどトリックも面白いし、大満足です!
続編に続く描写や、まさかの最後には父が出てきたり、、?!
続きが楽しみ!

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2025年10月25日

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風ヶ丘高校の夏は賑やかだった。夏休み明けの校内で、近くの神社のお祭りで、ちょっとした謎が起きていた。ある時は柚乃たちに頼まれて、ある時は自ら進んで謎を解き明かしていくストーリー。

裏染くんの仮説を立てる思考力と裏付けを取る行動力、その凄さとダメ人間っぷりのギャップに魅了された。

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2025年09月20日

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短編5篇とおまけからなる裏染天馬シリーズの3作目。
天馬の意外な一面が色々見れたり、登場人物の深堀りがされていたりとよりキャラ達のことを好きになれると思う。天馬がまさかアレにビビるような人間だったとは…完全にギャップにやられた。水族館の殺人に続き天馬と柚乃が周りに揶揄われてたりするのはとても栄養がある。ただ、本当に若干ですが個人的に会話のノリがしんどいと感じるところもあったりなかったり…。
丁寧な描写は伏線の可能性が高いと思って注意深く読んでたけど全然解けなかった。短編だからかよりギュッと伏線が凝縮されており、5篇とも推理パートを読んで「あの描写伏線か〜!」と唸らされた。すごい。
「針宮理恵子のサードインパクト」がいちばん良かった。針宮のフィルターを通して物事が語られるためだいぶ騙された。とはいえ針宮が勘違いするのも無理はないし、吹奏楽部の面々がやったことは褒められたことじゃない気がする。最後、早乙女の呼び方が変わってたのは好き。
人が死なないミステリーだしページ数も少ないけど、密度は高い小説だと
思います。面白かった。

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2025年04月18日

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高校生探偵の裏染天馬が活躍するシリーズ第3弾、前2作も読んでいたので登場人物も懐かしい。短編集でエピソード集のような趣き。最後は妹が謎解きをします。
長編の本格的ものを期待。

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2025年04月04日

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今までの長編2冊とは違って、軽くて読みやすい短編集。
過去の登場人物にスポットライトが当たって掘り下げられていて、更にキャラクター達の魅力を感じた。
おまけの「世界一居心地の悪いサウナ」を読んで、2人の真の関係性が気になります。
あと鏡華ちゃんのキャラがかなり好き。

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2025年01月02日

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**『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』**
**著者**: 青崎有吾

**あらすじ**
夏祭りにやって来た風ヶ丘高校の裏染天馬や袴田柚乃たちは、なぜかどの屋台でも五十円玉ばかりがお釣りとして戻ってくる不思議な現象に遭遇する。これをきっかけに学園生活の中で次々と巻き起こる小さな謎や不可解な出来事を、天馬と彼の妹である裏染茉莉が軽妙に解き明かしていく。舞台は学食、教室、放課後や夏休み。殺人事件ではなく、身近な謎を扱った全五編の短編集。平成のエラリー・クイーンと称される若き名探偵が活躍する、人気シリーズの第三弾。

**感想**
裏染天馬シリーズの三作目も続けて読みました。今回は殺人事件ではなく、日常に潜む謎を解くという新しい趣向の短編集で、これまでの作品とは少し異なる雰囲気を楽しめました。複雑な殺人事件がメインではない分、キャラクター同士の掛け合いや、学園生活のちょっとした謎を掘り下げる部分に焦点が当たっており、登場人物たちの個性がより際立っています。

特に、天馬と彼を取り巻く仲間たちが前作よりも増えてきて、それぞれが独特のキャラクターを持っている点が印象的でした。シリーズが進むにつれて、彼らの関係性や成長も楽しみの一つとなっており、次作への期待も膨らみます。これまでのシリアスな事件とは違った、軽やかな謎解きが魅力の本作は、シリーズファンはもちろん、日常ミステリーを楽しみたい人にもおすすめです。次の四作目も期待を胸に続けて読みたいと思います。

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2024年10月21日

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裏染天馬シリーズのハイクオリティな短編集。殺人ではなく日常の謎。作者青崎有吾の趣味なのか、女性キャラがことごとく百合百合している。

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2024年09月16日

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裏染天馬シリーズ第三弾
このシリーズすごく好きです。
アニメ好きな人も楽しめます!今回は短編集みたいな感じでした!どの謎もよく出来た日常ミステリーで楽しめました!

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2024年07月18日

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探偵・裏染天馬シリーズ第3弾
5篇の短編+おまけ
学園での様々な謎に裏染天馬の推理が冴える。謎解きもしっかりしていて、ちゃんとわからなかった。
そして、みんなの学園生活を感じられて楽しい。高校生してるわ~

特に面白かったのは
「針宮理恵子のサードインパクト」
針宮さん可愛いわ〜。早乙女君とのその後が気になる

「その花瓶にご注意を」
裏染鏡華ちゃんの推理。鏡華ちゃんのキャラが良い。鏡花ちゃんと姫毬ちゃんのやりとりが可愛いわ〜

おまけを読んで、さらに裏染天馬のことが気になるわ〜

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2024年04月22日

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裏染天馬シリーズの第3弾 読みました。
連作短編集でして表紙の夏を彩るお祭りのお話を含めて、読みやすくて面白かったです。
これまた1・2作品の事件とは異なり、登場人物達も凄くいきいきしていましたね。

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2024年02月19日

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当初はこの作品だけ日常系の謎で短編集とのことだったのでスキップしようかと思っていたけど、裏染天馬シリーズにすっかりハマってしまったので即購入。
日常系のミステリーはあまり読んだことがないけど、こちらもしっかり論理立てて真実が導かれる過程がとても面白かった。
あとは体育館などで出てきたキャラがまた再登場するとちょっと嬉しかったり。
天馬と柚乃ちゃんの掛け合いが好きです。

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2024年02月03日

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シリーズ第三弾。

“日常の謎”系の連作五話&“おまけ”が収録されている短編集となっております。

このシリーズは、ロジカルな謎解きに重きをおいているので、日常の謎とは相性バッチリなはず!と思っていたんですよね~。
まさに、その魅力が凝縮されている一冊かと思います。

学食の外に放置された丼の謎を解く、第一話「もう一色選べる丼」。
夏祭りの屋台で、どの店もお釣りが50円玉ばかりなのはこれ如何に・・?第二話(表題作「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」。
彼氏の早乙女君を心配する、針宮さんの不器用な心情が瑞々しい第三話「針宮理恵子のサードインパクト」。
演劇部OBが体験した、抱き合った少女二人の消失とは・・?第四話「天使たちの残暑見舞い」。
天馬の妹・鏡華が、花瓶を割った人物を追求する第五話「その花瓶にご注意を」。
・・・第一話から第四話は天馬のキレキレのロジックを堪能できますし、第五話は鏡華と仙堂警部の娘(!)・姫毬さんとのやり取りを楽しみながら、鏡華の切れ味鋭い謎解きっぷりを見せてもらえます。
個人的には、“おまけ”の「世界一居心地の悪いサウナ」が大好きで、終始ニヤニヤしながら読んでいました。
何だかんだで“似た者同士”の二人のやり取りが面白すぎます~ww、
“彼”が“世界で一番会いたくない相手”ってのも気になるところですよね。

各キャラクターそれぞれ味があって魅力的なのですが、“裏染ファミリー”が一歩抜きんでている感じです(こうなってくるとオカンが気になります)。
ところで、いつになく“百合の香り”が芳しい本書ですが、第四話で柚乃と早苗がやらされていた検証現場を鏡華が目撃したら悶絶しただろうな・・と、ほくそ笑んだ私でした。

あと、これは希望なのですが、針宮さんと早乙女くんの“水族館デート”の話が読みたいです!
それで、デート中に事件(謎)が起こって何故か居合わせた天馬が解決・・みたいな“水族館のほにゃらら~丸美水族館アゲイン~”的な話を、青崎さん是非よろしくお願いします~♪

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2023年12月10日

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裏染君と柚乃ちゃん達に会いたくて手に取りました。裏染君の明晰な頭脳を少し分けて欲しいものです(切実)。少し影がある所もたまりませんね。妹の鏡華ちゃんの推理も冴えています。どのお話も、解決はとても爽快感があります。続きが非常に待ち遠しいです。

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2023年11月26日

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ミステリー書評
読書レベル 初級
ボリューム 250頁
ストーリー ★★★★
読みやすさ ★★★★★
トリック  ★★★
伏線・展開 ★★★
知識・教養 ★★★
読後の余韻 ★★★★★
一言感想:殺人なしのミステリが好な方、青崎有吾著の裏染&袴田シリーズが好きな方にオススメの5編+『おまけ』からなる短編集です。

今回は、ラブコメ要素が強過ぎるくらいのミステリです。殺人事件も起こらずに、のほほん気分なミステリなので気楽に読めます。特に本のタイトルにもなっている「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」が私の好みでしたが、『おまけ』に登場する人物がスペシャル過ぎてこれも大満足でした(笑。

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2023年10月23日

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裏染シリーズ第三弾!
ここまで出てきた登場人物たちをうまく活用した短編集。箸休めかと言うとそんなことはなく、どの短編もおもしろいです。
人が死なない日常謎に目を向けていて、ほっこり系ミステリ好きの私にとっては嬉しい一冊。
ぜひシリーズ通して楽しんでください!

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2023年06月12日

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シリーズ第三弾は日常の謎を解き明かす短編集。
日常の謎も、他では見ない話ばかりの風変わりなものが多く、楽しめました。
なんといっても、短編集との相性が抜群で、あのキャラクターたちで、もっといろんな話を書いてほしい、と思いました。
キャラクターの意外な一面や秘密が垣間見える話もあり、ここまでシリーズ読んできたファンには必見の一冊だと思います。
個人的には「もう一食選べる丼」が、お気に入り。

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2025年11月19日

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短編集で、裏染天馬シリーズのスピンオフ作品。

前二作に登場した面々が、それぞれに見せ場がある構成になっている。女の子が皆魅力なので、それだけでも楽しめる。

いわゆる日常のちょっとした謎を解くものなので、推理は複雑になりすぎず、切れ味は鋭く分かりやすい物のなのでスイスイと読めた。
時に長編になるとページを戻って確認することも多くなるので疲れる時がある。

村上貴史による解説が、丁寧で青崎正吾作品の理解をよく助けるものになっている。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

相変わらずいいねぇ
裏染天馬シリーズ初の短編
今までのキャラクターをふんだんに使いつつ
細かく別れた様々な推理。

今回はもっと日常寄り。

読みやすいかもだけど個人的には長編の方が好みかも。
全部が普段より単純なように感じてしまった。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

青崎有吾の短編集、初めて読んだ。ミステリとしてはどれも面白い。思いもよらない謎解きでよくこんなに綺麗に思いつくなと思う。
ギリギリありそうな範囲な気もする。
ただ、体育館の殺人に比べて、嗜好的な部分がやや強く出ていた印象。作者の趣味なのか、読者に合わせてるのかは分からないけど、ちょっと気になるな〜という感じがした。

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2025年09月07日

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ネタバレ

裏染天馬シリーズの番外編的な作品。
日常にある不可解な謎を推理して解決していく話。
どのお話も短いながらもまとまっていて面白かった。
個人的には針宮さんの話が1番良かった。針宮さんめっちゃ可愛い。
番外編なのもあって色んなキャラの新しい一面が見れたのが良かった。特に天馬。
ブラジャーを見たり、針宮さん達の関係を面白がったり、幽霊が怖かったり、サウナで張り合ったりとちゃんと高校生の男の子なんだなって感じた。
あとは親父こんな形で出てくんのかよとは思った。正直もうちょい引っ張ると思ってたし重い内容なのかと思ってたらめちゃくちゃくだらなそうな内容で笑った。
次回作が早く読みたい。

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2025年08月03日

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天馬シリーズ3は短編。
天馬妹が2つ、天馬父が1つ、と天馬家が少し明らかに。
相変わらず主人公達は個性的な作品。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

シリーズの短編。
謎解きは論理的であるが、ややこじつけ気味である。
謎も日常的なもので読み応えはないが、会話のやり取りは面白かった。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

裏染天馬シリーズ三作目。
シリーズ初の連作短編になっています。

短編なので、内容も素朴な事件になっていて
トリックや動機も複雑ではないので優しいミステリーです。

シリーズが続くごとに、登場人物たちの関係性や
知らなかった部分が垣間見えてくるのも楽しい要素でした。

シリーズを読み終えてしまうのが名残惜しくなるほど
楽しく読めているので、次の作品もの楽しみです。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

1,2に続く3作品目。
短編集と聞いてちょっと物足りなさも感じたが
中休み的にはちょうどいいかも。
ライトな日常の謎ミステリー、小市民シリーズみたいで面白かった。
やはりひょうひょうと謎解きしていく天馬くんがカッコイイ。妹ちゃんもなかなかである…。
最後にちらりと出てくる父との遭遇もインパクトあり。

そして次につながる終わりかたも興味をそそる。

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2025年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

裏染天馬シリーズ第3弾、全5篇とおまけの連作短編集。スピンオフの日常回、けど全編しっかりと推理を楽しめる。おまけで初登場の天馬父、本編での絡みも早く読みたい。ファンとしては各扉絵で登場人物のイラストが見れるのも嬉しい。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

「もう一色選べる丼」学食の食器を戻さなかったのは誰?
「嵐ヶ丘五十円祭りの謎」屋台のお釣りが五十円玉ばかりだったのは?
「針宮理恵子のサードインパクト」早乙女が閉め出される理由とは?
「天使たちの残暑見舞い」教室から消えた2人の女生徒は何処へ?
「その花瓶にご注意を」花瓶を割った犯人は?
「世界一居心地の悪いサウナ」サウナで出会った少年と中年男

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2024年09月15日

Posted by ブクログ

五十円玉二十枚の謎!
よくわからなさ過ぎて解けなさすぎる謎
ここでの結末は子供すぎるけど、表題作だけじゃなくてちょっとしたすれ違いとか環境でそう思えてしまうことがあるなって少し考えさせられたりした。
これはイジメと思うし、そう思われても仕方がないよ、何故素直に事情を話さないの?
って思うことが、世の中に多すぎる

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2024年05月30日

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