青崎有吾のレビュー一覧
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真打津軽と輪堂鴉夜は津軽の半身と
鴉夜の首から下を奪った人物の手掛かり、Mの刻まれたステッキの情報を得て追うことになる。
場面はロンドンへ。
一巻からうってかわり登場人物も一気に増えて話が進む膨らむ。
そこで探偵としてアルセーヌ·ルパンからフォッグ邸の人狼にまつわるダイヤを守ることになり。
ついに“教授„御一行に遭遇。
アルセーヌ·ルパンにシャーロック·ホームズとワトスン。ロイズ保険機構エージェント、諮問警備部からの二名。
それぞれの思惑が交差し場面が広がってしっちゃかめっちゃかだがそれがまた面白い。
津軽と鴉夜、この先どうなるか。続編は刊行されてるので手に取りたい。 -
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今回は本当に宴っていう感じの豪華さでした…!
怪盗と探偵の組み合わせに怪物が入ってきて、それがごちゃごちゃになってわかりにくいわけではなく、論理に従って整理されている感じが良かったです。何よりも文章の雰囲気がどこまでもコミカルというか、まさに笑劇なのでトンデモなことが起きても笑って見過ごせてしまう楽しさがありました。
キャラクターたちがとにかく愉しんでいるのが伝わってお祭り騒ぎのような内容でした。個人的には怪物らしさというより超能力バトルみたいな感じになってしまっているのが少し残念でしたが、どこまでも愉快なミステリって感じが面白かったので良かったです。 -
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さあさあ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!!
今宵は満月、人も狼も踊るがよろしい♪
本作『アンデッドガール・マーダーファルス3』の感想になります。
いやぁ〜、3作目ともなると飽きが来やしないかと思っていたのですがね、人狼村と人間村の壮絶な戦いを前に武者震いが止まりませんよ。
「私に震える体はないがな」
「あれ、師匠?唇なら震わせられるでしょ?」
「お前の歯をガタガタ言わせようか?やれ、静句。」
「はい、鴉夜様。」
「ひぃ〜!!」
とまぁ、本題から逸れましたが今作では人狼がテーマになった長編で、鳥籠使い、夜宴、そしてロイズの三つ巴は相変わらずの格好良さ。後半の大暴動からの真相解明 -
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ネタバレ「その爪先を彩る赤」は、多重人格を装う必要性がよくわからなかった。さらにはあまりに露骨なヒントでねらいが読めなかったなぁ。総じてキャラ設定の意味を十分に活かせていない気がする。長編だと違うんかな?
「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」は、妙に淡々としていたがトリックはよかった。というか、淡々としていたからトリックの良さが際立ったのかもしれない。高校という世界をどのように色づけるかは、世界観だけではなく、トリックの受け取り方まで変えるんだなと改めて思った。
「黒塗り楽譜と転校生」は、転校生って必要?って感じの扱いになっちゃった気がする。タイトルにつけて一定の役割を期待したのだとは思うけど、作品全体 -
ネタバレ 購入済み
高校生たちのありそうでなさそうな空気感が懐かしく、ミステリー要素もあり、おもしろかった!
エピローグで各々のその後が見れたのもよかった! -
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本書は前回読んだアンソロジーと一緒に借りたのだが、青崎さんの作品ってミステリの切り口の面白さもそうだけど、それ以上に若者の心の中の様々な機微を面白くも繊細に描いている事に、とても好感を持ち(軽く扱わないというか)、これを読んで青春時代の素晴らしさを実感する方もおそらくいるのではないかと思うくらい、表現は現代的なのに、どこか普遍性も感じられました。
本書には5つの短編が収録されていて世界観が共通しているものの、それぞれ単独で読めるような、いずれも若者の瑞々しくも、ちょっと切なくさせる会話のやり取りが印象に残る。
「早朝始発の殺風景」
「殺風景」って凄い苗字だなと思ったが、彼女の凄さは苗字だ -
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前作から、10年ぶりの復活となる本書は、創元推理文庫から2020年に発売された、「書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー」の第二弾で、全て1990年代生まれの作家が書かれているのが特徴ですが、どちらかというと、その若さはあまり気にならず、バラエティに富んだ多種多様な作風を、一冊で体感できた喜びが強かったです。
武田綾乃 「その爪先を彩る赤」
演劇部の失くなった靴を捜索する話で、犯人や動機は分かりやすいものの、その後の探偵に絡む、謎解きの細やかな伏線が見事だと思いましたし、そこに潜んでいたのは、探偵と「僕」との間における、稀少な価値観の共有で、こうした自分を認めてくれるような喜びは、学園生活で -
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異形蠢く19世紀末のフランス。人類親和派の吸血鬼が銀の杭で惨殺された。解決のために呼ばれたのは、”怪物事件”専門の探偵・輪堂鴉夜と、鳥籠を持つ奇妙な男・真打津軽。彼らは真相にたどり着くことが出来るのか。
吸血鬼や人造人間、鬼などの異形が存在する世界を舞台としたファンタジーミステリ―です。フランケンシュタインやヴァン・ヘルシング、ドラキュラ伯爵など、多くのフィクションキャラクターが登場しており、作品の垣根を越えて楽しめるエンタメといった感じ。
起こる事件も謎解きも”怪物事件”なので本格的な推理小説とは趣が違いますが、人外の存在設定が詰められているファンタジー小説好きならきっと好きだと思いま -
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若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。
印象に残っているのはこの辺▼
・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。
・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。
・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。
・呉さん