青崎有吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ8編の短編集
どの短編も登場人物が魅力的でした。
そして、作者である青崎 有吾さんの魅力もまた多方向から楽しませてもらいました。
「著者による各話解説」も一緒に読むと、1話毎の味わいも深まります。
名探偵 薄気味良悪に名探偵 水雲雲水。
続編、期待してます。
「加速していく」
当時、福知山線脱線事故をニュースで見た時の衝撃を思い出しました。心底怖いと思った。
改札前で頭を下げ続ける駅員さんと、怒鳴る乗客だか近所の人の映像。どちらについても心底辛かった。
そして、今、その路線の満員電車を通勤に使っている。
忘れてはいけない事を思い出した。
「噤ヶ森の硝子屋敷」
あまりに大胆なトリックにびっくり。
本当に可能なのかしら?曇の日に窓ガラスをじっと見てみたくなった。うちの家の窓ガラスは汚くて無理そうだわ。
「恋澤姉妹」
恋澤吐息と血潮の姉妹に夢中になってしまいそう。
本文そのままに。
『誰もが彼女たちに惹かれる。
その絆に。その強さに。その過去に。その美しさに。その気高さに。その尊さに。その生き様に。その関係性に惹かれる。
わたしたちは彼女たちの人生をそっと覗き込み、物語を切り取り、語り合い、感じ入り、味わい、想いを馳せ、夢想に耽る。
彼女たちはきっと、それを望んでいないのに』
「11文字の檻」
敵性思想の更生施設から出所するには、東土政府に恒久的な利益をもたらす11文字の日本語を答えなければならない。
11文字を導き出すロジックが面白い。そして、主人公のとった行動に胸がすく思いでした。 -
Posted by ブクログ
青崎有吾ワールド全開でした、今作も。
すでに10年前の作品なのですが。
裏染天馬くんの変人っぷりは2作目でだいぶ抑えられてきたというか慣れてきた?感じです。
ほぼ前作と同じトーンなので期待通りの展開。
論理的に犯人を推理していくので、
頭がつかれて、しびれて、気を失うΣ('◉⌓◉’)
面白いんですよ!間違いなく!
でも、寝ちゃうんです。(ツカレテルナワタシ)
繰り返します、面白いんです。
でもね。
今回の殺人事件かなりショックな事件ですよ。
ご想像ください。
水族館で、レモンザメが悠々と泳いでいる
そこにザブン!と飼育員が水槽に入ってきて、
首から血がでてるもんだから、
レモンザメがパックンチョ!
上半身がなくなりましたとさ!
そんなの目にしたら
普通の女子高生はどーなるんでしょう。
青崎ワールドでは、事件解決を手伝います!
新聞部の部長の名にかけて!
そんな女子高生、困ったもんです!
天馬くんも言っていますが、
登場人物が多すぎて、一人一人の個性が印象に
残らないのが辛い。11人の容疑者だもんで
無理矢理特徴つけてる感が否めない。
連続殺人じゃないから、どーしても
増えちゃうのよね、容疑者。
なんだかんだいって
好きですよ青崎作品。
続編読みましょ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ -
Posted by ブクログ
アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。
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予想をはるかに超える名編ばかり
それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!
真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
有栖川有栖による解説を収録。
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2024年(令和6年)に”有栖川ワールド"を自由に使って短篇を競作するトリビュート企画として、文藝春秋の発行する『別冊文藝春秋』と『オール讀物』の2誌に掲載された7篇を収録して、同年に刊行された作品です。
■前口上 有栖川有栖
■縄、綱、ロープ 青崎有吾
■クローズド・クローズ 一穂ミチ
■火村英生に捧げる怪談 織守きょうや
■ブラックミラー 白井智之
■有栖川有栖嫌いの謎 夕木春央
■山伏地蔵坊の狼狽 阿津川辰海
■型取られた死体は語る 今村昌弘
■有栖川有栖による解説
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆! 真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで……「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか!?」と本家も感嘆した豪華トリビュート。
有栖川有栖が執筆したと思うような作品から、これまでの有栖川有栖作品とは少し作風に違いを感じる捻りのある作品まで……有栖川有栖の世界観が再現されたトリビュート作品で、とても愉しめました、、、
そんな中で最も印象に残ったのは、探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュとして秀逸だと感じた青崎有吾の『縄、綱、ロープ』……火村は推理だけで犯人の使用した道具を見抜けるか!? 作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)としてのクオリティが高く、推理部分の完成度も高く、面白かったです。
その他では、、、
同じく作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)のパスティーシュで、火村とアリスが女子高に潜入し、制服盗難事件の真相を探る一穂ミチの『クローズド・クローズ』、
有栖川有栖の本そのものを題材にした作品で、有栖川有栖作品を全て読んでいるのにも関わらず、作品を酷評する男の謎を解く夕木春央の『有栖川有栖嫌いの謎』、
が印象に残りましたね……久しぶりに本家本元の有栖川有栖作品を読みたくなりました。 -
Posted by ブクログ
地雷グリコの青崎さん。デビュー10年目に出版された本作、8遍の短編集。いろいろなアンソロジーに掲載された短編を収録していて、表題作『11文字の檻』が書き下ろし。『your name』は
3ページで終わるという、いろんな作品書いてたのね♪(´ε` )
もともと短編は好きだったのですが、最近は長編ばかり読んでいたせいか、リズムが合う前に終わってしまい、残念という作品が多かった印象。
それでも『恋澤姉妹』や『噤ケ森の硝子屋敷』、
『11文字の檻』は良かった。
『恋澤姉妹』は百合小説と作者は解説するが
よくある恋愛的な百合というより友情、シスターフッド的な描き方と、謎多き恋澤姉妹に惹かれてしまう。ラスト一行、めくって一言・・・、
タランティーノに映画にして欲しい♪( ´▽`)
冒頭地雷グリコを出したのは
『11文字の檻』は私は『地雷グリコ』の青崎さんだねぇ、って思ったからです。最後の謎解きは
少し力技感ありますが、読後感は◎。
一番良かったのは巻末のご本人の解説でした。
青崎さんの館シリーズ、綾辻先生に怒られると思っていたとか、裏話が興味深いぞ(*≧∀≦*)
裏染天馬シリーズを早よ読もう、と思った
読後感想でした。積んでるなんて罪ね。